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共産党が得票率・議席占有率伸ばす 被災地 岩手・宮城で 何を意味するのか

2011-09-14 | 橋下維新の会 ・地方政治 / 共産叩かれ記
  同時多発テロ9・11から10年、東日本大震災3・11からちょうど半年という意味深く感じられる9月11日に、岩手県議選(定数48)が投開票されました。

 そして、岩手県政史上初の共産党複数議席を実現しました。


 復興・放射能対策で有権者からの期待を受け当選・議席獲得したのは、


 斉藤信氏(60)=盛岡区、現 、 高田一郎氏(52)=一関区、新 の2議席。


 一関区では、得票率16・52%の1万1951票を獲得、

  前回比30%増の大きな前進

 被害が深刻で切実な被災地で、このような結果、何を意味しているか・・ですにゃ。


 
 同日投開票の被災地の市町議選でも共産党は、救援活動に全力取り組むと共に復興への具体的な提言を示し、被災者から大きな共感を得て、定数削減の中で、各地で得票率を前進させました。

 陸前高田市議選、得票率20・80%、2,3,4,位の高位で戸羽太市政を支える現有3議席確保。

 釜石市議選・山田町議選でも現有議席を確保し、議席占有率を3市町とも伸ばしました。

 宮城県でも、定数削減の中、塩釜市は5議席獲得はならなかったもののとくひょうりつ24・89%で4議席、多賀城市で同19・39%で4議席。利府町で3議席、いずれも得票率を大幅に伸ばし議席を獲得しました。


日本国憲法 前文 / 極秘報告書 原子核物理学者の思想選別・排除リストを作成 ’54年日本政府  

2011-09-14 | 原発利益共同体 ・ 軍事体制
  
  日本国憲法前文


日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。

そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。
われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理念を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。
われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと務めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。

われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して、他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉をかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。



日本国憲法の3原則

 国民主権
 基本的人権の尊重
 平和主義 






日本政府 原子力推進の“障害”と

民主的学者 排除リスト

54年「極秘」報告書
     しんぶん赤旗日刊紙2011年9月4日(日)


 日本で初の原子力予算が計上された1954年当時、日本政府の関係者が原子力政策の推進にあたり、自主的・民主的な研究を目指す原子核物理学者を“障害物”とみなし、「極左」「左」などと思想選別し、排除を考えていたことを示す「極秘」報告書が明らかになりました。

 「極秘」報告書は、東京工業大学の山崎正勝名誉教授が米国立公文書館所蔵の米国務省解禁文書の中から発見しました。54年2月24日付の文書で、日本語の活字で書かれています。タイトルは「日本に於ける原子核及び原子力研究の施設及び研究者について」。

 同報告書の表紙には、文部省の福井勇政務次官(自由党衆院議員)と通産省工業技術院の駒形作次院長の氏名と肩書(いずれも当時)が英語で手書きされています。同年9月27日に在日米大使館から米国務省に送られています。


 報告書は「原子力問題が面倒な理由の一つは、左翼の反米運動の材料として使われているためである」と述べ、学者を名指しで非難坂田昌一名古屋大学教授や武谷三男氏を「素粒子論研究者の極左派」だとして、「最も強く、保守政府の下での原子力研究に反対している」と敵視しています。

 坂田氏は、素粒子物理学の新しい発展の道を開き、世界的に著名な研究者です。同氏の研究室には、後にノーベル物理学賞を受賞する益川敏英氏もいました。武谷氏は、坂田氏らと「素粒子論」を研究していました。

 報告書はさらに「極左思想をもつ指導者によって統合されている最大の組織は民主々(ママ)義科学者協会」だとし、原子核物理学関係の会員・同調者として坂田、武谷氏のほか、伏見康治氏(後に公明党参院議員)、中村誠太郎氏らの氏名を列挙。「(科学者の国会とされる)学術会議々(ママ)員の中には、民科を背景とする議員が多く、約40名に及ぶと言(ママ)われている」と報告しています。また「中立系の学者の大部分」も「米国に依存することを排している」としています

 日本の主要な原子核物理学者の大学・研究所別一覧表も掲載しています。備考欄で「極左」「中立」「右、米国と関係深し」などと各学者への注釈を付けています。

 報告書は、日本政府の原子力政策に批判的な研究者らを排除し、米国依存で安全無視の原発建設を推進するため形成された“原子力村”の原点を示すものです


日米が共同で画策

 資料を発見した山崎正勝東京工業大名誉教授の話 
 この「極秘」資料は、文部政務次官だった福井勇が吉田茂政府の下でまとめたと思われる。当時、アメリカでは、水爆に反対したオッペンハイマーなどの科学者が追放される事件があった。この資料から、日本でも、原子力開発から政府方針に批判的な科学者を排除する意図があったことが分かる。「極秘」資料が、アメリカ大使館を経て米国務省に渡っていたことは、日米政府共同で進歩的・左翼的科学者の排除を進めていたことを示している。





  

