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ティアラ・クラシックス 2010 近藤嘉宏

2010-02-12 | ピアノ近サート(主に近藤さん)
皆様こんばんは。近藤嘉宏ブログを覗いた母から、「近藤さんまた風邪や!」と報告が。。
マスク姿、無惨なカオで出動した、悪評高い吾輩ですが、うつしたのは決して吾拝ではございません。
・・このブログに立ち寄ってくださる方って、やっぱり近藤fanが多いのでしょうかね?
ほとんど相手にされねぇ拙管理人にはよく分かりませんが・・・


~ティアラ・クラシックス 2010 プレミアム・ピアノコンサートVol.3~

シューマン:アラベスク ハ長調

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調「悲愴」

ラフマニノフ:
    前奏曲「鐘」op.3-2
    楽興の時 第5番、 第6番

ショパン:
    ノクターン 第5番、 第8番
    エチュード op.10-3「別れの曲」、op.25-12「大洋」、op.10-12「革命」
    バラード 第1番 op.23

~アンコール
 ショパン:スケルツォ 第4番
       ポロネーズ 第6番「英雄」



 に、2月6日(土)行ってきました♪
 いやぁでもほんとに、一瞬っと吾拝を見ても誰だかわかんないヒトもいるかもしれないってくらい、無惨な姿で参上しましたわ(実際、一瞬わかんなかったって、お一人おっしゃったし)・・姿で・・・いや、風邪や花粉じゃないので、ゴホゴホとは無縁だったんですが、アトピー軽く拷問中でして、目尻とか口角とか乾燥で避けてまして、眼は半開き、マスクの中の口は横開きのみでした・・・(そういうこともあり、新年会欠席)

 なかなか治らずで、かれこれ1週間くらいは顔面引き裂き魔と格闘してましたかね・・・
 口が縦に開けないので、ご飯は水分をかけて半流動食に、おかずも食べづらかった・・・

 CAC新作の肌組織修復パック・多糖類化粧水・多糖類洗顔パウダー、
 それと少し薬チックなクリームと、漢方薬・・・などを使った集中治療で、今はだいぶマシになったけど、薬局に行ったコンサート3日前くらいがピークでしたかね・・・

 ただでさえ、カオ以外も大変だってのに、カオまで裂けやがって
 ・・・吾輩、何かそんなにイケナイ事しましたか!?
 ・・・健康作りに時間とっていろいろ気配って努力したつもりですけど??
 ・・・これから、年取るほどにもっと酷くなるんですか??
 ってカンジで泣きそうでした・・・
 だんなもさすがに同情、「寝れないなら朝、起きなくてもいいから」と、ありがたきお言葉
 ・・・言われんでも起きれてない日も増えましたけど
 
 ・・・書き出すときりが無いのでそれはこのへんで、、後日「健康・病」カテゴリで書くとして。。

 
 この日は、やっぱり行ってよかったのでした
 いっぱい元気をいただきました
 吾輩に気付き、声を掛けてくださった方々、ありがとうございました
 近藤さんにも声を掛けてもらったし。めでたしめでたし。

 ・・って、レポ前に終わりそうですが

 お声を掛けてくださった方以外にも、見して同情してくださった方もたぶんいらっしゃったと思います。
 よく、「同情されるのはイヤ」という言葉も聞きますが、吾拝は順当な同情は素直にうれしいです。
 「同情」とは共感であって、「見下す」とは別と思っているから。
 言い方を変えれば、「同情できないヒト」は、「共感できないヒト」であって、優しさや想像力の欠如ってことですもんね。

 まぁ、「かわいそう」とかいう言葉を優越感で使う場合もあるから、そういう場合を考えて「同情されるのはイヤ」となるんでしょうけど、吾輩の場合もともと、つまらない優越感くらい、いくらでもくれてやるってタチなので。そのほうが幸せだと思うにゃ。

 でも、さすがに一応オンナノコ、「気もい」とは思われたくないし、アワヨクバ「カワイイ」と言われた方がウレシイに決まってるので、「美への追求」からはだいぶ遠い所にいますががんばります

 がんばるには、他の大きな悩みも邪魔なんですけど・・・
 解決法が無いので仕方ないです。


 あぁ、いつ本題に入るのやら・・・すいませんねぇ。
 あんまり重い思いを垂れ流すと、「これだから、左左翼翼甘え甘え人間は・・・悲劇気取りでウザい!」 とかいうブーイングとかもどこからともなく聞こえてきそうですが(嫌がらせMAILはまだ来た事ないけど。)、それとこれとは全く別別、ですのよ。
 人間、共感できなくなったらオシマイだと思います。



 ではでは、同情つながりなので(まだ言うか)サイン会から?

