日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

事業仕分けを、蓮舫にやらせてしまう民主党

2009-11-17 10:01:37 | Weblog
テレビでは、「事業仕分け、事業仕分け」となんだか、ただの仕事の仕分けのような報道のされかたをしていますが、これ、大問題です。

実は、亀井静香さんの言っているように、「事業仕分けは、権力の行使そのもの」-なのですが、つまるところ、日本国の歳出の振り分けメンバーに連立を組んでいる国民新党、社民党の議員を入れないどころか、タレント議員の蓮舫と、モルガンスタンレーのロバート・フェルドマンを入れようとしているのですからワケが判りません。

無駄遣いを削減するというデフレ圧力以上に、緊急経済対策が早急になされればいいのですが、今年中に閣議決定されたとしても、効果が出るのは来年の春以降でしょう。

結局は、補正予算を含めて105兆円くらいだった非常時の国家予算は、民主党によって94兆円くらいにまで削減されようとしています。

日本経済復活の会のコンピュータシミュレーションでは、7年くらい前の国家予算80兆円の時でさえ、50兆円の真水の財政出動(×5年間)を加えて初めて景気回復となるので、当時でも年間130兆円は必要だったわけです。

民主党の経済政策は、明らかな緊縮財政、破壊経済です。

マスコミは、亀井静香さんが少数政党のくせに、色々口出ししてくるような報道がされていますが、返済猶予法案も、現在では民主党の政策だったと主張されていますし、事業仕分けのメンバーにも入れてくれませんし、郵政省と犬猿の仲だった大蔵省出身(いわゆる銀行族)の斎藤次郎氏を、亀井さんが連れてくるわけもなく、すべては小沢一郎氏の意向で、民主党主導の政治体制でしょう。

つまり、民主党主導の政治が行われながら、現在、亀井さん一人が悪役にされて、スケープゴートの役割を受けています。マスコミも視聴者である国民に人気の高い民主党批判はできないので、少数政党の亀井さん一人が批判を受けているわけです。爆笑問題の太田総理の番組を見て、あまりにも酷い偏向報道だったので嫌気がさしてしまいました。

まあ、亀井さんの性格上、そこらへんは覚悟の上なのですけれどね。国民に嫌われようが、財政出動政策、金融緩和政策を行おうとしていますし、中小企業にもうからない仕事ばかりやらせたり、偽装請け負いをやった経団連会長の御手洗氏に説教するなど、正しいことばかりしているので、人格的に立派です。

僕に言わせれば、現代の大塩平八郎か、イエス・キリストのような存在なのですが、ザ・ブルーハーツの曲「リンダリンダ」じゃないですけど、国民に、「いつかは愛の意味を知ってください」といいたいです(笑)

下は、ザ・ブルーハーツ「リンダリンダ」より

『ドブネズミみたいに美しくなりたい
写真には写らない美しさがあるから』

『ドブネズミみたいに誰よりも優しく
ドブネズミみたいに何よりも温かく』

これは亀井静香さんそのものですね。
http://www.youtube.com/watch?v=xz61lCgCnBo