原発マネー③④(シリーズ原発の深層) 暴力団が作業員集め /麻痺する感覚  赤旗より

2011-09-11 | 原発利益共同体 ・ 軍事体制
  原発マネー 第一部ー③ (シリーズ 原発の深層) 赤旗日刊紙9月3日(土)

 1億円いただいた
 
原子力発電所が集中立地する福井県は、合計15基もの原子炉を抱えています。国から支給される電源3法交付金は年間約100億円(2009年度)に及びます。

ある日の県議会の後、日本共産党の佐藤正雄県議は自民党県議から、こう話しかけられました。
「私らには原発技術のことは分からない。どうやって、原発行政を判断するのかといえば、それは地域振興だ。地域振興がOK なら、原発もOKなんだよ」

実際、原発マネーは地域振興に役立ったでしょうか。
日本原子力発電(原電)の敦賀原発や日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」が立地する敦賀市の場合、電源3法交付金は1974年度~2010年度の累計で462億7000万円に上ります。

 製造業は廃れ

敦賀市の山本貴美子日本共産党市議は言います。「市は、交付金依存のハコモノ行政を続けてきました。一方で、地場産業の育成に力を入れず、ものづくりは廃れてきました」。
79年から09年にかけて、市の製造業は、事務所数が半減したのです。原発マネーに依存する人たちの考え方も、荒廃していきました。


 麻痺する感覚 1億円いただいた

石川県の志賀町で88年12月、志賀原発1号機の建設が始まりました。その5年前の83年1月26日、同町で、当時の敦賀市長、高木孝一氏が原発の「先輩」として演説しました。
「原子力発電所は、一瞬を争う事故というのはないそうです。そのかわり、100年たってカタワ(障害者を侮辱した言葉)が生まれてくるやら、50年後に産んだ子どもが全部カタワになるやら、それは分かりませんよ。分かりませんけど、今の段階ではおやりになった方がよい、いつまでも心配する時代ではない」原発マネーは、その推進者たちの人権感覚だけでなく、金銭感覚も麻痺させます。
高木氏は、この演説でこういうことも語っていました。同市の気比神社の修復費用を捻出するため、次の日に、北陸電力へ行って「1億円だけ寄付してくれ」と求めると明かしました。その上で、次のように述べました。
「この間、東京で動燃(現・日本原子力研究開発機構)、原電の二つをまわりまして1億ずつ、そりゃもう『分かりました』ということで、頂いて帰ったんです。こうして寄付してもらうわけなんです」

(つづく)



 原発マネー 第一部ー④ (シリーズ 原発の深層) 赤旗日刊紙9月4日(日)

 暴力団が作業員集め
 

 原発マネーは、その力で差別を増殖し、暴力団の介入すら許してしまいます。

 解雇の脅しも

 福井県三浜町には、関西電力の美浜原子力発電所があります。同調に住む男性65歳は以前、原発関連の仕事に就いていました。
「現場で基準被曝量を超えると、監督が『もう明日から来るな』と怒鳴るんです。労働者の人権などありませんでした」
 作業員が被曝すると、請負会社自身が関電側から問題視されるからです。

タクシー会社で働いていたときのことです。原発に反対する社員は解雇の脅しを受けました。
「上司はいつも、『関電は一番のお客さんだ。関電に反対するようなことを言うと、クビにするぞ』と言っていました。原発に反対する社員がいるのは、会社側には具合が悪かったのです」と話します。

関電の高浜原発がある高浜町では、原発に反対する人への嫌がらせが日常茶飯事でした。原発反対署名に応じた人には、署名撤回の圧力がかかりました。原発問題の学習会で公民館の使用を申し込んでも、許可は決しておりませんでした。
巨額マネーがうごめく原発には、闇の世界の住人たちが群がります。原発作業員を集める手配師たちは、貧困につけ込みます。


 組関係者通じ

東京電力福島原発に作業員を送り出している元暴力団員の男性(67)は証言します。
「組関係者を通じて、人を集めてくれないかと頼まれるんだ」
その数は10人から15人。ときには、20人も集めるよう求められることもあります。
「『簡単な仕事だ。1,2万円もうかるぞ』っていうと、人は集まってくる。先日、40代の男で、4000万円借金して逃げてきた、というのがいた。でも、作業現場からすぐ逃げ出すような下手な人間を集めて、一つ間違ったら、こっちが命をとられるからね」
派遣切りにあった若者たちも狙われています。友人が原発作業員だという男性(33)はこう語ります。
「敦賀市に住んでいた人が派遣切りされた後、原発作業員になりました。仲介には暴力団が入っているといっていました。雇用契約は会社と結んでいますが、実は、給料は暴力団を通じてもらっています。電力会社は、1人当たり日当3万円払っているとしていますが、本人は8000円しかもらっていません。ピンはねされているのでしょう。」
 

