日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

ネギが売れない、ネギ売りの青年

2009-06-15 07:36:43 | Weblog
一昨日、JR都賀駅の近くの路上でネギ売りの青年がいました。

ヤンキー風の仲間3~4人で、「3本100円~!」と大声で怒鳴っていたのですが、しだいに、かけ声が「4本100円~!」に変わっても、あれでは怖くて客が寄りつかないと思いました。

彼らにアドバイスをするなら、

・大切なのは、ネギぐらい一人で売ること。

・客商売なのですから、ヤンキー風ないでたちで売らないこと。

・路上で売るのではなく、シャッターの閉まった休日の店の店主と交渉したあとに、テーブルを設置して、野菜のパッケージをしっかりさせて堂々と適正価格で売ること。

・もしくは、軽トラックでスーパーが近くにない住宅街を売り歩くこと。

・ネギは長くて買い物かごに入りずらい欠点があるので、丈の短いネギを商品開発すること。

・店に出す以前の仕込みの時間を、労働を嫌わずに時間をかけて行うこと。

・ネギを売るのではなく、トータルな人柄や信用を売るようにすること。

など。

たいがい物をストレートに売ろうとしても売れないわけで、現在ネギは高騰しているし、少しでも安くて良い物を提供してあげたいという気持ちなんかを売らなければ。

花を売ろうとするから花が売れないのですし、ネギを売ろうとするからネギが売れないのです。

有名なハイタッチマーケッティング論「花を売らない花売り」の話と同じ理屈ですわね。