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ティアラ・クラシックス2011 近藤嘉宏 vol.5  

2011-02-09 | ピアノ近サート(主に近藤さん)
          


 2/5(土)のコンサート。
 この頃、どうも文章を書く気が起りませぬが、今朝は東京に今冬初雪?が降りましたので、少し心温まる記録など・・・・
 まぁ他人さまは少しも温まらないでしょうけど、一人寂しく温まるとします。

 上の写真2枚は、せめてものサービス、というか、vol.6のお写真が吾輩好みだったので・・・
 そうですにゃ。全て自分の為ですにゃ!
 今回のパンフお写真も、、、近頃段々プロデュース傾向がコ洒落てきてますようですが・・。めでたいのかにゃ。

 前回、前々回とレポも何も書いてませんが、前回ティアラで十六夜さんに頂いたお写真の中の1枚(10月タワーレコード インストア・イベントの)が、ほうがコケコケムンクの近藤さんで、吾輩にとって前々回、8月終わりの立川でのコンサートでも、さすがに少し心配になるような目のお窪みが顕わでしたので(といっても、お元気そうで演奏はいたって良かったですが。)、今回のとてもお元気そうな近藤さんが嬉しかったのと、このvol.6のちょと雰囲気のあるご表情がお気に入りまして。

 あ、横浜での?イベントの時のお写真も頂いたのですが、汗びっしょり意識が飛んでるようなので、セクシーショットみたいで笑えましたわん。なので何人もの方に見せてしまいました。(貴重なのありがとうございました。笑)



 ・・で、、プログラム書くのもめんどくさいですが、一応。 

 バッハ リスト編曲のオルガン曲: 幻想曲とフーガ ト短調 BWV542
 ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第23番「熱情」

 休憩

 リスト: 愛の夢第3番
      ラ・カンパネラ

 ショパン: ノクターン 第20番「遺作」  第5番   第6番? 
       スケルツォ 第1番


 アンコール
   ショパン:ワルツ4番
    シューベルト:即興曲90-3(吾輩が前回アップしたやつ)



 バッハは初めて聴きました・・重厚で救われるような清らかな場面もあり、良かったです。←集中してなくて覚えてない
 「熱情」は、いつにも増してすんごくじっくりで、渋かったです。何か悩んでるような、思索にふけりぎみなような・・雰囲気で、・・・説き伏せられました。

 リストも・・今回はバッハからそう感じましたが、何かそのような雰囲気が続いておりました。
 ショパンは、この頃2~3年のいつも通りな感じでしたかにゃ? 良かったです。 まぁこの頃あまり集中出来なくて記憶がすぐ飛ぶのでよく分かりませんが。←いい加減すぎ

 ピアノの響きも良く感じました。まぁ右側D列22番くらいだったからか・・

 近藤さんお気に入りの?べヒシュタインは、ドイツの楽器で、ドイツのというと、固いイメージがつきがちだけど、本当はハスキーで明るくて、音の重なったときに何かが(聴きそびれ)良くて?綺麗な楽器だ・・みたいなご解説が、始めのお話のときにありまして、なるほど~ハスキーと言われれば、すごくそんな気がするわね~と思って聴いてました。音の重なりも、それぞれの音が独立して、潰しあわずに綺麗に響く感じですし❤ まぁ調律師さんの手腕だろけど。

 アンコールは、珍しくシューベルトなど弾かれたので、「平和主義で行こう!」との意気込み?も何かと事情に詳しい方には感じられたようです・・笑 いえ、確かに、やさしーく深めに説かれる感じで素晴らしかったですわよ。ルービンシュタインさまみたいでねぇ。


 あぁ、そうそう、吾輩が一人で無理やり心温まろうとするやり取り(サイン会)振り返りは・・・

 今回は、最後の2人で並んで、何も言わずにそろそろとパンフを出しましたら、近藤さんも、「ここでよろしいですか?」と改まった警戒コトバ。
 やはりフレンドリーじゃないわねと思いつつ(吾輩の何かが原因らしいが)、「今日ちょっと渋すぎじゃなかったですか?笑」と、頑張って言ってみました。すると、「プログラムが?」と。

 そりゃそうか、そう言われたら、まずは自分のこととは思わないか。と思いながら「いや、弾き方が」と訂正しましたら、
 「そうですか。自分ではそんなにおもわなかったですけど」とおっしゃるので、「説き伏せられるような・・笑」と踏み込んでみました。

 近藤さん、ちょっと「何を言い出すのだい」みたいな照れ?じゃないか、でも、分かるのかい?みたいな?笑いぎみのお顔だったので、とりあえずしてやったり←?でしたにゃ。それで、「でもここ2~3年は精神的に変わってきてるので、それが聴衆にも伝わっていくんじゃないかと」みたいな長めの語りをしてくださったので。まぁ、ファンは認識済みのことですけども。

 もうめんどうだしシツレイなのでこの先はあんまり書くのやめときますが、話ついでに「youtubeにアップされてるの、10年くらい前ので全然違うから、消せよと思いました」とか余計なことば(暴言?)を吐いたのと、現代音楽で好きなのは?とか、質問してみましたにゃ。
 まぁ、youtubeはあまり気にされてないようでしたし、現代音楽はバーバーとか、叙情的なところがあるの以外スキじゃないとおっしゃってましたが。まぁ、念のために訊いてみただけでしたけどね。結構長くなったので、ここで引き下がりましたが、2年ぶりに握手していただきました。図らずもすっと、自然に手が出てしまったのですにゃ。ずうずうしい吾輩も、サイン会で握手求めたのは初めてだから許してくださいにゃ。
 
 ではそろそろ。やる気の無いレポでしたが結構長くなりましたにゃ。 
 集中はあまりできなかったけど、響き、フレーズ表現が益々多彩になってきてて、思索的に息も深~くなって、素晴らしい演奏だったと、それは思いました。ので、手が出たのでしょう。

 



 

 
 

 



カハル・ブレズリン Cathal・Breslin ピアノリサイタル

2010-03-22 | ピアノ近サート(主に近藤さん)
      
     - カハル・ブレズリン  ピアノリサイタル ー


  ショパン: バラード第1番
 
 ジョン・フィールド: ノクターン ハ短調

  ショパン: ノクターン 変ホ長調 

 ジョン・フィールド: ノクターン 変ロ長調

 
 イアン・ウィルソン(アイルランド人作曲家):  ステイションズ(2006)より
            Fourth Station
             Ninth Station

  ブラームス: 小品集作品118より
            間奏曲 イ長調
             バラード ト短調
            間奏曲 変ホ短調

 プロコフィエフ: ソナタ ハ短調 作品29「古い手帳から」  


 ー 3月20日㈯ 16:00開演  主催:高嶋音楽事務所  後援:アイルランド大使館 ー



 近藤嘉宏さん所属・高嶋音楽事務所の社長さんが、「アイルランド大使館の方からコンサート開催を依頼された」ということで、
 近ファン関東支部隊長のメロディさんからフリーコンサートのお誘いをいただきました。

 
  <演奏者紹介 Programより>
~~同世代で最も刺激的なピアニスト、カハル・ブレズリンは北アイルランドのデリーに生まれ、
  ヨーロッパ、アメリカ、アジアのコンサートホールで、近年非常に高い評価を得ている。
  2007年イタリア、ミラノで行われた世界的にも水準の高いヴィオッティ国際ピアノ・コンクールで3位入賞。
  これまでの受賞者の中には、ダニエル・バレンボイム、クラウディオ・アバドなどがいる。

  アイルランドにおいて国際音楽コンクール世界連盟に加盟のコンクールでの受賞は、過去20年の間では2人目の快挙となった。
  ここ数年で1位あるいは入賞のコンクールとしては、
  カルレ国際ピアノコンクール、コンツェルテウム国際ピアノコンクール、アイオワ国際ピアノコンクール、など。
  アクシア・ダブリン国際ピアノコンクールにおいても、特別賞を受賞している。~~



 世田谷区某所の小さな個人ホールにて、高嶋社長のアットホームなコマーシャル・トークで始まったこの催し、とても素敵な演奏でありがたかったです♪
 無料ですからね、事務所のコマーシャルくらいいくらでも聞きますとも。 社長がジョン・フィールドがお好きなんだってこともよく分かりました。

 ついでだから、我輩もCM口ずさんでみましょかね。
 青柳晋さんの、ジョンフィールド・ノクターン集、録音賞受賞♪ (我輩も持ってるよ♪)
 9月、軽井沢で、ショパン国際フェスティバル♪ (近ファン発表会の場、我輩は未定)
 5月25日㈫ 浜離宮朝日ホールで近藤さんがチェコのマルティヌ四重奏団と共演♪ (残席わずか←嘘)

 5月25日の浜離宮、高嶋社長が、まだ売れ行きが悪い!と嘆いておられました。火曜日だからなぁ。
 近藤嘉宏さんがショパンピアノ協奏曲第1番(弦楽五重奏版)とドヴォルザーク、合わせてピアノ五重奏曲2曲に出演で、
 他はマルティヌ作曲:弦楽四重奏曲第7番です。 行ける方は是非♪(5千円)

 高嶋といえば、高嶋ちさ子さん(娘さん)のチラシも入れておられましたが(笑)ちさ子さん、桐朋学園の高校・大学でご学友である近藤さんと今度ラジオでトークされるそうな・・・
 ・・でも、名古屋でしか聞けないそうな。。。
 いつか、2人のトーク聞きたいと前々から思ってたのに。。(12年前から。実は我輩、昔なにかとかなり、ちさ子さんに憧れてました。超キレイでかわいかったんですよ。いや、今もおキレイだし好きですけどね、笑。ドラとスヌと三浦綾子とか、なにかと好みが共通してるし。)
 昔ちさ子さんと加羽沢美濃さんで「ちさみの」コンサートよくやってたとき、近藤さんとも共演はしたけど、話したらまずいことでもあるのか?、ちっとも近藤さんとはおしゃべりしてくれないんだもんねぇー・・。 
 

 閑話休題、それはおいといて、ジョン・フィールドと同郷のブレズリンさん、ちょっとスカシた感じ?のお写真とは違い、爽やかな好青年て感じで、
 演奏も良い意味で歌い方が平坦というか自然体ぽく素直、でも深くて美しく、激するところもちゃんとたっぷり深い感じ。
 
 ジョン・フィールドのノクターンも、やさしくってとても素敵でした。弾きたくなった。特にハ短調が弾きたいかな? 青柳さんのでまた聴いてみよう♪
 アイルランド人のウィルソンさんの「ステイション」(現代音楽)も、題名通りの”拠点”のイメージや、ちょっと不気味な?不思議な?時の通過を表したような感じの曲で、興味深かったです♪
 ブラームスも、プロコも、深い息遣いで素敵でしたです 
 
 ピアノは、家庭用サイズのスタインウェイ。写真では分かりにくくなってしまいましたが、木目調できれいなピアノでした。
 ピアノや会場の響きによっても、表現は少し変わる。 やっぱり我輩は音が身近に分厚く聴ける環境が好きだな。
 立体命 やっぱりナマはいいね