味噌に血圧下げる効果あり / うつ病の患者に特有たんぱく質 / チョコの香り、桃やポテチで再現

2011-09-11 | 病・体質改善
 味噌に血圧下げる効果あり  赤旗日曜版2006年12月10日号より・まとめ


 味噌は塩分がきつい⇒血圧を上げる?として、敬遠されがちですが、最近、味噌に血圧を下げる働きがあることが分かってきました。

 広島大名誉教授(実験病理学)の渡辺敦光さんが10月に発表した、食塩を取ると血圧が上がるラットを使った実験。

 3グループに分けたラットに、
 180日間熟成味噌(塩分2,3%)を含む飼料、
   食塩のみ   (塩分2,3%)を含む飼料、
  普通の飼料   (塩分0,3%)
 
 の、各1種類を与えて12週間飼育し、血圧を測定。 その結果ーー。

 味噌を食べたらラットは、同量の塩分が含まれているにもかかわらず、血圧は上がりませんでした。

 渡辺さんは、”大豆や味噌の中にある血圧を下げる何らかの物質が、食塩による血圧上昇力より強い力を持っている”と考えています。(←大豆ペプチドのことですかにゃ?)

 別の調査は、正常血圧の人を4年間追跡した結果、「1日2杯以上の味噌汁」を取っている場合に高血圧が抑制されたと報告しています。

 元禄時代に書かれた「本朝食鑑」(1697年、人見必大著)は、「・・・体を丈夫にし、体毒を消し、血圧を低くし、体をつやつやさせ・・・」と経験に基づく味噌の効用を紹介していました。

 何が血圧を下げるのかーー。メカニズムはまだ明らかになっていません(2006年時点。)

 味噌の茶色の色素(メラノイジン)に注目するのは、女子栄養大教授(食品機能学)の五明紀春さんです。
 メラノイジンは、原料の大豆にはなく、醸造の過程で生み出された成分。
 五明さんによると、体内に入ったメラノイジンには、消化速度を遅らせ、糖尿病を予防・改善する、発がん物質・ニトロソアミンの生成を抑える、腸内の乳酸菌を増やすなど多様な生理機能が見出されています。
 
 五明さんは、「日本人は、大昔から汁として味噌を日常的に食べて健康に暮らしてきた。みそを見直してみては」と話しています。
 

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 うつ病の患者に特有たんぱく質  広島大グループ  赤旗日刊紙2011年9月5日(月)

 うつ病患者に特有の血中タンパク質の構造パターンを発見したと、広島大学大学院医歯薬学総合研究科の森信繁准教授らのグループがこのほど発表し、米科学誌「プロス・ワン」電子版に掲載しました。

 従来うつ病の診断は、意欲低下などの症状を基にした主観的なものでしたが、森信准教授は、今回の発見が、構造パターンを客観指標とした診断法や治療に役立つ可能性があるとしています。

 森信准教授らは、神経細胞の栄養成分となる脳由来神経栄養因子(BDNF)というたんぱく質の一種に着目。BDNFの遺伝子にメチル基と呼ばれる分子が結合する「メチル化」のパターンについて、未治療のうつ病患者20人と、健康な人18人の血液を採取し解析、比較しました。
 その結果、遺伝子の特定の部位で、うつ病患者と健康な人で全く違うメチル化のパターンがあることが分かったといいます。



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  チョコの香り、桃やポテチで  独大学解明  赤旗日刊紙2011年9月5日(月)


 チョコレートの豊かで複雑な香りを詳細に分析すると、桃、キュウリ、はちみつのほか、ポテトチップス、加熱した肉やキャベツ、牛脂、土などの意外な香りが含まれていることが分かりました。
 ドイツのミュンヘン工科大の研究チームがこのほど、米化学会の大会で発表しました。

 研究成果は、新しい味や香りのチョコレート製品を開発するのに役立つといいます。
 チョコレートやココアは、カカオ豆を発酵、乾燥させた後、焙煎してすりつぶしたカカオマスから作られ、その過程でさまざまな香りが生じます。研究チームは香りの成分の中から、人間の鼻で嗅覚を担う細胞の受容体たんぱく質に結びつきやすい物質を探し、桃やポテトチップスなどの香りを組み合わせてチョコの香りを再現することに成功しました。

 カカオ豆には揮発性の成分が約600種類含まれますが、とてもよい香りを再現するには25種類で足りるといいます。


 

