日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

1万円

2009-06-19 20:50:27 | Weblog
今週は、せっかく仕事が夜勤で、昼間デイトレードのまねごとで遊べる週だったのに、どうにもパッとしない相場でした。

日経株価は1万円を超えてからは、今週は急落してずっと立ち往生。自分も含み益が、ほんのちょっとだけになってしまいました。

すんなり9千円くらいまで落ちるものと思えば、そうでもないところが底堅いと言えば底堅いのですが。これらは調整期なんだか、トレンド転換なんだかよく判りません。

15兆円も金を使って、この程度にしかならないなんて、政府は何をやっているんだか。

今日は、あれだけ元気のあったGSユアサやUFJに外国からの大口が空売りしたり大量購入したりしている様を見て、凄い物を見させてもらいました。

怪物のような巨大な鯨が、無警戒な個人投資家の些細な資産を食べまくる様相は、まるで火を噴き歩くゴジラの映画を見ているような錯覚に陥ってしまいます。

一方、日本には年金財源も、国債発行可能な貯蓄額も、為替介入資金も、政府紙幣発行の方法もいくらでも方策があるのに、どうしてムーミンみたいにモジモジしているのだか。

小渕さんの時は、15兆円の景気対策で日経平均を2万円まで上げたのに、何を立ち往生しているのやら。

金持ちしか買えないエコ減税や、マンガ喫茶の国営化など効果が未知数の財政出動をやるのなら、障害者自立支援という悪魔の法改正を元に戻すとか、封印している公共事業をやった方がよっぽどいいよ。

まあ、しかし株をやると生々しい経済の動きが実感できて、大変勉強になりますね。これは、自分の会社でルーチンワークをやっているだけでは、決してわかりません。