 ふつうの部屋の造りなので、響きはちょっとジンジンきたりもしたけど、分厚い音・いい演奏を聴けて、とても良かった
 彼の演奏、機会があればまた聴きたいな。 アイルランド人・・近々、親戚に加わるかもしれない人とも同郷ということで、なんかちょっと身近な感も。
 お誘いの連絡いただけて良かったです。ありがとう

ティアラ・クラシックス 2010 近藤嘉宏

2010-02-12 | ピアノ近サート(主に近藤さん)
皆様こんばんは。近藤嘉宏ブログを覗いた母から、「近藤さんまた風邪や!」と報告が。。
マスク姿、無惨なカオで出動した、悪評高い吾輩ですが、うつしたのは決して吾拝ではございません。
・・このブログに立ち寄ってくださる方って、やっぱり近藤fanが多いのでしょうかね?
ほとんど相手にされねぇ拙管理人にはよく分かりませんが・・・


~ティアラ・クラシックス 2010 プレミアム・ピアノコンサートVol.3~

シューマン:アラベスク ハ長調

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調「悲愴」

ラフマニノフ:
    前奏曲「鐘」op.3-2
    楽興の時 第5番、 第6番

ショパン:
    ノクターン 第5番、 第8番
    エチュード op.10-3「別れの曲」、op.25-12「大洋」、op.10-12「革命」
    バラード 第1番 op.23

~アンコール
 ショパン:スケルツォ 第4番
       ポロネーズ 第6番「英雄」



 に、2月6日(土)行ってきました♪
 いやぁでもほんとに、一瞬っと吾拝を見ても誰だかわかんないヒトもいるかもしれないってくらい、無惨な姿で参上しましたわ(実際、一瞬わかんなかったって、お一人おっしゃったし)・・姿で・・・いや、風邪や花粉じゃないので、ゴホゴホとは無縁だったんですが、アトピー軽く拷問中でして、目尻とか口角とか乾燥で避けてまして、眼は半開き、マスクの中の口は横開きのみでした・・・(そういうこともあり、新年会欠席)

 なかなか治らずで、かれこれ1週間くらいは顔面引き裂き魔と格闘してましたかね・・・
 口が縦に開けないので、ご飯は水分をかけて半流動食に、おかずも食べづらかった・・・

 CAC新作の肌組織修復パック・多糖類化粧水・多糖類洗顔パウダー、
 それと少し薬チックなクリームと、漢方薬・・・などを使った集中治療で、今はだいぶマシになったけど、薬局に行ったコンサート3日前くらいがピークでしたかね・・・

 ただでさえ、カオ以外も大変だってのに、カオまで裂けやがって
 ・・・吾輩、何かそんなにイケナイ事しましたか!?
 ・・・健康作りに時間とっていろいろ気配って努力したつもりですけど??
 ・・・これから、年取るほどにもっと酷くなるんですか??
 ってカンジで泣きそうでした・・・
 だんなもさすがに同情、「寝れないなら朝、起きなくてもいいから」と、ありがたきお言葉
 ・・・言われんでも起きれてない日も増えましたけど
 
 ・・・書き出すときりが無いのでそれはこのへんで、、後日「健康・病」カテゴリで書くとして。。

 
 この日は、やっぱり行ってよかったのでした
 いっぱい元気をいただきました
 吾輩に気付き、声を掛けてくださった方々、ありがとうございました
 近藤さんにも声を掛けてもらったし。めでたしめでたし。

 ・・って、レポ前に終わりそうですが

 お声を掛けてくださった方以外にも、見して同情してくださった方もたぶんいらっしゃったと思います。
 よく、「同情されるのはイヤ」という言葉も聞きますが、吾拝は順当な同情は素直にうれしいです。
 「同情」とは共感であって、「見下す」とは別と思っているから。
 言い方を変えれば、「同情できないヒト」は、「共感できないヒト」であって、優しさや想像力の欠如ってことですもんね。

 まぁ、「かわいそう」とかいう言葉を優越感で使う場合もあるから、そういう場合を考えて「同情されるのはイヤ」となるんでしょうけど、吾輩の場合もともと、つまらない優越感くらい、いくらでもくれてやるってタチなので。そのほうが幸せだと思うにゃ。

 でも、さすがに一応オンナノコ、「気もい」とは思われたくないし、アワヨクバ「カワイイ」と言われた方がウレシイに決まってるので、「美への追求」からはだいぶ遠い所にいますががんばります

 がんばるには、他の大きな悩みも邪魔なんですけど・・・
 解決法が無いので仕方ないです。


 あぁ、いつ本題に入るのやら・・・すいませんねぇ。
 あんまり重い思いを垂れ流すと、「これだから、左左翼翼甘え甘え人間は・・・悲劇気取りでウザい!」 とかいうブーイングとかもどこからともなく聞こえてきそうですが(嫌がらせMAILはまだ来た事ないけど。)、それとこれとは全く別別、ですのよ。
 人間、共感できなくなったらオシマイだと思います。



 ではでは、同情つながりなので(まだ言うか)サイン会から?

 吾輩、今回はこんな顔だし口もしゃべりにくいし、目が半開きなせいか、なんだかずっとうつろな感じだし、サイン会はぼけーっと眺めとこう、そして、後で「初めてのアンケート」でも送ろう。と、思ってたんですが、、。

 結局、並んで近藤さんの憐れみをいただいてまいりました。
 いやぁ、YAYOIさんとおしゃべりしてる間に、なんとなーく「サイン会ついていく~」モードになって、勝手に付き人になっちゃってましたぁ。
 ま、近藤さんに、ちらと「来てますよ」の顔見せだけしておいて、憐れみでも感じてもらおう。という魂胆もちらちらとありましたけど。

 一緒に並ばれていたFさんも一緒に3人、なんとなく近藤さんの前へ。
 先頭に立っていたネコ型が何も出さないのを見て、近藤さん一瞬キョトン。←そりゃそうだ
 ネコ型、あっ・・と思い、「付き添いです!」と言うも、
 さすがにがさがさのカオで半開きの眼をしてマスク姿、片手(隠しティッシュ)で首の浸出液を押さえる吾輩の異常さに気がついてくれた近藤さん、
 「大丈夫ですか?」とお声をかけてくださいました。

 ここでシオラシク、「ハイ大丈夫です、ありがとうございます。」とだけ言って引っ込むのがオトナなんかしらんけど、吾拝、ぼーっとして一瞬返事ができず。
 でっ、、間が空いたところで「チャンス到来!」となれば、嬉しくてめずらしく即座に反応してしまったのか、返事もせずにいきなり
 「今日なんかいつもと音違いました?」と話かける。

 近藤「・・(きょとん)あ、ありがとうございます」 (「そうでしょ、分かりましたか」なのか、「そうですか? なんか知らんが、とりあえずありがとうと言うとけ」なのか、いまいちはっきりしないお顔・・)

 ネコ型「いっしょですか?」(素が出て、それとも何か?みたいなカンジで横柄に詰め寄る)
 近藤「・・・」
 ネコ型「・・なんか、潤いが・・。」

 すると、観念した?近藤さん、「ありがとうございます」と、いろいろとご解説くださいました。
 言うことだけ言っといて、またぼーっとして、ちゃんと聞いてませんでしたが(←追!)、たしか、、

 「熱で?木がすぐだらーっとして(伸びて)しまうのを、照明で??調節してもらったので、今日はとても弾きやすかったんですよ

 ・・・でしたか?・・・あぁー吾輩のばかばか、なんでもっとちゃんと聞いてなかったのよっ! ・・・YAYOIさん、ちゃんと聞いてらっしゃいました?
 あっ、そうだ、Fさんは「すぐ伸びちゃいますよね~」みたいに共感してらしたので、今度お目にかかったら何でどこが伸びたのか、教えてもらおう!(ピアノの先生でらっしゃるらしい)

 ・・・そういうわけで、ひとのサインをダシに、図々しい吾輩でしたわ。 でも声をかけてもらえて、突っ込みも一応肯定してもらえて、嬉しかったのでした
 ・・・でも、考えてみると、近藤さんが、吾輩をネコ型だとちゃんと認識してくれていたのかどうか、定かじゃない・・・・・いや、でもあの言い方は分かってるよね


 
 それにしても、今回は本当に、最初のアラベスクから、このところのティアラと何かが違う!潤いが加算されていたように思うのですわ、音質も、それに連動してか、歌い方も
 アラベスクなんて、前回聴いた6月が良くなかったので(笑)、全然違ったよ!
 なんか、どんどん柔らかい渋みとやさしさが増えて、幅が増していくわ~~近藤さん 惚れ直すわ
 と、惚れ惚れと感慨にふけってたのでした。(湿潤液が出なかった前半は。) 

 音。。音質は、なんというか、聴きながら最初にバウムクーヘンをイメージしましたが・・・(←?)

 今までは、木の層が潤ってなくて密度(体積)が減ってパラバラしてたのが、しっとりと潤った・・・みたいなイメージ。
 言いたい意味通じるかな?? ・・・肌組織みたいだにゃ。
 
 近藤さんの解説と照らし合わせると、ピアノの響板等、木の組織が、温度や湿度によって伸びたり縮んだり(密度が増えたり減ったり)結構はげしく変化するということで、

 「それで(いつも伸びてた?木が、調節されたことによって伸びなくなり、密度が増したから)、音に潤いが出たのねっ♪」←13年くらいピアノ習ってたくせに、そんなことも全然知らない
 「それに、湿気で膨張することもあるはずだからなぁ・・
  そういうことって、吾輩が気付くほど、音に大きく影響を及ぼすものなのか!」
 と、少し驚き、勉強になった次第です

 同じピアノでも、このように音質が、結構変わるので、同じピアノ・同じ会場・同じ演奏者と調律師でも、音楽の中身のみならず、音質も一期一会ということで。


 というわけで、感想短いけどそろそろ・・
 今回の演奏、とっても優しく、潤いに包まれるようで良かったです  ・・と近藤さんに、もすこしカワイく言いたかったです

 あ、悲愴の1楽章の、♭ミ、♮ミ、ファ、ソ、♭ラ、♮ラ、♭シ、ド、♯ド、レ、♭ミ、♮シ、
 と、右手と左手が末広がりに離れていくところ、↑のメロディーラインがスタッカートに、弾き方変わってました。 移調で再現のときも。歯切れよくなってました♪

 それと、ラフマの「鐘」をラフ2の時も思ったけど、もう一度弾きたくなた。
 でも、全然和音覚えてないから大変だろな・・・

 あと、プログラムがちょっとタイトだった分、アンコールがとても充実して、長い曲をいつにも増して素晴らしい演奏で聴かせていただきました♪♪


 それはそうと今回、近藤さんのお衣装は、レッドのコーデュロイでカジュアルっぽい、厚めのシャツに、ボトムはいつもの正装でした。
 これには賛否両論あったみたいですが、吾輩は、「あれ?お忘れ?? フォーマルなモーニングズボンとベルトで、あのカジュアルシャツは。。?」
 と思い、YAYOIさんに「また今日はダサいよね(笑)」と、自分をで省みずに暴言吐きました。

 でも、そんな近藤さんが好きです
 我々と何気におそろでした 久しぶりに撮影しようかと思いましたが忘れました。

 あの色の着こなしにしてもなんにしても、近藤さん、もう少し肉がついた方が良さそうな気もしますが・・・昔と違って、ストイックなのね??