尾崎豊 銃声の証明  おまえはこの世のテロリスト

2011-09-10 | 尾崎豊 没後20周年
尾崎豊 銃声の証明



 歌詞抜粋

 ある日役目をまわされた 政治家を一人殺るやまさ

 次は俺がやられる番だ 何も訳など知らないままに

 政治なんて俺には分からない  世間のことなど知りはしなかった

 権力を潰すことだけを教えられてきた 俺はテロリスト
 平和など生み出せやしない 俺の命はテロリスト



この世に生きる人々の一人ひとりに 責任があるなら 
  この革命と一緒に命を共にするんだ
 
 生きていることに罪を 感じることなく生きる人々よ・・
  おまえはこの世のテロリスト 俺を育てたテロリスト
 

ゴダールと共産主義 ~映画 彼女について私が知っている2,3の事柄~ メモ。

2011-09-08 | 動画 ・ 文化芸能
『彼女について私が知っている2,3の事情』   ゴダール


大企業を正常化する管理社会だ
統制金融と中央集権制によって国家経済の正常化をうたい、モラルの正常化さえ唱える



ラジオ: ~~ハイフォンとハノイの爆撃命じたが ハノイは交渉に応じなかった 北京も モスクワも爆撃したが・・~~

アメリカ型PAX(平和) 超徳用 頭脳も洗えます



首都圏整備計画によって政府は階級差政策を進行しやすく、独占資本は経済体制の強化を進めよくなる
よりよき生活を渇望する800万住民の要求に関係なく


階級産業社会に関する新たな考察

 ”共に”ー好きな言葉だわ 何万人もの人を意味するから  未来の都市はだれにも分からない

都市が果たしていた創造的役割は終わって、情報媒体がそれに代わる。
 おそらく テレビ、ラジオ、語彙と構文、慎重に決然と。



感情が常に対象と結びついてるとは限らない たとえば欲望。
 対象が分かっているときもあれば、分かっていない時もある
何かが無いと思っても 何が、というとよく分からずただ不安。

不安になる理由は特にないのに
 表現で対象(オブジェ)に結びつかない表現なんてあるのかしら。
あるわ。秩序、論理、、


都市と住民の観察
両者の関係の観察を 進化中の個と種の関係を観察するー
生物学者と同様の集中力で

それは真の新しい都市に対する希望を形成し、社会病理学の問題に挑みうる唯一の方法だ。


  私を一言で定義すれば ”無関心”

