日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

悩みを止める方法

2009-06-28 19:49:47 | Weblog
“心の風邪”では片付けられないうつ病をどう乗り越えるか
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=880778&media_id=34
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D・カーネギーが著書『道は開ける』原題 : How to Stop Worrying and Start Livingで予言していた通り、欝病が蔓延するような現代は、社会的な悩みというものが本格的になってきたものと思われます。

僕の会社でも、会社都合の早期退職の時期を待てずに欝病で辞めた30代の男性がいます。仕事に対する会社のプレッシャーも強くなってきた期間が長かったので、心の病と闘っていた彼は、割り増し退職金が出るまでのほんの少しの期間、休業届けを出せばいいという判断すらできなくなっていたのでしょう。

先日まで、NHKが『ツレがうつになりまして』という藤原紀香主演のドラマを放送終了したばかりですが、外資系の職場など特に人員を減らして過重労働させる現代の職場は、人間の精神にとってかなり危険にな状態になっています。

昨年は、西村真悟さんのご長男が欝病で飛び降り自殺されました。厳格な父親を持つプレッシャーもあったのでしょうが、欝病患者の自殺確率は、通常の10倍にもなるので扱いの丁重さも学習しなくてはなりません。

僕は、『道は開ける』を読むと、鬱についても色々分かってくることもあると思うのですが、

1、悩んでいる事柄を詳しく書き記す。
2、それについて自分に出来ることを書き記す。
3、どうするかを決断する。
4、その決断をただちに実行する。

この要点だけでも、色々分かってくるものと思われます。

以前、NHKで欝病についてスペシャルで放送していたイギリスの薬に頼らない精神療法は、カウンセリングから解決方法を導いていくものだそうですが、このカーネギーの手法に限りなく近いものと思われます。

まず、それが本当に悩むべき事なのかどうかを判断すること。そして、その解決策は何なのか。僕の実感では、これらの手法により10ある悩み事は1にまで減らすことが可能と思われます。

決して簡単なことであるとは言いませんが、自分の思考癖に向き合うことが必要で、要は、抱えている荷物を一つ一つ正確に把握していくことで、悩んでいる自分に押しつぶされないことが大切です。

これは、酒や娯楽、癒しグッズなどから得られる一時的な平穏感とはまったく違い、悩み事を起こしやすい思考癖にメスを入れるという、持続的な心の平穏を得るための手段であると思われます。

僕は『道は開ける』は、もう手あかが付くくらい熟読しましたが、これをヒントに僕には悩み事というものが、あまりないです。

脳科学的に言えば、「悩み事」がスイッチになって、大脳の感情野に不快感を及ぼす脳内ホルモンの変調を起こすことを避ければいいだけなのです。脳内ホルモンの分泌をコントロールできるようになると、快感系の人工ホルモンで薬漬けになる必要も低減できるようになるものと思われます。

その代わりに快感物質を出し過ぎて「躁」状態が多いので、静かにしていたい人たちに、迷惑をかけることもあるのですけれどもね(笑)

地震や、貧困など、あらゆる災害に耐え抜くことができたはずの人間が、「悩み」というちっぽけな心の中の虫に、命すら奪われてしまうのですから、現在健康と思われる人であっても「悩み事」を放置しない方が、賢明であると思われます。


(以下、『道は開ける』より抜粋)

・私たちはまれに襲ってくる人生の嵐や、雪崩や、雷鳴にはなんとか生き延びて行くが、ただ悩みという小さな虫、指でひねりつぶせるほどの小さな虫によって、心を食い破られていないだろうか。

・記録を調べてみよう。ししてこう自問するのだ。不安の種となっている事柄が実際おこる確立はいったいいくらくらいだろうか。

・私たちは長い人生を歩むあいだに、どうにもならない不愉快な立場に立たされることが多い。それはどうしょうもない。選択は私たちの自由である。そういう立場を天命として受け入れ、それに自分を順応させることができるか、あるいは、一生を台無しにしてまでも反抗し、神経衰弱になるかのどちらかである。