 いつにも増して長くなりました。読んでくれたヒトありがとう 




ティアラ・クラシックス2009 近藤嘉宏

2009-12-06 | ピアノ近サート(主に近藤さん)
 あら、やっぱりアクセス数跳ね上がってますわ。滞ってたわりに。
 そうですわよ、昨日はティアラで近藤さんでしたとも。ファンの方ようこそお越しくださいました♪
 見てくださる人がいるってことは・・あんまりヘタな事かけなく・・・普通はなるんでしょけど、生憎我輩、ぎりぎりの筋を辿ってく習性がある模様で。 ←迷惑者かしら。
 よって、高校も、各教科の出席日数ぎりぎりまでフケてましたわ。 ←?
 そのころから比べたら、だーいぶ人懐っこくなりましたわ。我輩も(感慨)。
 今回は、近藤さん(←人まネコ)にも食いつき気味に話しかけたし。よしよし、この調子だぞよ我輩よ。

 人が寄ってこなくなりそう&順番とばしっこ話みたいですが気のせいです。

 
 では、プログラム

 モーツァルト  ピアノソナタ第8番 K.310
 ベートーヴェン ピアノソナタ第23番「熱情」


 ショパン   エチュード「別れの曲」
         幻想即興曲
         スケルツォ第4番
         ノクターン第5番
         小犬のワルツ
      アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
        
        
 アンコール
 ショパン   エチュード「革命」
         ワルツ14番(遺作)
         エチュード「大洋」
        




 で、はじまりはじまり。
 えーー最初に営業トークもだいぶん板についてお上手な近藤さん、ご挨拶を兼ねて2日に出たCDの宣伝を。
 鈴木大介さんというすばらしいギタリスト(お友達)に、、贅沢にも、演奏家にプロデュースしていただいて、恐縮なんですけど、
 とか、
 音が近くて手に触れるようなくらいの響きになってますので・・今日はホール全席分(140席だっけ)CDをもってきてるみたいなので、全員に買っていただけるとなくなる事になるんですけど。まぁそんなに上手くいくかどうかはわかりませんけども(笑)
 などと、ほとんどがファンで埋め尽くされた小ホールならではの、おちゃめなアピールを。 釣られて私も買いましたとも。(いや、いわれなくても買いますけど。サイン会にCD出さなかったけど。)


 で、モーツァルト。 座席はお気に?のD-17で。
 最初、響きが強すぎる感じがしたんですが、すぐ慣れてきて、初めて聴いたソナタ8番をかなり気に入った♪
 弾いてる近藤さんも、いい緊張感で乗ってて、重い旋律に悶えるような表情や、優しい表情(共にカオがです)も交えながら・・
 小ホールとべヒシュタイン(ピアノ)が作り出す肉厚な響きにも相まって、重厚に・悩ましげに、でもモーツァルトらしく丁寧に弾ききりました!
 
 初っ端から、bらボー!! ステキだわ!!
 これだけでも行った甲斐ありました。
 近藤版モーツァルトって、重みがステキなの!
  ま、どんな曲もディテールが浮き出るように丁寧な音運びを造る近藤さんなのだから、モーツァルトを弾いても当然といえば当然、近藤味がしてステキなのだわん
 モーツァルト、、去年、諏訪内晶子さまで聴いたヴァイオリンソナタもすごく良かったし、やはりいい曲多いのですなぁ


 初めて聴く曲っていうのも、音を追ってるだけで細かいとこは全然分からないけど、それはそれで大まかに新鮮なイメージだけが伝わって、楽しいな 
 粗もわかりませんしな。
 でも、覚えた曲での感動にしても、初めての曲での感動にしても、感動の種類は違えど、人を深い感動に誘うのが仕事の演奏家というのは、なんて高いハードルを越えなければならないものなのかしら。ただでさえ、間違えずに弾くだけでも、凡人からみたら相当大変なことをしてるのに
 それに加えて、我輩のような、ハードル勝手に置き去り系のわがままな奴が相手では、演奏家もたまったもんじゃないですわね。
 クラシックピアノは、なかなか深くは感動できないのですわ。プロの演奏としては。


 というわけで・・ 最初の一曲でかなり満足してしまい、その後はなんだかところどころ印象が薄いんですが。。
 
 でも全曲、立体的なホールの響きを中心に楽しみまして、、、
 大好きなスケルツォ4番♪と、これも大スキ、アンダンテスピアナート~は特に、ちゃんと楽しみました♪♪
 どちらも、フレーズが楽しくって、ドラマチックで、いい曲なので、最初から、これらとモーツァルトが目当てだったんですわ。 熱情はちょっと聴きすぎた感もあるので。

 それと。アンコールの革命は、なんか渋かったぞ♪
 昨日の近藤さんは、全体的に、いつもより若干セクスぃーだった気がするわ
 近藤さんも、だんだん年取ってるから、音楽的にも、弾いてるときのお顔にもこれから渋みが増してくるのかも。 
 今は普段のおカオからは渋みなんてあまり見あたらなそうだけど。


 で、、
 あれ? ここまで別に問題発言しませんでしたわよね。
 気がかわったのか。
 
 
 で、今回は、ここから第二の本番が始まりはじまりしてしまったのですわ!


 モーツァルト聴いてる時点で、今日はサイン界に出て、これが良かった旨言おう♪とほぼ決めました。
 で、、そうは思いつつ、ロビーに出たとたんに気分が変わりそうでしたが、なんとなく並び始め。
 でも、いつもそうだけど、演奏中に言おうと思った「○○○○ましたね♪」とかいうのが、サイン会の近藤さんの普段の表情では似つかわしくない気がして、
 途中でやっぱ止めた。と抜けてしゃべりに行き、最後の方を狙うことにしてしまった。真ん中辺だと、あとが閊えてる雰囲気があるので。


 で・・結局最後尾。
 カメラにちょっと遠慮してみたら、「どうぞ」と近藤さん。
 おっ、今日はフレンドリーか?(この前、直前で逃げたのを見てたのか?)と思いつつ、「お久しぶりです~」と言ってみる。
 すると、近「ん?久しぶり?じゃないよね」みたいな。
 ほほう。ラフマの時とか、サインしてる目の前に陣取ってたから気付いてたのか。彼はしらばっくれた顔して、時には、わりと見えてるみたいですよ。皆さん。時には、たまたま、だろうけど。
 ネコ型「あ~(意外)。並ぶのが。」
 すると、近「この前お母さんもいらしてたしね」みたいな。
 ・・・どーでも良いことを覚えてらっしゃるのね・・母が白馬でいらんこと言うた甲斐あって、親子セットで覚えられてしまった模様。 あー。 単品ずつでいいんですけど。
 ネコ型「(どうでもいいじゃんというカオをしてたと思う)あ~はいー。私(ラフマの時)サイン会後ろで見てましたー」

 気を取り直し、「モーツァルト、すごくいい曲だな~て思いましたー。初めて聴いた」
 近「そうですかー(意外そう。有名なのねきっと)よかった」みたいな。
 (みたいな。が付くのは、いまいち記憶に自信がないだけ)
 で、「シューベルトではお好きなの、どれですか?」 と訊いたら、「いいのけっこういっぱいありますよ。即興曲もいいし、ソナタだと、最後のが飛び抜けてますね。特別ですね、あれが」みたいな。

 やっぱり。思った通りのお答え! 「特別」「飛び抜けて」ってあんなに目をかせておっしゃるとは思わなかったけど。
 もう、優しい笑顔で目がキラキラでびっくりしましたわ。あの笑顔が引き出せただけでも、訊いてみてよかった

 で、「やっぱり。ケンプのそれ、(最後の21番)良かったです~。ちなみに、誰の演奏がお気に入りですか?」って聞いて見ると。
 「ケンプもいいですけど、ルプーがいいですねー 聴いてみてください

 わたくし、ルプーてどっかで聞いた名前・・みたいな感じで、「ルプー?」って聞きなおしましたが、教えてもらったからには聴かねばなりません。
 みなさまもゼヒに。シューベルトのソナタは心が浄化されまするよ
 みんなこれを聴いてれば、たぶん世界は平和に近づくよ(笑)いやほんと。


 これで終わろうかと思ったんですが、調子に乗って、「あと!」としつこく、もう一個、○○餃子○○て知ってますか? と訊いてみました。 結果は、いや~知らない。「~~に住んでらっしゃったし、知ってらっしゃるかと思って」と言ったら、「いやー、調べときます(笑)」と。(今日はやけに食いつくなみたいな顔で)
 ま、その場、もしくは人間首振り扇風機になってる間に忘れるようなことですけれども(笑)



 長々しくなってしまいましたわ。 これからは詳しすぎるのやめとこ。
 ま、サイン会レポ、今後の傾向と、対策を練る上でも役立ててもらえれば。(余計なお世話だにゃ)



 最後になりましたが、今回は新しいお仲間さんもいらっしゃったり、初めて花音さんともご挨拶できたり、最近の裏ブーム?話をしてたら終演後に3人置いてきぼりをくらったり・・もあり、楽しかったですわ。お世話になりました
 我輩、あんまり思ってもないことを口走ったり、ちょっと懐くとすぐタメ口きく習性も最近?ある模様ですけども。ヽ(´`)ノ
 近藤さんにもあんま、敬語使ってなかったような気が(笑)
 普段からちゃんとしゃべらないからなのねヽ(´`)ノ
 ちょっと気をつけないといけませんかな 
 では、良い子のレポおわり。
 
 あ!八王子のNさま、もしみてらっしゃったら、お騒がせしてすみませんでした! 原因はレポから推理できます。できたら天才っぽいですが。


 
   
 

奈良行き♪付け足し~近藤×青柳~

2009-08-30 | ピアノ近サート(主に近藤さん)
 今さらですが、7/26 奈良・大和郡山城ホールでの演奏会で、
 近藤嘉宏センパイが、青柳晋さんの演奏を一度だけ誉めた、というお話。
 
 青「高校時代、近藤さんが演奏を一回だけ誉めてくださったことがあるんですよ。こっちは何回も誉めてるんですけどね。何の曲だったか覚えてますか?」
 近「一回だけ?一回だけって・・ひゃひゃひゃ(←爆笑)えーと、ラヴェルのスカロボでしたっけ?」
 青「いいえ。ラヴェルは誉めてくれなかったんですよ。誉めてくださったのはバラード4番(ショパン)だったんですよ」
 近「ほんとにー。 今日、それ弾くんだ、やだなー。なんてことだ」
 青「裏で聴いてるからね~」
 近「いや、卒業演奏会の『スカロボ』での湧き上がってくる、ほとばしるような演奏に、インスパイアされた覚えがあるんだけど」
 青「言ってくれればいいじゃないですか~」
 近「そのあと、すぐ行っちゃった(ドイツに)から・・」
 青「え、それから1年まだ準備でいたんですけど。」
 近「そうだっけ、あんまり見かけなかったし」

 適当ですが、内容はこんな感じで楽しくおしゃべり。
 なんというか、マイペースで媚びない近藤さんらしいですわね(笑)


 それと、メンデルスさん、ショパン、リストの性格の話の内容↓↓。

 近「メンデルスゾーンは、短調でも苦悩感がない、フレーズ(一区切り)の長さも比較的短くて、ピークが来てもう終わるの?って感じ」
 青「モーツァルトは、長調でも苦悩に満ちていることが多い感じだけど」