それは? そう、米国製の靴さ。 ベトナムを踏みつけてる靴ね?  南米もな。

主題と主題の連結・・その移行を可能ならしめるもの つまり社会に生き共に在らしめるもの
 だが社会的関係は常に曖昧だからー


~~~


そして私を押し出す客観性から身を引き剥がすことも 主観の牢獄から逃れることもできぬから
自分の存在を高めることも 虚無に突き落とすこともできぬから
耳を傾け今までになく自分の四囲を見つめるべきだ

 世界 我が同胞 我が兄弟

今日の世界革命は不可能な世界 血なまぐさい脅威の戦争の世界 資本主義が自己の市民権を疑いー 労働者階級が後退している世界
科学のめざましい発展がー 未来の世界に執拗な存在感を与えー 未来が現在よりも現存しー


  我が同胞 我が兄弟

私は世界で世界は私だと思った
風景は人間の顔のようなもの

芸術とはフォルムを人間的にするものだ
 壁を見る 事物(オブジェ)を見る今を 音を そこを

  幸福と無関心しか感じない事が恥ずかしい



私は幸福に生きる理由を探求しているだけだ。だがその分析を一歩進めると生きる理由は一つしかないことが分かる

人間と事物とが正しい融合を実現する新しい世界それが私の願いだ。
★詩的であると同時に政治的なもの それが現実の怒りを解き明かせてくれよう


彼はイワノフかな? たぶん 似てるね 
未来の共産主義のモラルは? 今と変わらないと思うね。 例えば? 
周囲に気を配ること、祖国のために働き、芸術を愛し、科学を愛することだ。
では今との違いは? 共産主義に即せば問題が簡単になるということだ。
わかります、お金ね。 お金は悪ですね、必然的に盗み合うことになる



★思考とは存在の実現に結びついた思想である
実現するものとしての思想

存在は思想に化すものであり
存在とは思想の運命としての・・



報道写真で世界を殺す作業にー 突発事故はもはや不要だ

世界と私との繋がりを感じる感覚
 突然私は世界だと感じ 世界は私だという気がしたの

風景は顔と同じ、だから ある特殊な表情の顔を見たと・・そう言ってもいいくらい

たいした表情はしてないし 描写するものでもない
 これはこれ、あれはあれ、と人は決めたがる いずれ言葉で描写しきれるものではない。

でも私の表情は何かを表している 一般的な描写とは関係のない何かを つまり描かれたフォルム・・・
 この顔には特殊な表情があるとー そういう事が可能で 次にはそう 例えば疲労
現実のオブジェが必ずしも我々の思考の真実性に保証されていない以上、思考は現実をとらえていない。
 現実の幻影にすぎない 確かじゃない




”未来の人間は実用的知性が我々より高い”
”実用性に加え判断力と広範な情報能力を持つ”

”企業調査所のアンケートではー 数社2,589名を調査し実用性指数に関して次の結果を得た”
”重役および管理職84点” ”工場長クラスと職制78点” ”機械工と未熟練クラス74点”

”未来人間は自信に支えられ攻撃性がない”
”未来の人間は自分の問題点を認め、欠点を認める”
”知らないと言うことを恐れない” ”自分を信じているものだけが失敗を認められる”


★私が何も変わらない時 愛はにせもの 私が変わり愛する人が変わるときが本物。

トランジスタでCMをききながら 静かに夢の道を出発し すべてを忘れる 広島をアウシュビッツをブダペストを
ベトナム、最低賃金問題、住宅難を忘れる インドの飢餓を忘れる
私はすべてを忘れた 零の地点に帰った ここから再出発しなければならない





ゴダールは映画の革命児だ 純粋さをなくした初めての監督であり同時に憧れももっていた

★この作品は現実を撮影できないと表明したことに意義がある
ショットはイメージに挑むが、結局はイメージを作り出してしまう
現実はイメージ 撮影した時点ですでにイメージ化される

グリフィス(監督)はイメージから自由だったから、ゴダールはグリフィスが好きだったんだろう

★映画は絵画である ショットは絵画同様、イメージではない。ショットによりイメージを批判した 広告もイメージ。

★ショットはイメージを破壊するがショットに映るものはすべてイメージになる
現実ではなく、イメージだ。
映画への追悼を表したはじめての映画。イメージしか存在しないという悲しみ、”奥行き”を表現することはできない
生きていくとき、余白を通るしかない


彼女とは・・女性名詞 → 建築 イメージの中で焦点を失っている、広大で住むに耐えない建築

”生きるためには、自分を売るしかない” 


★現実と思考の間には現実が残した幻影しかないという現象を語る映画
人間は その幻影の中でしか生きることができない

追記あり 「コクリコ坂から」 「竹久夢二」と朝鮮戦争・朝鮮人虐殺・従軍慰安婦 

2011-09-07 | 海外通信/外交/平和運動
  しんぶん赤旗日刊紙2011年8月30日(火) 潮流


いま上映中のアニメ「コクリコ坂から」は、高度経済成長渦中の時代のにおいに満ち満ちています。
東京オリンピックを翌年に控えた時代設定がそうさせたのでしょう。

古い木造の建物、坂本九の歌、煙をもくもくと吐き出す工場群・・・。新しい時代への希望と社会の矛盾が混在した時代でした。

主人公の「海」の父親は彼女が子どもの頃、朝鮮戦争でLSTの艦長をしていて、機雷にふれて沈没し死亡したという設定です。

LSTとは軍事輸送のための米軍の揚陸艦のこと。1950年6月に始まった朝鮮戦争では、米軍の輸送にあたった艦長以下日本人乗り組みのLSTは約50隻といわれ、米軍の戦車、車両、兵器その他の軍事物資を、佐世保、神戸、横浜から運ばされたのでした。

「海」の父親もその一人。いや応もない占領下のGHQの命令と追随する日本政府の方針。

映画では朝鮮戦争については、沈没の場面や、セリフで少し出てくるだけですが、父親の死の背景を知ると、「海」が毎朝、父親の帰ってくるのを願って信号旗をあげる場面は、よけい悲しみがつのります。