 吾輩、今回はこんな顔だし口もしゃべりにくいし、目が半開きなせいか、なんだかずっとうつろな感じだし、サイン会はぼけーっと眺めとこう、そして、後で「初めてのアンケート」でも送ろう。と、思ってたんですが、、。

 結局、並んで近藤さんの憐れみをいただいてまいりました。
 いやぁ、YAYOIさんとおしゃべりしてる間に、なんとなーく「サイン会ついていく~」モードになって、勝手に付き人になっちゃってましたぁ。
 ま、近藤さんに、ちらと「来てますよ」の顔見せだけしておいて、憐れみでも感じてもらおう。という魂胆もちらちらとありましたけど。

 一緒に並ばれていたFさんも一緒に3人、なんとなく近藤さんの前へ。
 先頭に立っていたネコ型が何も出さないのを見て、近藤さん一瞬キョトン。←そりゃそうだ
 ネコ型、あっ・・と思い、「付き添いです!」と言うも、
 さすがにがさがさのカオで半開きの眼をしてマスク姿、片手(隠しティッシュ)で首の浸出液を押さえる吾輩の異常さに気がついてくれた近藤さん、
 「大丈夫ですか?」とお声をかけてくださいました。

 ここでシオラシク、「ハイ大丈夫です、ありがとうございます。」とだけ言って引っ込むのがオトナなんかしらんけど、吾拝、ぼーっとして一瞬返事ができず。
 でっ、、間が空いたところで「チャンス到来!」となれば、嬉しくてめずらしく即座に反応してしまったのか、返事もせずにいきなり
 「今日なんかいつもと音違いました?」と話かける。

 近藤「・・(きょとん)あ、ありがとうございます」 (「そうでしょ、分かりましたか」なのか、「そうですか? なんか知らんが、とりあえずありがとうと言うとけ」なのか、いまいちはっきりしないお顔・・)

 ネコ型「いっしょですか?」(素が出て、それとも何か?みたいなカンジで横柄に詰め寄る)
 近藤「・・・」
 ネコ型「・・なんか、潤いが・・。」

 すると、観念した?近藤さん、「ありがとうございます」と、いろいろとご解説くださいました。
 言うことだけ言っといて、またぼーっとして、ちゃんと聞いてませんでしたが(←追!)、たしか、、

 「熱で?木がすぐだらーっとして(伸びて)しまうのを、照明で??調節してもらったので、今日はとても弾きやすかったんですよ

 ・・・でしたか?・・・あぁー吾輩のばかばか、なんでもっとちゃんと聞いてなかったのよっ! ・・・YAYOIさん、ちゃんと聞いてらっしゃいました?
 あっ、そうだ、Fさんは「すぐ伸びちゃいますよね~」みたいに共感してらしたので、今度お目にかかったら何でどこが伸びたのか、教えてもらおう!(ピアノの先生でらっしゃるらしい)

 ・・・そういうわけで、ひとのサインをダシに、図々しい吾輩でしたわ。 でも声をかけてもらえて、突っ込みも一応肯定してもらえて、嬉しかったのでした
 ・・・でも、考えてみると、近藤さんが、吾輩をネコ型だとちゃんと認識してくれていたのかどうか、定かじゃない・・・・・いや、でもあの言い方は分かってるよね


 
 それにしても、今回は本当に、最初のアラベスクから、このところのティアラと何かが違う!潤いが加算されていたように思うのですわ、音質も、それに連動してか、歌い方も
 アラベスクなんて、前回聴いた6月が良くなかったので(笑)、全然違ったよ!
 なんか、どんどん柔らかい渋みとやさしさが増えて、幅が増していくわ~~近藤さん 惚れ直すわ
 と、惚れ惚れと感慨にふけってたのでした。(湿潤液が出なかった前半は。) 

 音。。音質は、なんというか、聴きながら最初にバウムクーヘンをイメージしましたが・・・(←?)

 今までは、木の層が潤ってなくて密度(体積)が減ってパラバラしてたのが、しっとりと潤った・・・みたいなイメージ。
 言いたい意味通じるかな?? ・・・肌組織みたいだにゃ。
 
 近藤さんの解説と照らし合わせると、ピアノの響板等、木の組織が、温度や湿度によって伸びたり縮んだり(密度が増えたり減ったり)結構はげしく変化するということで、

 「それで(いつも伸びてた?木が、調節されたことによって伸びなくなり、密度が増したから)、音に潤いが出たのねっ♪」←13年くらいピアノ習ってたくせに、そんなことも全然知らない
 「それに、湿気で膨張することもあるはずだからなぁ・・
  そういうことって、吾輩が気付くほど、音に大きく影響を及ぼすものなのか!」
 と、少し驚き、勉強になった次第です