 青「ショパンは、AB型だと思いますね。リストは豪快で、O型ぽいね。リストは、どういう風に弾いても許してくれる気がするけど、ショパンは許してくれないですよね。そういう記述もあって、1回のレッスンに、今の価値で言う10万くらいの料金を取って、生徒さんにさんざん練習させて、生活を狂わせておいて、結局「君には私の作品は到底弾けない」とか言ったと」

 近藤「ショパンは裏表が激しそう、すごい自信とすごいコンプレックスが表裏一体な感じの音楽だと感じる。指の動き的にしても、苛めてるような、複雑に一箇所集中、みたいなのがあるけど、リストは非常にピアニスティックで合理的」

 青柳さんも納得されてました。
青「でも、ただ嫌な人というのではなくて、我々がいつまでも片思いしているような、想いは通じなくてもずっと関わっていきたいと思わされるような魅力がある」



 適当ですが以上です。 話は変わり、わたくし実家にも泊まってきました。
 
 実家は、今年始めに田舎(奈良)に引っ越したので、近くの温泉に2回行き、電子ピアノを弾き、明日香村(↑写真 お天気が悪く、写真がこれしか撮れなかった)にドライブし、母の手料理(50円激安鯵の南蛮漬けとか、煮物とか)をたらふく食べ、マクロビオティックみたいなランチをいただき(ピアノの先生の生演奏があった)、父の本棚の本をかっぱらい、すぐ近くの眺めのいいところへドライブし、、、親を使って(金も)気ままにだらだらしてきました。

 実家でのんびりできるって、なんていいんでしょう。
 今まではできなかったから。。
 試しに出戻りを提案してみたら、父に却下されたけど。なんやて。

 ・・て、まるで人こき使うタカリ鬼娘ですね。

 あ、おみやげに簡単ケーキも焼いてもらったし、ワカメやら木の実やら自家製トマトやら、もらい物ジャガイモたまねぎやらも、もって帰ったわ。大漁。

こんな見かけ上平穏な暮らしがいつまでできるかな。

奈良行き♪ ~近藤×青柳~

2009-08-01 | ピアノ近サート(主に近藤さん)
 目的は、ワンパターン。 今回は青柳晋さんとの競演♪
 ほんとに直前まで行くかどうか迷ってたけど、行って良かった。
 演奏も良かったし、お2人の楽しい会話も聞けました。

 25日の夜、Vip Linerという名ばかりVipの深夜バスで出発(新宿西口エルタワー(地下からビルに入ってしまって、夜だから開いてる扉探すのに迷って焦る)発→難波)。4列4500円。←めも。もう乗らんと思うが。
 これが、幸いにも隣がキャンセルでいなかったから隣に寝転んだけど、フットマンがなくて冷房異常に効いてて、乗務員爆睡してて最悪。だから帰りは、Willer Busってとこにした(ハートンホテル西梅田発→新宿西口)。3列間際割(当日)4900円。
 これは、まぁ待遇良かったかな。運転手ちゃんと交代したし、ご案内も感じよかったし、椅子幅広いし。
 行きは急いで即決めちゃったけど、まさか足置けないとは思わんかった・・・

 めも長はさておき、実家からは、母の運転で出動したんですが、家からホールまで御でなんて初めてで、優雅じゃ~♪などと思っていたら、「調子に乗るなよ」との天からの戒め(怖い位の集中豪雨)が・・
 でも、近藤さんの主張どおり、開演30分前くらいに止みました。さすがね


 近藤嘉宏 × 青柳晋 
 華麗なるロマン派ピアノ名曲コンサート
    7/26(日)15:00開演 やまと郡山城ホール・大ホール

 
 第1部 は青柳さん。

 メンデルスゾーン「無言歌集」より
 「甘い思い出」op.19-1
 「デュエット」op.38-6
 「失われた幻影」op.67-2
 「春の歌」op.62-6

 ショパン 「練習曲集」より
 「別れの曲」op.10-3
 「木枯らし」op.25-11
 「大洋」op.25-12

 リスト
 バラード 第2番 S.171
 ラ・カンパネラ S.141-3


 第2部 は近藤さん。

 メンデルスゾーン「無言歌集」より
 「ベニスのゴンドラの歌」op.30-6
 「狩人の歌」op.19-3

 ショパン
 幻想即興曲 op.66
 バラード 第4番 op.52
 ノクターン 遺作
 ポロネーズ 第6番「英雄」op.53

 リスト
 愛の夢第3番 S.541-3
 超絶技巧練習曲 第10番 S.139


 アンコール
 ブラームス
 ハンガリー舞曲第1番 (連弾 高音部:近藤 低音部:青柳)
 
 
 パンフには、幻想即興曲 ラ・カンパネラ と、↑の題目を差し置いてでかでかと書いてあります。
 私にとってはこの2ツ、食いつき悪い2大曲目なんですけど・・でも今回は2曲とも満足だったのでよし!でした。カンパネラすごかった。

 そして今年はショパンより1つ年上のメンデルスさんが生誕200年、ショパンの没後160年ということで。てことは当然、来年はショパン、再来年はリスト生誕祭ってことで。
 クラシック界、華やぎそう。めでたやな~。
 おぼっちゃまだけど過労死?した(青柳談)メンデルスさん、無言歌だけでも49曲もあるそうだけど、今年下半期、注目してみようかしら。



 では演奏の感想を少し。
 青柳さん、2年前の軽井沢以来だけど、その時よりなんだか、泉の底の方からぐわっと沸き立ってくるような躍動感というか起伏が増して、すごい演奏でした。
 前回までは、あの方、「とても包容力のあるお人」という感じを強く受けてたんだけど、今回「意外とすごく熱っぽいお方」という認識も加わりました。
 近藤センパイ(高校の)と競演だから張り切っちゃったのか(高校時代、センパイに1回”だけ”お誉めの言葉をいただいたのだそう。ちなみに青柳さんは何度も誉めたそう。笑)、ショパンのエチュードなどは凄まじい程の躍動・・・
 身体で表現すると、こんな感じいや速い、こんな感じ、とNさんに言ったけど、へんな躍動感でなく、統制力がすごいので、非常に興味深かったですわ 小さそうなお手手なのに。


 近藤さんは・・前回私が恐れ多くも貶した部分(集中できてないんじゃ?)、という感はすっかり解消、今回は素晴らしいいぃ集中力で美しく全部弾ききったという感じです。
 私の独断ですが。(あ、社長も、「今日は良かったでしょー?」とおっしゃってましたよ。)でもブログはまだ書かれる気ないみたいな・・なぜ?
 ほんとに、青柳効果か、今の自分の音楽って感じに落ち着いてフレーズ感が美しく、味わい深くて、よかったんだけどなぁ。やっぱり私は近藤ファン
 あ、スタンディングもしましたよ。立つ癖ないから思いつかなくて、再度出てこられた時だけど・・後ろでMさん、Nさん、Tさんが立たれてたのを見て近藤さんが喜んでたみたいだったので。 マヌケにも後で立ったら、ちらっと会釈はしてくれたけど・・やはりマヌケだったかしら←何事にも一足遅れるとろコですから。
 ま、これからは、忘れずさっと、すくっと、立とうじゃありませんか


 サイン会は、またすごい列。
 並ぶ気だったんだけど、最後になっちゃって、なんか気後れ感せまってきまして結局側まで並んでたけどやめました・・ 青柳さんともお話したかったけど、ま、立ったからいいや。ってそれは近藤さんのとき。なんか、(少々おせっかいな)社長もいらしたし、近藤さんに言うべきちょうどいい言葉が浮かばなかったんだよな。←いつもや。浮かぶのは余計なセリフばっかり。なんとかして

 ま、そのうち忘れられてから、利便時しよかな。30超えて大人になったら・・か?


 またもや取り乱し?
 ナイーブなもので・・・
 ガンダム見て、ますますナイーヴに・・ってコンサートの次の日から。
 さっき、懐かしいV(Victory)ガンダム主題歌に感激。
 93年制作だしストーリーまるで覚えてないけど、主題歌とウッソたち登場人物名は思い出した♪

 トークの内容など、後編を後日書くかも。。♪
 

 

なんでだろう・・

2009-06-14 | ピアノ近サート(主に近藤さん)
 先週の「講義」に引き続いて、楽しみにしていたティアラ小ホール、大好きな小ホールでのコンサート・・・
いつものようには楽しめませんでした。なんでだろう。

 今までのワースト5・・には全然入らないけど、今まで味わった小ホールでの感動とはとても比べられないくらい、感激がなかった・・・

 私、近頃の当ブログへの、「レッドカーペッド内でのレッドカードの類」をもらいすぎた関係で、耳(頭)がおかしくなったんかしら??

 いやいや、私ったらそんなタマではないので(こんなの、辛いことの内には到底入らないので。 いやでも、体だけでなく精神も、か弱いですよ。←信じられるかよ)、そんなことは思い出さず関係なく、いつものように期待して会場入りしたはず、、、なんですが。確かに。。。


 前半の大好きな「ワルトシュタイン」を右の前から2列目で聴いてしまったことも、原因のひとつかもしれないけど・・・いや、やっぱりあまり関係ないな。。

 なんだか、いつもより音が「パラパラパラ」って無味な感じ?や、やや叩き方が乱暴な感じにも聞こえたし、近藤さんの間の取り方にも、いつもより「良い味」を感じない箇所が多い・・・何か、ピアノが弾きにくい!という焦りのようなものもよく感じ。。

 そういう「違和感」に踊らされたので、もちろん、「いつも通り」にいい瞬間も何度も認めはしたものの、なーんだか充足感に欠けてしまった・・

 私は、てっきり近藤さんが「なんかところどころあせったり興奮したり、集中できてなかったりしたんだ」と思ってしまった。

 で、終演後、腑に落ちないので、近藤さんに簡単な質問をしてみようと思い、何て言ったら怒られないか分からぬまま、「録音(最新のベトソナ12~15。ティアラ小ホールと同じくベヒシュタインを使用)の時のピアノと、今日のは、違いがありましたか?」などと、よー分からん質問を。

 近藤さんは若干きょとんとして、「空間が違うので、ピアノの大きさは違いますけど、音は似た感じですよ」みたいな(もっと難しい言葉でちゃんと答えてくれたんだけど、覚えられなかった・・)お答え。

 そこでまた、淡々とした近藤さんに「ピアノのコンディションは大丈夫でしたか」とか「お疲れでしたか」などと恐ろしいことを訊くこともできず、
 日本語がいつも意味不明な私、「音が良くて良かったです」と。←苦し紛れにCDのことを言ったつもり