朝鮮戦争でアメリカのトルーマン大統領が原爆を使う可能性を示唆したとき、最も厳しい抗議に立ち上がったのは日本共産党員たちでした。

宮本百合子が東大の講演で怒りをこめて告発し、被爆者でもあった峠三吉は、『原爆詩集』をあんで原爆使用に抗議しました。

映画の主題は愛と青春ですが、朝鮮戦争という言葉に記憶にとどめたいあれこれが招来します。


  
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  しんぶん赤旗日刊紙2011年9月1日(木) 潮流

だだっ広い平地の真ん中からのぼる一本の煙。かたわらの立ち枯れた一本の木。
後ろに、丸屋根の建物が一つ、

一見、さびしくものどかな風景の写生と思うかもしれません。しかし実は、煙の火元は人の死体です。関東大震災から半月後。ところは東京・両国の国技館のすぐ近く。画家・竹久夢二のスケッチです。

昔、ここに軍服や軍靴をつくる工場がありました。後によそへ移り、広い空き地が残ります。1923年9月1日、関東大震災。跡地へ逃げ込んだ市民たちを炎が襲い、人もものも燃やし尽くしました。

死者3万8千人とも4万4千人とも伝えられます。10万5千人という関東大震災の死亡・不明者の4割前後です。
夢二はあくる2日、現場を訪れます。しかし、もがき苦しんだ人たちの形相を見ると、どうしても描けません。半月後の写生は、最後の1人をだびに付す光景を描いています。

夢二が「緑の楽土にして」と願った跡地は、やがて横綱町公園へと姿を変えました。「慰霊堂」や、※震災時に虐殺された朝鮮人を追悼する碑がたちます。

いま、一角の復興記念館で「竹久夢二 震災スケッチ展」が開かれています。

若い頃から社会主義に共感し、弱いものに寄り添って絵を描いてきた夢二。孫の竹久みなみさんのあいさつ文に導かれて入ると、人を思いやり、理不尽に怒り、権力を皮肉る絵が並びます。

夢二は、絵に添える文に書きました。「自然は・・・一揺りにして・・・太古を取返した」。”(防災へ)次の東京を緑の都に”


  関東大震災時、不安に駆られている日本人が、「朝鮮人が井戸に毒を入れ、また放火した」などというデマを信じて何千人も朝鮮人を殺害したという事件。



 また、第二次大戦時、日本軍の性奴隷・従軍慰安婦として、主に朝鮮人女性を連行したという日本史、教科書から勝手に消すことは許されない史実も。右翼歴代政府は、一向に公式謝罪せず、直接補償しようとしない。

追記:(1994年8月31日に村山富市内閣総理大臣が元慰安婦に対しておわびの談話を、また、1996年には橋本龍太郎内閣総理大臣は元慰安婦(アジア女性基金が対象としていない日本人女性を除く)に対しておわびの手紙を出しているが、同時に、サンフランシスコ講和条約、二国間の平和条約及び諸条約(日韓基本条約など)で法的に解決済みであるとしている。
 また、現在の、教科書で戦争の史実を捻じ曲げ日本を美化する動きは、文科省と連動したもの。)


 最初に金学順さんが日本軍慰安婦だったと最初に名乗り出て20年。
 米ニューヨークでは8月15日から「慰安婦」展を開催、カナダでは、オンタリオ州やトロントで教育カリキュラムや授業に「慰安婦」問題を取り入れたが、海外での動きをよそに、日本政府は素知らぬふり。


 「新日本婦人の会」が「慰安婦」パンフをつくり、1万冊以上普及、若い世代もともに学習し、自治体決議や署名につなげていることが、海を越えた連帯行動ともなっている。

 8月12~15日、第10回日本軍「慰安婦」問題解決のためのアジア連帯会議が、韓国・ソウル市で開かれた。
 会議は「日本政府と日本の国会に対する私たちの要求」を決議し、行動計画を採択。戦争と女性の人権博物館建設予定地でのセレモニー、天安市「望郷の丘」での日本軍「慰安婦」被害者のお墓・納骨堂へのお参りで終了した。


追記2:
 ※「従軍慰安婦」は右翼勢力などがよく否定していますが。「多くは強制連行された朝鮮人女性」と広辞苑にも載ってます。一応ご報告。連行ではない場合も、否応なくそうなる条件を日本の侵略が作ったことに変わりないでしょう。

 ※ 一応申し上げますが、吾輩には親韓感情はなく、むしろ現在の文化は好きではないです(即物的・国枠主義が目立つ、発展途上的なところ)。
 竹島もきっと日本領土なんだろうと思います。ただ、日本が過去の反省をせず、再び戦争する国をつくろうとしていることに反対し、世界の平和を願うだけ。

 何人であろうと、価値観は多様であり、偏見と争いを生む効果しかない差別用語は使いたくありません。
 
 

働くこととは?② 団結・連帯は古臭い? 個人の自由・自己責任、労働者同士の争いの無益

2011-09-07 | 哀 / 労働問題 
  働くこととは?②   

  アメブロ・忠勝さん(サービス残業撲滅せよ!)悩んでる人相談のります。さんのブログから。 http://ameblo.jp/61534716/   


労働力という商品!

労働力は、普通の商品とは違い、高値のときにたくさんつくってどんどん売り、値段が下がったら売らずに値上がりを待つ、というわけにはいきません。

こうした事情から、労働力を売り買いする労働市場には、つねに労働力の売り手がひしめき、どんな好況期であっても、雇用契約を結べず労働力を売れない人=失業者が出てきます。

失業者と雇用労働者は雇用をめぐり競争する関係にあり、その関係が賃金引き下げ、雇用不安定にさせる方向にはたらきます。

「いやならやめていいよ。もっと低い条件でも働いてくれる代わりはいくらでもいる」というような力関係が、使用者と労働者との間にはあるのです。

さらに、雇用された労働者は、勤めさきで使用者に指揮・命令・監督される立場にたたされます。

人事考査・査定や人員配置を決定する権限(人事権)も使用者側にあります。

個々の労働者が、「いろいろ不満はあるけれど、権利を主張してがんはるよりも、使用者のいうことに従うほうが得策かな…」という気分になるのも、一面無理もないことです。

しかし、労働者にも大きな強みがあります。

それは、世の中労働者が多数ということです。