・ここに私の尊敬する哲学者ウイリアム・ジェームスの名言がある。「ものごとをあるがままの姿で受け入れよ。起こったことを受け入れることが不幸な結果を克服する第一歩である」

・盲目であることは悲惨ではない。盲目状態に耐えられないことが悲惨なのだ。(ジョン・ミルトン)

・実のところ私は、価値に対する正しい判断力こそ真の心の平和をもたらす鍵であると信じている。そして私たちがいわば個人の金本位制、人生という尺度で測る際に絶対的な価値基準なるものを確立しさえすれば、私たちの悩みを半減させることができると信じている。

・悩みに対して「ストップ・ロス・オーダー」という歯止めを用いよう。一つの問題に対してどの程度まで気にかけるかを決めて、その限度を超えたら忘れてしまうこと。

・3分の1の会社重役は、45歳にも達しないうちに、心臓病、消化器系潰瘍、高血圧によって自分の肉体を破壊している。何と高価な出世の代償ではないか。しかも今なお代償を払い続けている。会社で昇進しても、胃潰瘍や心臓病にかかって、はたして成功者と言えるだろうか。全世界を手中に収めたとしても、健康をなくしては元も子もないのではないか。全世界を自分のものにしても、眠るにはベッド一つで十分だし、食事は1日3回でよいのだ。

・医師の犯している最大の過失は、心を治療しようとせずに、肉体を治療しようとしていることだ。しかし、心と肉体はひとつのものであり、別々に治療できるはずがない。

・真の心の平和は、最悪の事柄をそのまま受け入れることによって得られる。

すき家で、朝食しながら考えた

2009-06-28 10:09:15 | Weblog
今日はすき家で、みそ汁鮭牛皿定食(ご飯大盛り無料サービス)を食べて、530円(500円優待券1枚+現金30円だけ)を支払い、かなり満足。外食をしながら食費を浮かせられるので本当に助かります。

すき家の親会社であるゼンショーは5万円程度の株券で、優待券と配当金を併せて6500円の利回りになるので、これは実に年13%となっており、長期ホールドしておいて損は無いと思います。

銀行預金の金利が高くなったといっても、住友SBIの1年定期が0.9%なので、その14倍ものパフォーマンスがあるのですから、100年に一度の大不況には力強い味方ですね。

景気回復の為には日銀は本当はゼロ金利にしなければならないのですが、金利を上げることは与謝野馨を元とする権力者達の夢なのですね。

デフレを解消させない限りインフレには決してならないのですが、万が一ハイパーインフレーションの大不況になって紙幣が紙くずになっても、俗に言われている金(きん)資産よりも、株の方が資産価値を維持できるのだそうです。

まず潰れないと思われる東京電力の配当は、1.5~2.0%もあるので不安感のある人でもこれならオッケーでしょう。このように100年に一度の大不況でも配当を出すわけですから、株を買わない庶民の家計がおかしくなるのは当たり前です。

しかし、権利日について知らなかったので、マクドナルドの株は売ることにしました。なんか安いと思った(笑) でも、これはラッキーだったというか、権利確定日の次の日に300株で3万円も下がってしまう株だったので、高いバリューセットの優待券を手にしなくて正解でした。

株式優待狙いなら、もっとも安い時期に買って長期保有することですね。株をやるなら、株主優待と配当狙いを半分、短期投資の種銭半分ってところでしょうか。

まあ、宵越の金を持たない生活を送っていた僕が、こういう考えが出来るようになったのも、日本経済復活の会や亀井勝手連で出会った仲間と経済のことをずっと追ってきたからで、費やした時間もお金も、結局は学びとなって自分に返ってきているものと思います。

家計を守るためには、何が何でも働き続けることと、節約、貯金ですね。あとはチャートをよく見ること(爆)

経済のことがよく分かっているエコノミストは、マクロ経済では大盤振る舞いしろと言っていますが、自分のミクロな家計ではたいがい節約家というかケチです。

できれば、ふらふらさんのように投資だけで生活したいです(笑)

欲しい物も旅行も、運用益が浮いたそのあとに実現するのが基本なのでしょうね。