 近藤:やはり若干きょとんとして、「そうですか、ありがとうございます」


 劇的撃沈・・・

 何も解決を得られなかったばかりか、意に反して、「今日の音が良かった」と受け取られることを言ってしまったではないか・・・

 でも、きょとんとしたって事は、近藤さんも「今日の音が良かった」とは思ってないんだ、きっと。
 何バカなこと言ってんだ、こいつ ってな感じなんだ・・・


 このやりとりで、余計に取り乱してしまった私は、あっこさんに軽くやつ当たりした後、Tさんに同意を求めてみた。

 幸い、その感想がほぼ一致したTさんと、あーでもない、こーでもない、と散々苦渋にのた打ち回ってから、やっと落ち着いて、お茶会に参列。

 お茶会でも、楽しいのとやつ当たり入り混じりって感じで、まだ少々取り乱し気味・・
 変な奴ですいませんです。


 しかし、私たちやく2名の釈然としない心持ちをよそに、近藤さんはサイン会でもブログ上でも、いたって上機嫌な様子。

 ソロが終わって感じる、爽快感、充実感も、いつもどおり感じられたと。

 小ホールでは、
 >ダイレクト感がとても強いのが特徴で、
 >意図した表現が即座に聴き手に伝わっているような気がします。
 >聴衆というより、一個人にピアノを聴かせているような錯覚にとらわれます。何だか >自分の表現がディープになる傾向があるかもしれません。

 とのことで、こういうところは、今回としてもとても納得できるのですが。
 確かに、ディープでしたもん、最後のハンガリアン・ラプソディ2番と、アンコールの愛の夢と、超絶技巧10番へ短調(すべてリスト)。

 ハンガリアンは、燃焼しすぎて?時々流れを放棄したようにも感じたし、アンコール2曲も、怖い位にディープでしたとも。
 この3曲は、怖いながらもよかったけどね


 やっぱり、私の乗り方があの方の気分と合わなかったのね。
 ディープだったと言えば、すべて丸く収まる気がするわ。
 たまには、ここまで「完全燃焼発散系」の興奮モードの近藤さんも、いい。
 ということにしておこう。

 結局、今回は「深い感動」とまではいかなかったけど、最後は集中できてよかったよかった。
 

 前回講義で「価値観や認識がほぼ一致」などと書いた矢先に、
 早くも、フィーリングと認識の不一致。
 ってか、一週間前、P,PP,PPPの世界を重要視したいって、仰らなかった??
 前は、同じピアノと同じホールで、もっとP,PPが綺麗だった気がするけど?
 わからん。
 ま、言えることは、やっぱり、あかの他人だわね(笑)←あたりめぇ


 ・・・まったくの分からず屋主観でひどい風に書きましたが、決してキライになった訳じゃぁございません。
 書いたようなひどい演奏でもなかったはずです。
 ちょっとところどころ、集中しがたい箇所があって、私の頭のおかしさのせいで、それを増長して感じてしまったのでしょう。
 こんな日もあるよね、と納得しながらも、近藤さんのご機嫌がよろしいのが、ちと腑に落ちなくて困る。
 

 取り乱し、プログラムも書いてなかったわ・・・

 バッハ=ブゾーニ  シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリンのパルティータの編曲)
 ベートーヴェン   ソナタ21番「ワルトシュタイン」

 シューマン     アラベスク
 ショパン      ノクターン第8番
 ショパン      バラード1番
 リスト       ハンガリー狂詩曲第2番

 アンコール2曲   (上記) 

魅力凝縮

2009-06-12 | ピアノ近サート(主に近藤さん)
 やっと書く気になりました。6/6(土)in新宿朝日住友ビル のこと。かるーくね。

 いつもブログで軽妙洒脱な感じを受ける実力派ギタリスト・鈴木大介さんと、我らがお慕い申しあげますピアニスト・近藤嘉宏さんによる、
 仲良し対談。

 いやー、楽しかった。
 一応予定では「ベートーヴェン中期ソナタを語る」と銘打った講義・・だったと思うんですが、まるでファンがセッティングし直したような、(いや、ただ集合しただけなんですけど)ファンが寄るファンのための2人座談会、みたいな感じになっちゃってました。

 いいのか? ファンとしては、別にいいだろう、良いんだとも。ですがね。

 お二人、ちゃんとファンが多いことを目視で確認してから(?)、最初はちょっと恭しい感じで、大介さんが話を始められました。

 箇条書き(手抜き)みたいでもうしわけないっすが、

1、二人の出会い (ファンは知っている、初対面での警戒から早急に打ち解けるまでの過程)

2、大介さんプロデュースで「ベトベンソナタ全曲」という価値ある箱物CDを今、作っておこうと思った経緯
(レコード会社の供給が音楽配信の方向に傾きつつある昨今、recoupできそうなCDしか作らなくなる時代にさしかかっていることも見越して、今、近藤さんの真価を見せ付ける(?)パッケージ化に相応しい録音に取り掛かろうと考えた。というようなお話)

3、2からの流れで、体調を崩したこともあって、「近藤さんの表現も変わったしね」というお話
(弾けなくなるかもという不安からも、一瞬一瞬が大事に思え、瞬間的な音のニュアンスを、より大事に感じられるようになった)

4、ここ数年、建築基礎の土台を取り払った後のような、より自由度や味わいある音楽を作れるようになった。とか、
 楽譜から音楽を読み取り、感じ取り、それを自分の音楽表現にしていく重要さ、巨匠の借り物やエゴにならないようにする難しさ、などのお話。
 (楽譜は、できる限り作曲者に近い原点版を使い、そこからインスパイアしたい、とも)

5、97年録音のベトベンCD → 数年前の4大ソナタCD → 今回発売の12番~15番のCD
 の聞き比べコーナー
 (表現も、録音の状態も明らかに違い、音楽表現の深まりの程が見えます。今回のは、音が近く丸みがありキレイで、傍で弾いてもらってるような感覚が味わえます。その点、パッケージ写真の雰囲気←どっちかいうと、こんなポーズ がマッチしていて、女子ファンにはうれしい感じ。ただ、よく知らない人には写真でイメージとジツリョクを誤解されそうな心配がありますが)

6、録音時のエピソードなど
 (近藤さんは、音楽作りが「禁欲的」で、「整えよう」とするので、大介さんがいいところを残すようにしている、とか、やっぱり、人間が認識できる音の感覚のすべてをCDに託すことはできないし、感動を伝えるための調整が難しいといったような話)


 こんな話題で、軽妙な大介さんリードで和やかに、進行されました。
 
 近藤さんの、超真っ直ぐに音楽に向かわれる魅力が凝縮され、大介さんに乗せられ素も覗かせるような楽しいお話。

 ピアノは、上から弾くので、感情がそのまま出るような造りになっている、だがそれでも、やってるつもりで実はそうなっていない場合も多いとかいう話のとき、アチョー(←もちろん近)などという語も飛び出しておりました。

 あ、その流れで、ギターはなかなか雄たけびはできないから、たまには雄たけんでみたいよ!という大介さんのセリフがあり、近藤さんはフォルテよりp、pp、pppまでいくような、小さい音でのニュアンスを何倍も重視しているというお話も。
 ま、そりゃそうだわな。
 ・・私は、ピアノの先生が、オルガン専攻でしかも激しい性格だったから、「フォルテが足りない、盛り上がりが足りない」とよく言われて、「私は大げさは嫌いなんじゃー! ニュアンス変えてんのが分からんのか!」と、何度かぶち切れそうになりましたけど・・
 ・・伝わらなかったってことは、独りよがりだったんだろうけどね。
 それにしても、もっと理論的なこと、細かいことを教えてほしかったけど。

 
 閑話休題、(←覚えたて四字熟語。使いたがり)

 うーん、それにしてもやっぱり、近藤さんと私は価値観がよく一致するわぁ
 お話を聞くと、いつも共感するばかりだけど、今回もやはり「いいと思うこと・感じ方・考え方の過程や内容」がほぼ一致。だから近藤さんの音楽が自然に心に浸透するのね。 
 私の場合、頭と言動が一致しない、うまく表現する力がないところが、近藤さんとは全く違うんだけどね だから、ま、誰も信じないだろうけどね(笑)


 とりあえずいい加減なレポですが、何か思い出したら、また補足・メモ改訂など、いれるかもしれません♪

 

青春のこだわり

2009-03-22 | ピアノ近サート(主に近藤さん)
 昨日は一日の大半は、電車の中でぼけーっとしてました。
 その目的であり原因は、長野駅(最寄)である、近藤嘉宏ピアノリサイタル。 やっぱりか。

 近藤さんの記憶から私が消え去るリミットが、推定1ヶ月~3ヶ月なため、ここらでいっちょ遠征計画を立てなければならなかったのよ。←半分ほんと
 そう、関東でのソロは先の2月7日から、6月13日までどどーんと4ヶ月空くのですからね。ま、ちょうどいい頃に、道山さんとのデュオなどはあるけど・・。
 
 まだまだ青春真っ最中なネコ型(疑)、春休み時期に信州に行くとなれば、選択は最初からやっぱりこれ、青春18切符なのでした。
 いや正しくは、青春18切符あってこその遠征なのだ。
 そんなけな気な私の事情を察してか、コンサートはちょうど良い時間の14時開演♪
 ・・にしても、ウチのだんな、18切符使ったこと無いっていうんですのよ。信じられます? これだからお坊ちゃんはいやなんですわ。(だんなは精神的お坊ちゃん、ま、平均的だろうけど。私は精神的貧乏人ぎみ。だから諍いが絶えませぬ。)

 の旅スケジュール
 家を7時半に出て、甲府経由(9:46着)で、長野に着いたのが、13:29。
 帰りは長野を18:15に出て、21:33甲府着、家に着いたのは23:30。

 日頃ぼけっとするのは得意ですが、こんなに長時間にわたってぼけーっとするのはめったにないことで、少々ぼけ疲れしました。

 往路は、だんなの朝飯と自分の朝風呂のため5時起きしたので、うとうと・・ぼけー・・うとうと・・ぼけー・・を繰り返し、食べたものはレンジで作ったふかし芋のみ。(寝ぼけながらもいちおう、サイン会シミュレーションゲームとケータイで高校野球視聴はしている。長野に近づくとエリア選択しても全然映らなかったけど。)

 復路は、近藤刺激ックスで意識が飛びながらも、ベートーヴェン・イメージ再現トレーリングと脳内異世界シミュレーションゲーム再開。
 退屈しないようにと持っていった本は、全くの無駄になりましたと。


 そんな意識が飛んだ状態にさせる、近藤嘉宏というオトコ、やはり罪よのぅ。。
 近藤さんの舞台下のご振る舞いには、幾分のつっこみどころがあるにもかかわらず、(私が言えた分際でないゆえ、ここでは触れませんのよ。すべてを総合しての愛ですのよ。)やっぱり結局は近藤マジックにかかってしまう性なのよのさ。


 昨日は、なぜにいつにも増して表現が柔らかく、まろやかだったのでしょう、近藤師匠

 気持ちよく弾き過ぎて(?)ミスった回数は特筆するくらい多くて(5回以上)テンペストの最初の方では一瞬ヒヤッとしたところもあったけれど、上手くごまかして(これも鍛錬の賜物ね)そんなことは気にも留めないような様子でしなやかに弾かれていましたね。

 前々日まで2日間、鈴木大介さん(プロデュース)とベートーヴェン・ソナタ全曲録音の第一弾をしていたのが、よほど良い刺激になっていたのでしょうか、終始自在な心持ちで、間の取り方もいっそう豊かに弾かれているようでした