具体的には、次の点からくるものです。

①労働者は労働人口の8割近くを占める、圧倒的な多数者であること!

②資本は労働者があってはじめて利潤を生み出すことができること!

③労働者はさまざまな商品やサービスを生み出す担い手であり、労働を通して科学的・論理的に考え、行動する能力をみにつけた存在であるということ!

こうした特徴があるからこそ、労働者が互いの力を合わせて「団結」すれば、大きな力を発揮することができるのです。

そうするには、個々の労働者は、働くルールである労働法を知ることです。

そして労働組合をつくることです。

今は、ユニオンといわれる個人加盟の労働組合がありますから、そちらに加盟してからでも労働組合をつくれます。

地域労組おおさかや首都圏青年ユニオン、フリーター全般労働組合なんかがそうです。

これが全国に広がれば、ブラック企業はもちろんなくせますし、労働者が働きやすい職場をつくっていくことができます。



労働者は団結してこそ資本=会社と対等の立場に…
昨日労働者は団結すれば、大きな力を発揮することができるといいました。

しかしこういう人もいます。

「そうはいっても、団結とか連帯って、古くさくて窮屈な感じ」「組合に入って役割を押しつけられ、自分の時間をとられるのはイヤだ」「いまはだれだって個人の自由が一番大事」

こういう気持ちの人は少なくないでしょう。

確かに「個人の自由」は、民主主義の社会において、もっとも重視されるべき基本的な権利です。

しかし、会社組織の中で、労働者一人ひとりが「自分だけがよりましな仕事につこう、よりましな暮らしをしよう」とすると、どうなるでしょうか。

労働者どうしの激しい競争が生じます。

経営者はそこにつけこみ、団結をこわし、競争のエネルギーを利潤追求の目的に利用することができます。

賃金の格差を大きくしたり、昇進・昇格で差をつけることにより、さらに競争をあおり、その結果、全体として労働条件をより低くすることができるのです。


会社は労務コストを引き下げ、仕事の密度を高めることにより、一時的にはより多くの利潤を得ることになります。

しかし、職場の雰囲気はギスギスしたものとなり、最終的には会社自体の活力も低下させてしまうことになります。

結果として、職場だけでなく私生活でも「個人の自由」の領域がどんどん狭められていきます。

つまり、労働者は仲間どうしの競争をのりこえて、団結することによって、はじめて会社と対等の立場に立ち、労働条件の維持・向上ができ、ひいては「個人の自由」や主体性を守ることもできるのです。


全体の80%近くが労働者!

1950年代、日本の労働者は40%足らずで、働く人の多くは農林水産業や小売店などの自営業者でした。

しかし今、労働者は社会全体の80%近くを占めています。

日本の国を支えている人びとの大多数は、私たち労働者なのです。

労働者が「団結」し、その力を労働組合に結集させれば、労働者は使用者と対等の立場にたつことができます。

経営者が企業の目先の利益にとらわれたり、自治体や行政が国民全体の奉仕者であることを忘れて暴走することをくいとめることができるようになります。


こうして、社会全体をよりよくすることができるのです。


短時間就労のパートタイム労働者、期間を定めて雇われている臨時労働者、直接の雇用関係は別会社(派遣元会社)との間にある派遣労働者など、いわゆる正規労働者と異なる雇用・労働形態で働く人びとが増えています。

雇用者のうち正規労働者の割合は72.9%にまで落ち、「非正規」の労働者は雇用全体の3割ほどを占めるようになりました。

「非正規」労働者の多くはパートタイム労働者です。(非正規労働者の72%)

パートタイム労働者とはもともと短時間労働者という意味ですが、最近は正社員と同じ時間働くパートも増えてきています。(パート全体の29%、製造業では47%)

また、平均勤続年数も伸び、仕事の内容が正社員と変わらないパート労働者も増えています。



ヨーロッパなどでは、正規労働者とパートとの違いは労働時間の長さだけで、均等待遇がはかられています。

しかし日本では、単位時間あたりの賃金格差がきわめて大きく、男性パートの時間あたり賃金は1026円、女性パートの場合は889円で、女性パートの賃金は男性一般労働者の35.7%となっています。

また福利厚生や有給休暇、退職金などでも大きな差別を受けています。

労働組合の組織率も低く、わずか2.7%です。

このため、経営者側は、安く簡単にクビを切れる労働力として、パートなどの不安定雇用労働者を増やしつづけているのです。



このような状況だからこそ労働者は正規非正規の枠を超え団結しなければならないんです。

具体的には労働法を勉強することや個人加盟の労働組合に加入するなどして団結の礎をまずつくることです。

(つづく)

働くこととは?① ”労働者と使用者” 加速化するコスト削減競争の末路は

2011-09-07 | 哀 / 労働問題 
 
  「働くこと」とは?

   
 忠勝さん(サービス残業撲滅せよ!)悩んでる人相談のります。さんのブログ
  http://ameblo.jp/61534716/ から。  

 


 私たちの労働は、社会のなかで大きな働きをしています。

 衣・食・住に必要な物資、医療・福祉などのサービス、書籍、映画・絵画・音楽などの文化など、人間生活に必要なものはすべて、私たちの労働が社会的に結合されることで生み出されています。
 
これなしには1日たりとも人間社会を維持することはできません。

「労働者の連帯」の力は、こうした社会における労働の結びつきのなかにその源泉をもっているのです。

一方、今の社会では、私たちが生活していくために必要なものは、ほとんどすべて商品としてお金でかわなければなりません。

「お金じゃ買えないものもある」というセリフは、逆にそうした社会の実態を反映しています。

その肝心のお金を手に入れるためには、何かを商品として売らければなりません。