 同じピアノでも、このように音質が、結構変わるので、同じピアノ・同じ会場・同じ演奏者と調律師でも、音楽の中身のみならず、音質も一期一会ということで。


 というわけで、感想短いけどそろそろ・・
 今回の演奏、とっても優しく、潤いに包まれるようで良かったです  ・・と近藤さんに、もすこしカワイく言いたかったです

 あ、悲愴の1楽章の、♭ミ、♮ミ、ファ、ソ、♭ラ、♮ラ、♭シ、ド、♯ド、レ、♭ミ、♮シ、
 と、右手と左手が末広がりに離れていくところ、↑のメロディーラインがスタッカートに、弾き方変わってました。 移調で再現のときも。歯切れよくなってました♪

 それと、ラフマの「鐘」をラフ2の時も思ったけど、もう一度弾きたくなた。
 でも、全然和音覚えてないから大変だろな・・・

 あと、プログラムがちょっとタイトだった分、アンコールがとても充実して、長い曲をいつにも増して素晴らしい演奏で聴かせていただきました♪♪


 それはそうと今回、近藤さんのお衣装は、レッドのコーデュロイでカジュアルっぽい、厚めのシャツに、ボトムはいつもの正装でした。
 これには賛否両論あったみたいですが、吾輩は、「あれ?お忘れ?? フォーマルなモーニングズボンとベルトで、あのカジュアルシャツは。。?」
 と思い、YAYOIさんに「また今日はダサいよね(笑)」と、自分をで省みずに暴言吐きました。

 でも、そんな近藤さんが好きです
 我々と何気におそろでした 久しぶりに撮影しようかと思いましたが忘れました。

 あの色の着こなしにしてもなんにしても、近藤さん、もう少し肉がついた方が良さそうな気もしますが・・・昔と違って、ストイックなのね??


 いつにも増して長くなりました。読んでくれたヒトありがとう 




CLASSY CAFE~近藤嘉宏~

2010-02-08 | ピアノ
昨日お知らせした通り、昨夜、宮本笑里さんのクラッシーカフェという番組(J-WAVE)に「憧れ」というテーマで近藤さんがゲスト出演されました。
近藤さんの根幹的な特徴が素人にも分かりやすく表わされたお話だったと思いますので、データ的ですがレポートします。


まずは留学中のお話。近藤さん、留学先のドイツで92年にオーケストラと共演などのコンサートデビュー。
留学先の選択肢としてはフランスとドイツがあった。
フランス音楽は感覚的なものだが、ドイツ音楽はベートーベンに象徴されるセオリーというか筋書きの組み立てなどを体得したいということと、一度行ってみて牧歌調で急からしくなく、落ち着く所で性に合っていたということがあり、ドイツのミュンヘンになった。

ミュンヘンはこじんまりして、狭いエリアに全てのものが揃っている感じでコンパクトな都市。そして歴史的なもの、例えば市庁舎のまえの広場やオペラハウスなどもあり、昔ながらの町並みがそのまま残されている。

特にオペラが好きだったので、毎日のように、アーベント・カッセという学生向けの当日券を目掛けて2~3時間並んだり。
学生証を提示すれば2、3万するような席でも、500~600円で観られる。

憧れの演奏家はルービンシュタイン。
音を聴くとルービンシュタインとすぐ分かる。
非常に表現がナチュラルで、普通に聴くと「ふつうじゃん」て感じだが、ニュアンスの作り方などを聴くと、ここもルービンシュタインだな、ここもだな、と分かる。エレガント。

憧れの作曲家はベートーベンとショパンになるのかな、やっぱり。
ベトベンソナタはピアニストにとって巨大にそびえ立つような感じ。
一曲一曲キャラが強く、例えばモーツァルトやハイドンに比べて非常に広い範囲の側面、色んな風情が一見して見えるが、そこを突き詰めるとやっぱりベートーベンだなという感じ。

ショパンはナチュラルに普通に弾いても泣ける作曲家。その魅力を出すようにと思って弾いている。
なぜか一般的には弾き手が酔った表現が許されるが、自分が酔うとお客さんが酔わない、魅力を半減させると思うので、そういうことを考えながら弾いている。



こんなところです。
いつもですが、とても和んだ声で、楽しそうにお話されてました。
あと、歴史的なニューヨーク・カーネギーホールに出演したことも。 なんだか縄文杉じゃないけど、スピリチュアルみたいな空気を感じると。

やはりネコ型としても、根幹的な好みが近藤さんと共通するので、いつもながら共感するお話でした。特にルービンさんやベートーベンの話などは。
近藤さんは近藤さん独自の熱いElegance進化形を、これからも追求していっていただきたく存じます。

ただいまアトピーが酷くてそれに多くの時間を取られるのと、なんだか書きたいことが溜まって多いせいか、返って溢れる想い(笑)を文字にする気がしないので、気が向いた時に一昨日のコンサートの事なども書きたいと思います。
なので、後日また・・またのお越しをお待ちしておりますわん。