 調子の良い時に出る、片手が空いているときの指揮(これ最高♪)も2回ほど出ましたとも!!
 本当に、いつにも増して美しさが際立つベートーヴェンでした。


 あ、プログラムと会場紹介を忘れていました。
 去年から続く三大作曲家名曲の旅・ベートーヴェンの部、ソナタ5曲の演奏者疲労困憊プログラム
 会場は、長野県民文化会館 中ホール

 前半; 第8番「悲愴」、 第14番「月光」、 第21番「ワルトシュタイン」
 後半; 第17番「テンペスト」、 第23番「熱情」
 アンコールは、「月光」2楽章。


 超有名プログラムですが、私は「ワルトシュタイン」と「テンペスト」は全部は覚えてません。
 特にワルトシュタインは、近藤さんの演奏会でしか聴いていないので、細部まで覚えてなくて、このシリーズで通算3回、いつもワクワクした新鮮な気持で聴けました。
 今回の遠征計画決定の重大要素を占めたくらい、大大大好きです。

 昨日の演奏もただただ美しく、素晴らしかったし、自分でも是非挑戦したい曲です(そうとう指鍛えないといけないけど)。

 テンペストも今回特に美しかった。ただただ美しかったです(今回はもはやそれしか言いたくない)。
 下手なピアニストが弾くと、マンネリになりそうな曲かもしれないけど、こんなに美しいなら、私も弾きたいっっ。と思ってしまった。
 私が弾いてもまずマンネリ仲間になるだけであろう・・ってかどんだけ課題曲溜まる・・。
 っていう自己突っ込みはさておき。



 今回は、言葉にはとても表せない近藤世界に迷い込み、近藤病にかかったところに付け込まれ、どうやら花粉症かるーく発症した模様。。なんか昨日の帰り電車からちょっと頭重いし、今日は鼻痒くてぐすぐす

 ったく、10年前からこの季節は常にマスクしてたっていうのによぅ。
 今まで、まだなってないって言い聞かせてたのに、やっぱりこの体質かよ。
 っったく、きのうちょっと1時間くらいマスクしてなかったくらいでよぅ。
 むかつくぜ!



 でもでも、昨日のコンサート後は、とっても楽しかった
 なんたって、ファン友あっこ姉さんの息子ちゃんとご対面できたのですからっ
 そのためにも遠征しなければならなかったのよ!

 ちょーかわいくてよく笑っておりこうさん、肝の据わった人格間違いなしって感じ漂う(実際、すごく手がかからないお子様らしい)ごりっぱな赤ちゃんで、うらやましい限り。こういう子はきっと、将来も苦労をかけないことでしょう!

 体格もごりっぱで(第一声、でかっ!!と言ってしまった。お顔は知ってたので。)、生後半年で9キロばかしおありだそうで、だっこさせてもらったけど、むちむちのお体で結構硬く、重かった~
 でもお手手が私の脇を掴んでて、かわいかった~
 って、抱き方が悪かっただけ? ごめんよカンちゃん。

 あっこさんと、だんなさま、だっこさせてくれてありがとーございました


 
 あ、そうだ、近藤さんのご記憶から私の顔はまだ振るい落とされず、無事でした。
 近藤さん、顔を覚えるの得意なのかな、意外と。 前回大阪では、あ!って気付いてくれたし。
 私だったら、初対面で短時間ならぜったい雰囲気しか覚えてないので、失礼することがよくあるんですけどね。服装も注意しないかぎりまったく覚えないし。(比べる私がレベル低すぎ?)しゃべった中身はけっこう覚えてるんだけど。

 今回はラヴェルのコンチェルト総譜にサインしてもらった。
 あやしいところが多い私にも、「この間はもぐり込んでて失礼しました」と言ったら、「いぃえぇ(そんなこと・・)」と、とても優しい表情で、よかったよかった。
 機嫌がよろしかったから、余計でしょうね。

 でも、その表情さえよく覚えないわたくし、記憶系回路があきらかに発達不全です
 声は覚えてるんだけどねぇ。。

 そしていつものように、言いたかったことは全く言えずにサイン会は終了したよのさ 
 シミュレーションゲームの成果は出るのだろうか。タイミングが計れぬ。機転が利かぬ。その前に生まれつき言語障害。
 やはり、継続しないとダメなのね。。
 でも今回は、近藤さんがさらっと流しすぎなんだーっ
 そんなに急いで帰らなくたっていいじゃん

 
 


 


 

 

近藤さんに出会った地で

2009-03-05 | ピアノ近サート(主に近藤さん)
 テンプレート、一昨日チューリップに変えてみましたが、そん時雪降ってましたね。
 タイミングが読めない私です。
 
 やっと雪は降ったけど、、それにしても今年の冬は生ぬるかった。
 年によって前線の動きとか色々バラつきはあるだろうけど・・・地球危うし。
 ってか汚水飲んで死ぬ人たちだけはなんとかしてくれー!!!!!
 おちおち水も使ってられないよ。
 いや使うけど、パソコンも使うけど、なんか罪悪感感じるの何とかしてくれ。


 それはそうと近藤さんの容態が心配。
 ファン仲間、十六夜さんのブログを読んでショックです。
 3月1日、横須賀であったファミリーコンサートでのあまりに労しいお姿。。
 なんと40度の熱を出したのに、ふらふらの状態で強行演奏なさったそうな。
 顔真っ赤で汗をたらたら垂らして、、アンコールまで。。

 そんなん、ファンは気が気じゃありませんって。
 英雄で一瞬止まりそうになったそじゃありませんか。
 それでもアンコールでワルツ14番は完ぺきに弾けたらしいけど。。
 
 でも、こういう時って出れるかどうか判断が難しいかもしれないけど、なんとか最後まで弾けて、お客さんにも気迫が伝わっただろうから(ブラボーと拍手喝采だったらしい)、這ってでも出て良かったんだと思います。 私もその場にいたかったな。


 そんなことになったのは、もしかして大阪で菌をもらったからじゃないかと思うと、これまたショックです。
 そう、2月27日の大阪公演。その前日は長野で公演だったので、お疲れ気味のようでしたし。
 これが、お金がない福祉事業所の主催で、高嶋社長と近藤さんのご好意で安く来てもらった公演だから、余計申し訳ないような気分。

 って私が申し訳ないと言うのもちょっと変なのですが、なんか主催者の石井先生は父の元同僚だし、母もその事業所に所属しているし、お世話にもなってるので、、他人事じゃないような気がして。。 
 しかも、コンサートの打ち上げに親子そろって不気味に参加してしまって、ちょっと気を使わせてしまったので・・(近藤さんよく食べ、よく質問に答え、気さくな感じでしたよ
 近藤さんがこれに懲りたと言われないように祈るばかりです。
 こんどいちおう近藤さんにあやまっとこかな・・。


 で、コンサートの内容はというと、第14回くるみコンサート

 ~~華麗なるショパンの調べ 近藤嘉宏ピアノコンサート~~

 プログラムは、昨年からの三大作曲家シリーズのショパンの部だから、前日の長野県民文化会館と同じ。

 2008・12/9 進化形・近藤嘉宏in浜離宮 ←これと同じ。
 (・・ってこれにもプログラム書いてなかった 2008・11・29の記事には書いてます。やっと。)

 会場は、ドーンセンターという多目的ホールなので、近藤さんのウリのひとつ、音の立体感があまり伝わってこないし、正直響きはいまいち。
 元々、青年自立事業所の資金集めも兼ねてるようなものなので、仕方ないです。
 
 でも、新規近ファン獲得にうってつけのホールとは言えないけど、私にとっては特別な思いがあるので(何せ11年前に初めて近藤さんに出会った場所ですから。)、嬉しかったですけど。
 バラード4番も、気合入れて弾いてくださったし。

 実際、ここでもう一度近藤さんが弾いて下さるとは思わなかった。ご好意に感謝。


 さて、18日にせっかく駅で近藤さんにばったりお会いできたので、勢いづいてサイン会も並びましたとも。近藤さんの記憶から抹殺されないうちにね・・って言ったら、これからずっと勢い保たないといけないな・・ 

 もう10年前から大好きなのに、今頃やっと着手しだしたバラ4(ショパン:バラード4番)の最後の方の難しいページに、「Tちゃんがんばれ」ってむりやり書いてもらいました

 これで、早急にバラ4が仕上がること間違いない。
 これから、どんどん自己課題曲の楽譜に書いてもらおうと思います
 しかしながら微妙に「Tちゃんかんばれ」になってるので、次回濁点つけてもらおかな。

あ、そうそう、母の元仕事仲間が高嶋事務所に取材を入れたところ、思いがけず近藤さんからコメントをもらえたそうで、事業所の会報をその方(記事筆者)にもらえるのが楽しみ。この若いおにーさんにも親子で色々お世話になりました~
 でも、どうせなら、パンフにコメント載せれたらよかったのにね・・。

 関連記事:11年前の出会いのときの思い出を。↓↓
  近藤嘉宏氏 出会いのおもひで 
 
 

違いを分からせる男・近藤嘉宏

2009-02-13 | ピアノ近サート(主に近藤さん)
 2/7、近藤DAY2連ちゃんの二日めはぁ、、はぁはぁ、我等が近藤本拠地(←勝手に決めた。アンケートの結果デス←ねつ造)、ティアラこうとう小ホールにて、

 ~~ロマン派ピアノ作品の華麗なる世界~~

 シューマン: 蝶々(序奏+12曲)
 ベートーヴェン: ソナタ14番「月光」
 
 ショパン: ポロネーズ第5番
       ワルツ第9番・第10番
       マズルカ第7番
       ノクターン第8番
       幻想即興曲
       アンダンテスピアナートと華麗なる第ポロネーズ

 アンコール
 ショパン: ワルツ第7番
 モーツァルト: キラキラ星変奏曲

 ~~ ~~ ~~ ~~ ~~

 という、ろまんちっくなリサイタルでした

 近藤さん、前日に藤原道山さん(尺八貴公子)の、どの時代の音楽が好きかという質問に、
 「僕はやはりロマン派が・・ピアノの機能を存分に生かせるので。」
 と答えておられましたが、その通りですよなもし。ピアノの多様な魅力が味わえましたよん

 ちなみに、こうも発言されました。
 「ピアノ曲は果てしなく多くあるので、古典はチェンバロの人に任せようかと思うくらい」 「ヴァイオリニストは、十代でほとんど全部の曲を弾けるくらいなんですけど、ピアノはそんなのとんでもないですよ!」

 へぇーー! ヴァイオリンってあんまり曲無いんですねえぇ。 もちろん、ソロだけの話でしょうけど。それに比べてピアニストは大変ねぇ。音多いし譜読みも覚えるのも時間かかるしね。
 ま、倒れるまでレパ拡大に勤しんでくださいな。ってそんなオニみたいなことは言わないのでよく吟味してめいきょくを聴かせてくださいねん
 てかんじですよね、皆さん。


 さてさて、今回は、ちょっと特別な期待感をもっていたので、優雅に会場入りする予定でしたが、あるカリスマファンの方に渡すむかぁしのチラシコピーに忙しく、しかも腹ごしらえに入ったモスが混みこみだったので、↑のように興奮と息切れしながら慌しく会場入りしました。
 いくら私でも、住吉駅についているのに、モスでお汁粉すすってて親子で小ホールに遅刻しました、なんてありえませんからね。頼んだお汁粉キャンセルしましたとも。どーでもいいけど。

 で、さてさて、何が特別な期待かと申しますと、「アンダンテスピアナート」ですわ
 この曲を聴きながらときどき踊りし始めたのは、CDだから8~9才のときですかね。
 ゲイジュツへの見識に乏しい家庭だったもので、私が高校生でクラシックにはまるまで、ほんの2~3枚しかCDが無かったんですが、これはその中の1枚で、母がきまぐれで生協の注文書に印つけたんですねー¥。幸いにもそれがクラウディオ・アラウのまともなモノで神業で。(近藤さんよりテンポ速し。粒そろいすぎー!はぁはぁ。)
 私の中では随分長いこと、世界的ピアニストといえばアラウでした。(←それしか知らないともいう)もちろん今でもすごいと思ってますけど。

 それで、近藤さんのピアノで聴きたいなぁ・・とたまに思っていたところ、今年のシリーズ!♪
 今回に先立って兵庫芸文でネコ型誕生日に弾かれたあと、ブログで「この曲は大変なうえに、少し間違うとバカっぽく聴こえるおそれがある」と仰ってるのを見て、「そうそう!私もそう思ってた」とウケながら、期待してました。

 で、そこは「違いを分からせる男・近藤」「期待を裏切らない男・近藤」さんなので、ちゃんと感動させてくれました

 真ん中ブロックの右通路側でずっとていた不審な女は私です。
 この曲、明るいけど切なくて、泣ける曲ですよね?違います? 意見分かれそうだけど。近藤さんの手にかかると特に。
 キラキラ星でもまだ泣いてたから、隣のちょっとうるさかったお子様な変な女だと思ったかな。でも、近藤さんのキラキラ星は泣くべし!なのよ。分かる?