そこで私たちは自分の身体に備わっている労働力(精神的・肉体的労働能力)をひとつの商品として会社(=資本家)に販売し、それと引き替えに賃金を受け取ります。

賃金は時間ぎめで提供した労働力という商品の価格であり、その賃金で生活に必要な商品を買うわけです。

資産や資本を持たない限り、雇用されて自分の労働力を売って賃金をもらうしか方法はありません。

「労働者が働くこと」には、こうした2つの側面があるのです。



「今の日本、問題だらけで改革が必要」-長年の自民党の悪政がつづいたなかで、こうした見方は、ひろくゆきわたっています。

確かに、私たちの生活にゆとりと安心をもたらすには、政治・経済・社会のそれぞれに改革が必要です。

しかし、政府・財界が主張する「改革」については、注意しなければなりません

「改革」といいながら、社会の多数者ですある私たち労働者にとって大改悪となるような方向へこの国のかじ取りをしようという動きがあるからです。つづく…
※労働法を学びたい人や働く上で「これは、職場でおかしいのでは?」と思っている人のために、個人加盟労組、地域労組おおさか青年部発行の『365日働くルール』というメルマガを発行しています。

働く上でルールを知ることは大事です。是非ともこの機会にメルマガを購読してください!アドレスは、下記ですhttp://osakanet.web.fc2.com/merumaga.html。よろしくお願いします。



加速化するコスト削減競争!


労働者犠牲の「改革」をすすめようとしている人びとの言い分は、「国際競争の生き残り」です。

弱肉強食の原理を社会のすみずみにつらぬかなければ日本は滅びる、というわけです。

そこで、「人件費全体は削減し、社員の競争を強め、成果を上げた人により高い賃金を、そうでない人には賃下げを」「正社員のパート・派遣などへの置き換えを」「中小企業の保護などせず、強い企業が生き残る仕組みづくりを」「国や地方は財政難だから公務員の削減を」など、企業も政府・自治体も人べらし・雇用流動化、賃金引き下げ・労働強化といったコスト削減競争を加速させようとしています。

そして、企業のリストラを支援する法律をつくって後押ししています。

その結果、現場はどうなっているでしょうか。

リストラのやりすぎで人手不足となった職場では、私たち労働者自身が納得のいくような仕事をすることができず、品質に問題がある製品やサービスを市場に出さざるを得ない、という事態がおきています。

象徴的な出来事は2000年に起きた雪印乳業の食中毒事件と三菱自動車のリコール隠しです。
両者とも、これによって経営的にひどい打撃をこうむることになりました。


常識はずれのリストラは、かえって経営基盤をほり崩します。

当たり前のことですが、これがわからない経営者たち、政治家たちのなんと多いことでしょうか。

リストラで経営難を招いた企業が、それを反省するどころか、さらなる労働者への犠牲転嫁で経営難を乗り越えようとしているのですから、あきれたものです。


いま、深刻な不況下にもかかわらず大企業の内部留保(隠し利益)は国家予算をはるかに超え、主要企業20社の内部留保は40兆円以上になります。

一方、労働者は雇用不安と賃金抑制にあえぎ、中小企業は倒産や経営難に泣き、農民は営農に苦しむ…これでは、景気回復にもっとも大きな役割を果たす個人消費が増えるはずがありません。

こんな世の中で、私たち労働者の生活はいったいどうなっていくのでしょうか。


先進諸国と労働時間の比較をするて、日本はアメリカと1位を争う長さです。

その上、世界のどの国にもない「サービス残業」がプラスされるわけですから、ダントツの長時間労働となっています。 こんなおかしい働き方はなくさないとダメです。サービス残業はおかしいんです。



ピンときますか?労働者と使用者!

「私たち労働者は…」といった言い方をよく耳にすると思います。

なかには「自分は現場で汗や油にまみれて働いているわけじゃないし、『労働者』っていわれてもピンとこない」という人もいるのではないでしょうか。

勤労者、会社員、サラリーマン、ビジネスマン、OLなど、働く人びとをあらわすいろいろな言い方がありますが、じつは、職業の種類を問わず、賃金やこれに準ずる収入によって生活している人は、みな「労働者」なのです。

時給いくらで働くパートタイム労働者やアルバイトも、年俸制で働く技術者、さらに失業者もみんな労働者です。

もちろん民間企業に勤める人だけでなく、国や自治体などの行政機関で働く国家公務員や地方公務員なども労働者です。

私たち労働者は、自分では、工場や事務所などの建物やさまざまな設備、原材料などをもっていません。

そこで、会社や役所などに働きに出ているわけですが、これら働き先には、組織の経営・運営に責任をもち、労働者を雇って働かせ、賃金を支払う立場の人たちがいます。

そうした人を「使用者」といいます。

会社とは、工場や倉庫、店舗、さまざまな機械などを所有し、原材料や販売用商品などを購入し、労働者を雇用し働かせて製品やサービスを売って、利益をあげることを目的とする組織です。

会社の使用者は元手を出した人が資本家、その会社を管理・運営する人は経営者(資本家=経営者の会社とそうでない会社があります。)といいます。

この経営者を労働者との関係でみる場合、使用者と呼びます。

なお自営業者も生産手段を所有していますが、規模が小さく、労働者を雇わずに本人と家族が労働力を提供して商品やサービスを売ることで生活している人びとであり、資本家の枠組みには入れられません。


使用者と労働者は、法的には対等・平等です。

しかし両者の間には、大きな違いがあります。

土地・工場・事務所、機械や原材料を所有する資本家・使用者に対し、労働者は労働力を売って働いて賃金を得なければ生活できません。

だから労働者は団結して労働組合をつくり使用者と対等な立場に立つ必要が出てきます。

労働法を勉強する上で労働者と使用者とよく出てきますからこれは、是非とも覚えて欲しいです。

(つづく)