 でも貴重なモーツァルトでしたね。また弾かれるみたいだけど。


 
 そして、初めに戻りまして、新曲「蝶々」。
 この曲も、昔先生に勧められて弾く予定だったこともあり、楽しみでした。
 変幻自在、かわいらしく優雅で力強く・・弾き応えのありそうな曲で、さすがシューマンて感じ。
 今回聴くにあたって、リヒテルで予習しましたが、ここでも「違いを見せ付ける男・近藤」さんの方が、かわいくて温かくて楽しかった

 そうそう、近藤さん、ブログで、「シューマン弾いてると自分があまのじゃくなような気がする」みたいなこと仰ってたけど、、
 ・・・いえいえ、そんなことは舞台下でのご振る舞いで皆さんとっくにお気づきかと・・・
 思いますけど、ま、あくまでもピアノは基本・正統派なのでしょうね
 作曲家によって性格変わることって多々ありますよね。


 そして、他にもいくつかいつもと違ったところを記しますと・・

 まず「気管支の弱い男・近藤」さん、またもやお風邪っぽかったですね。
 道山さんと前夜祭でもしたのかしら??(いや、社長いたもんね。)月光の1楽章では咽て音楽を崩さないように、お口閉じながら咳しててかわいそうでした。(顔見えない席だと全然気付かないよね)

 それから、ショパンのワルツと幻想は前日も弾きなはったけど、ティアラの方がやっぱり良かった。 
 特に幻想は、いつになく(失言?)すばらしく、中間部では妖精さんの幻覚が見えるほど。



 このように、今回も、温もりある、重く響くコンサートを楽しめた幸せ親子でした
 終演後もお茶会で楽しかったデス。
 家族3人で食事の予定があったのでお先に失礼しましたが。⇒吉祥寺
 

 

 

♪近藤さんがやってきた♪

2009-02-11 | ピアノ近サート(主に近藤さん)
 2/6 2/7 と、近藤DAY2連ちゃん♪ なんという幸せ
 一日目は、私の地元に来てくださりました。八王子は初めてだそうですた。


 2/6、藤原道山(尺八)&近藤嘉宏(ピアノ)コンサート
     inいちょうホール大ホール(八王子駅から徒歩7~8分)

 プログラム

 宮城道雄:    春の海 (デュオ)
 バッハ:     管弦楽組曲第2番からポロネーズ (デュオ)

 賛美歌;      アメイジング・グレイス
 藤原道山:    空ーkuー
 流祖 中尾都山: 鶴の巣籠
 
 ーー休憩

 ショパン:    ワルツ第9番、第10番
          幻想即興曲
           別れの曲
          英雄ポロネーズ  

 バルトーク:   ルーマニア民族舞曲集 (デュオ)


 アンコール
 一曲目なんだっけ(?_?)・・思い出したら書きます。。沈
 二曲目は、さくらさくら
 

 行きましたよ。いきましたとも。てくてく歩いて。
 初めは、1年前にも一度このデュオは行ったし、どうしよっかなぁ・・出待ちだけってテも・・なんてフトドキなこと考えてましたが、せっかく近藤さん来てくれるって言うし、母が張り切って来るって言うし、、で結局乗り込みましたよ。

 でもなんとなくやっぱり前夜祭って感じで、、音楽はというと、なんかぼーっと聞いてました。だからあんまり書くこともないですが(呆)、・・・そうだ、なんとタイムリーなことに、8日付けしんぶん赤旗日曜版の「ひと」欄が道山さんだったので、そこでの発言でも載せておきましょか。道山さんファンの方は、当ブログ去年2月末のコンサート記事でも読んでくださいな。お暇でしたら♪

 コンサートでも先に近藤さんのDVDの話を振っておいて、ちゃっかり宣伝なさってたけど、彼の最新作「響」というアルバムの、「武士の一分」「たそがれ清兵衛」「NHK新日本紀行のテーマ曲」「アニメジャングル大帝」(どれも冨田勲作曲)など、テーマ曲によく使われるほど注目されてらっしゃるんですね♪
 確かに、彼の尺八は(って他の人のあまり聞いたことないけど)良いと思います。

 取材の発言をまとめてみますと、、

 「富田先生との出会いは、「武士の一分」の音楽の録音の時で、その後、僕がサウンドプロデュースをお願いしたんです。とても気さくなお人柄で、一つひとつのお話が宝物です」

 「音が出るまで1週間かかったけど、難しい楽器だからこそ、のめりこんだのだと思います」

 「これだけ多種多様な音色を出せる楽器はなかなかない。尺八は人間の声に近く、無限の可能性を持っていると思います。もっと尺八をメジャーにしたい!」

 「デジタルは1と0ですが、日本人はその中間を文化的に大切にしてきた。例えば、書道の濃淡や、かすれの勢いとか。そこに命が吹き込まれている」

 「政治・経済が荒れる中、音楽は心の栄養。僕たちは、50年、100年先のことを考えています。今の自分の努力が花開くのも、10年、20年後だと思っています」


 こんな感じです。 実際のお話も、いつもすごく落ち着いていて、話し方も完ぺきで、聡明なお方でございますよ。先を見て行動しているところもすばらしい。そこらの政治家と違って。
 それに、この記事によると、27歳のときに、貯金したお金で自らリサイタルを開催されたそうで、それを聴いたレコード会社から誘われデビューしたと。このように行動力もおありで。
 私はどちらかといえば近藤さんのようなちょっと母性本能くすぐり系がお好みですが、結婚するなら、ほんとうは青柳晋さん(ピアニスト)や道山さんがかもしれませんね私はやっぱりピアニストがいいから青柳さんかな←オソレオオイ身勝手ナ妄想膨ラムバカリ。

 青柳さんといえば今、彼が崇拝してらっしゃる手塚治虫の没後20周年特集BSでやってますね。毎日21:00~見てますよん。ブッダや火の鳥などなど、、忘れたからまた読みたいなぁ。

 ・・で、道山さんの尺八はといえば、色々な音の可能性を見せてくれ、フルートのように速いパッセージも聴かせ、神聖な、静寂な空気も感じさせてくれ、素敵でした♪


 今回新たに聞いた尺八情報もおひとつ。
 尺八って一音一音、音色に個性があるのですってよ、奥様。
 私も吹いて肺活量鍛えてみたい♪


 もちろん、近藤さんの伴奏も、ソロも素敵でした。ソロは特に最後の2曲が良かった
 「八王子にまた来てください」 ってNさんがアピってくださってたのに、私は役立たずですいませんでした、Nさん。

 

 

進化形・近藤嘉宏 in 浜離宮

2008-12-10 | ピアノ近サート(主に近藤さん)
 近藤嘉宏ピアノ三大作曲家名曲探訪の旅 東京の部、最終公演~オールショパン~ in浜離宮朝日ホール

 
 やられました 近藤さん、アナタってこんなにすごかったのね!!
 
 ・・・といきなり失言ですが、ていうか、フェス(11/23、同じプログラムでした。当ブログ11/30に記事あり)で何聞いてたんや?って感じですが。


 いや、今までも当然、すごいのは分かってるのですが、このシビレ具合は2年ぶりくらいかも?

 フェスティバルホールでも、もちろん良かったですよ。よかったんですけど、特に後半、響きの悪い席にいたせいとか、私の集中度が低かったとか、そんなことが原因なのかもしれないけど、今回の方が、音の機微の細やかさから、余韻から、世界感から、断然しびれましたね。
 近藤さんがブログでどうおっしゃるか、それとフェスのDVDを確認するのが楽しみ。
 やっぱり、今回の方が、よりのびのび弾けたんではないのかなぁ?

 まぁたしかに、ホールの響きの違いも原因のひとつではあるでしょうけどね。
 私はあんまり響きの良すぎるのは好みませんが、(音の質より何より、細部までわかるということが一番重要なのだ)私の席(左端の5列目くらい)では、浜離宮の3回セット同じ席で聴いた中でも響き方がベストだった気がします。調律の加減かな?

 とにかく、よかったのですわ
 このヒト、一段と表現の幅が拡がったんだ!確かに
 近藤さんの演奏で聴き慣れた~ショパン~だと、ほんとうによく分かる。
 今までより更に神経が研ぎ澄まされ、厳格に、神聖になっていて、ショパンの音楽はこれほどまでに微細な、様々な感覚を呼び覚ますものであるんだということを、一瞬一瞬、切々と、音で語っておられました。 
 柔らかい空気感、間のふくらみ、厳正な響き・・・ショパンでさえこんな風に演奏してもらえて驚くんじゃないかと思うくらい新鮮な表現も多々あり。

 昨年まで体調をくずしていて、それをきっかけに奏法を見直し、確実な「変化」を見出して、、
 そしてこの1年は、ほとんどの時間をこの3大作曲家シリーズのために費やして、その集大成としてのこの仕上がり。
 ファン冥利に尽きますわん 本当にかっこいい男です

 
 とくに、葬送の3楽章の最も有名なフレーズの厳格で重々しいが強すぎない響きや、2楽章の中間部(叙情的な部分)で清らかでやさしすぎる弾き方に感動
 マズルカの神聖な部分を見せられ、スケールが前より拡がったエチュードたちで、この世の果てのようなバラード4番でももちろん
 ま、いちいち泣いてはいませんが、まことに感無量でした。

 表現の幅が増しても、四方八方に散らばる表現になったわけではなく、あくまで一本筋の通った歌的な構築感・緊張感は維持したまま。 それでこそ、近藤さんらしくて素晴らしい 
 
 あ~はやくフェスのDVDを確認したい。


 弾き終わった後の近藤さんの表情も、安堵と充実感と誇らしさ、感謝の念が混じったようないい表情でした。 

 浜離宮ホールはいつも、締め出しの時間が早く、厳正なので、アンコールはワルツ14番のみ。 それを弾き終えると、両手を広げて「終わったよー、もうないよー」のポーズ。 浜離宮、もう少しサービスが良いと言うことないんだけどね。

 ・・早く帰りたい近藤さんには好都合かもしれんけど・・?

 今回はサイン会があったんですけれど、最後の恒例「人間首振り扇風機」(←近藤さんを180度回転させて撮影しようの会)のときの近藤さんったら、ちょいとツレナイんざますのね。まぁ、ご本人からしたら、「そんなに毎回オレの顔撮って楽しいか?」ってな感じなんでしょうね。
 そんなクールなとこがまたいいんだけどね。そこでポーズとか、カッコつけられても興ざめだし。

 あ、そうそう、私、スタンディングしたんですのよ。となりのKさん誘って。
 、、、が、駄菓子菓子。近藤さんちっともこっちを向いてくれませんでした
 まさか、気付いてないってことはないよね?いくら端っこだからって。
 目線くらいほしいもんですよ、あなた、オトメなんだから
 (といって、アンコールで出てこられるまでしつこく立っていた私たち・・じゃまかしら

 しかも、立ったのは私たちだけ・・
 ちょっと、、フェスで練習(?)した皆様・・・?
 いけなかったのかしら? ひょっとして、浜離宮にはスタンディング禁止の勅が出ていたとか?
 そんな、大阪では皆をけしかけておいて・・(←関係者いませんが)
 近頃の東京ではスタンディングなんてはやらないのかしら? 田舎モノなもので
 ブラボーならよかったのかしら??

 なんか釈然としない感じですが、まぁ一応感動を近藤さんに伝えたってことで・・・・  ・・ね、Kさん。


 ま、演奏はすごく素晴らしかったので、電車の中で猛烈にデコルテが痒くなったり顔が赤くなったりしながらも、雨の中這って行った甲斐がありました


 
 

 
 

 

続・最後のフェスティバル!

2008-11-30 | ピアノ近サート(主に近藤さん)
 さて、いよいよフェス最後の近藤さんの演奏が始まった! 
 ワルツ12番、すごくきれいな音!来てよかった
 と感慨が押し寄せてきた。

 が、やっぱり今回も出だしはカタイのであった。
 始まって少ししたところのトリルで明らかにトチってしまう。
 あー!近藤さん!緊張?緊張してるの?ひょっとしてガチガチ!?
 この記念すべきコンサート、練りに練った成果を出せるかと思ったら、急にアガってしまったの!?
 大丈夫やって!いつも通り弾けるよ!がんばれ!

 フェス最後の演奏をここでちゃんと聴けている感慨と、音の美しさと、近藤さんへの愛しさがごちゃまぜになって早くも泣けてきた。


 だがしかし!駄菓子菓子。(←気に入ったのでパクりました六さん。)心配したのは私の思い込みであって、近藤さんブログによると照明が点かないといったちょっとしたハプニングがあって弾きにくかったとのこと。なーんだ、わたしゃ英雄で間違えたのも、ふとしたときに何回もテンパってるせいだと思って、葬送までずっと心配してましたよ、まったくのよけいなお世話だろうけど。

 そんなこんなで、ちょっと集中してなかったかも・・
 
 でもワルツ12番よかった!フレーズも音も素晴らしかった。最初だからっていうのと、あまり近藤さんの演奏で聴かないからってのもあるかもだけど、これが一番印象に残ったかも。

 今回はオールショパンということで、目新しい(近藤さんの演奏が)曲は、ワルツ12番、ポロネーズ5番、マズルカ、くらいだったけど、いつもの曲で、やっぱり表現も新鮮になっていて、変わったんだな~という印象を多々受けました。
 葬送の4楽章なんて、誰がどう聞いても違いましたね。以前ははっきりしたタッチだったのが、今回は上滑りで、空気感を含んだ吹き荒ぶ風のような弾き方。ペダルも変えたのでしょうか。曲の印象もそれでずいぶん変わりました。(ツィメルマンもこんなだったな) 
 そして音の余韻が増えたというか、素晴らしい瞬間も多々あったと思います。
 なんか前よりすごく楽そうに弾いてるんだよね。(革命なんか、ちょっとラクしすぎだろう!て思った。)
 やっぱり前の椅子の高さはちょと不自然だったのかなぁ。よくあれで弾けますねってちょっと思ってたもん。上からのタッチと下のほうからのタッチじゃやっぱり自由さが全然違うよね。
 近藤さんも「表現が自由になった」と言ってるし、よかったよかった。 
 これからも一本筋の通った特長を活かしつつ、素晴らしい音楽を創っていっていただきたいです。

 
 今回も、母と来ていたので、前半後半で恒例・座席交換しました。前半は右側、前から16列目(そう、DVD収録がちょっとうるさかった)、後半はど真ん中1番の前から11列目。 やっぱり右側の方がすごく音が飛んで美しかった。バラ4をあっちで聴きたかったなぁ。しまった!


 バラ4を感慨深く聴き終え(また弾こうと心に決め。←何度目?)、とうとうあとはアンコールのみに・・・と粛々思っていたら、ひょこひょこと何人かが立ち始めた。
 すると皆さん思い出したように?もぐらさんに。いや、雨後の筍に。←他に例え無いんか
 私も、立つのをすっかり忘れてましたが、あっと思い出ししっかりスタンディング 
 おねいさんのご指導を聞いたときには、ちょっと御膳立てしすぎじゃ?(はやく言えばヤラセかよ)と思ったけど、最初に立った人を始め、いいと思わなかったらあんなに立ってはくれないはずなので、近藤さんが愛されている証拠ともいえることに。 そんな光景を見れて、参加できて、その画がDVDで残るなんて、素敵じゃありませんか
 近藤さんも、気のせいかうるうるしそうな目をしていたような・・・?

 英雄を弾き終え再びスタンディングでの拍手が鳴り止まない中、近藤さん、両手を握手するように握り締めて、右から左へ商人の手もみの格好でせっせっせ~(←だから他に無いんか)のような仕草でありがとう、ありがとうと。(みんなと握手したいよ!という意味ね、きっと)
 あーやっぱり来てよかった、ファンでよかったわー こんな姿を見たのは初めてで・・。応援できてよかったなぁーと嬉しさでいっぱいになったひと時でした
 終演後のサイン会もまたまた長蛇の列。きらきらしたお顔をされてました

 そんなわけで、前半の私のいらぬ心配(笑)もなんのその、無事にシリーズ最終公演は終了しました。たぶんDVDではトチったところはアンコール分で修正されてるんでしょうねぇ。それも寂しい気がしますが。なんて言ったらダメですか?近藤さん。
 

 

 

最後のフェスティバル!(とコロー展)

2008-11-29 | ピアノ近サート(主に近藤さん)
 11月23日(日)フェスティバルホールにて、
 朝日新聞チャリティーコンサートー最終公演ー
 
 「近藤嘉宏 ピアノ三大作曲家 名曲探訪の旅」シリーズ大阪の部、最終回。

 東京でも12月9日に同じコンサートに行くので、3回セット券を買う時期からしばらくは、ほぼあきらめていました。
 しかし10年前何度か、若き近藤さんに導かれ通った思い出深いフェスティバルホールも今年で取り壊し(5年後新生フェス誕生予定)、もうあの会場で近藤さんの音楽が2度と聴けないんだと思ったら、いてもたってもいられなくなってきた・・
 
 フェスが壊されるなくなる・・フェスがもうなくなる消えるきえるきえる・・・

 フェスでの近藤さんがもう見れないみれないないないない・・・

 それに近藤さんのテンションも明らかに大阪にいるときの方が高いんだ!
 しかも最後のフェスでの熱気に包まれて。
 ファンだろ!この時に帰省せずしていつ帰省する!(←普段全く帰る気ナシ)

 というわけで、4年ぶりの大阪に出向いた次第です。


 いやそれにしても、すっかり私は東から来た旅の人。
 コンサートの前に神戸市立博物館で「コロー展」を観るため、三宮で道を訊きまくる(←筋金入りの方向音痴)際、タメ口ばりばりの関西弁・指導口調の神戸ギャルたち(※たまたまそういうコたちに当たりました)に少々ビビる、逆輸入カルチャーショック状態。
 自分も関西弁で話しかけてるくせに、他人に関西弁で返されるとなぜかビビる。不思議だにゃ。
 
 コロー展に行ったのは、最近少し絵を見だして、特に色彩・構図・題材すべてにおいて憂いと温かさを感じるカミーユ・ピサロの絵がいいなと思っていたところ、この展覧会でコローから影響を受けた印象派の画家の作品も展示するということだったから。
 ピサロの作品は「夏の木かげの小道」1点しかなかったけど、となりにあったルノワールの似たような題材の絵「木かげ」よりもっと温かいイメージでした。
 他に、モネ「木の間越しの春」やセザンヌ「オヴェールの村の道」、シスレー「アルジャントゥイユの大通り」「ヴヌー=ナドンの岩の森」、ドランの作品3点など。
 モネの絵は明るいイメージがありますね。性格が明るい人という感じがします。
 セザンヌもけっこう良いかな? 今度横浜国立美術館で「セザンヌ主義」があるからヨコハマの義実家に行かなきゃいけないときに行ってこようっと♪


 さて話が逸れたが、近藤嘉宏オールショパンのプログラムはこちら

 ワルツ 第12番、4番「華麗なるワルツ」
 ポロネーズ 第6番「英雄」
 ノクターン 第20番(遺作)
 舟歌
 ピアノソナタ第2番「葬送」

 休憩

 ポロネーズ 第5番
 マズルカ 第13番、第7番
 エチュード作品10より 第12番「革命」、第3番「別れの曲」、第4番
 エチュード作品25より 第1番「エオリアンハープ」、第6番、第5番、第12番
 バラード 第4番

 アンコール
 ワルツ 第12番
 ピアノソナタ第2番「葬送」第1楽章(途中から)
 ワルツ 第7番
 ポロネーズ 第6番「英雄」
   

 どうでもいいけど、阪急梅田から四つ橋線の西梅田は遠いですね!(そんなことも知らなかったのでめもりー。)乗るのは一駅だから大丈夫と思ったら危うく遅れそうになりました。(四ツ橋線の電車でhさんと遭遇してなぜかちょっと安心した)
 そんなんで息を整えていると、アサヒ・ファミリーニュース社主催ではお馴染みなのかしらないけど、挨拶とコンサートを聴く上での心得を親しみやすく説くおねいさん登場。
 今回は特にDVDの収録をするので、「拍手は音が鳴り止んで2秒してから、くれぐれもフライングをして目立とうとするようなことはなさらないようにして下さい」とか、「終わって「いい演奏だった」と思ったらスタンディングをしてその姿をぜひDVDに刻みましょう」とか、関西向け?のご指導をひとしきりされて、観客はウケておりました。


 で、いよいよ近藤さん登場。ワルツ12番を弾きだすも・・・あれ?あれ?・・・


 ・・と、ここで次回に続く。。。 ←甥
 そろそろ同居人が帰ってきますゆえ。また後日ですわ。