今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

おっとり猫とノラ返り猫

2020年10月04日 | レオ(テンチビ)とココ
おっとり猫とはレオのこと。
本当に、こんなの見たことないと思うほどおっとりしてきました。
顔つきもやさしくなった。
スタッフやお客さんの間でも評判です。

とにかく人を怖がらない。
でもちゃんと見分けているようで、"やばい"人はさらりとかわして逃げる。
単に追われたときだけでなく、自分に向かう気が集中しているのがわかるようだ。
かつて店時代のニャーと似て、その逃げ方が実にさりげなくて嫌味がない。


看板猫仕事中のレオとココ (と言っても寝てるだけ)

さて、そのレオとココの店猫生活はしばしの間に様変わり。
いつも一緒、べったりくっついていた2匹がそうでもなくなった。
原因はココの人間不信とノラ回帰?です。
そう、あの手術の日確保に失敗して以来、ココはすっかり変わってしまいました。

店裏駐車場の奥にぽつんといるココをたまたま見つけた

折しも涼しくなって園芸シーズン到来、店内のお客さんが増えてきた。
ココは人出の多い朝方は、解放するとどこかに消えてしまう。
人を気にしないレオがポツンと店内にいることが多くなった。
ココは時折戻ってレオを探す。
レオも時々ココを探し回る。
うまく出会えば2匹合流するけど、なんだかんだですれ違いが多いのです。

レオは人を避けないので人が避けていきます

それでも夕方になると、何とか合流して2匹でいることが多い。
でも大変なのはそれから。
警戒心露わのココがなかなか屋内に入らなくなった。
食いしん坊のココは、これまでご飯を見せれば中に誘導するのが簡単だったのに。
最近は気遣うレオまでがなかなか入らなくなった。


最近は居場所が店頭から店の奥に戻りました (写真中央上にココ)

さらに問題がひとつ。
昼と夜の時間差で店内を住み分けているモドキです。
日暮れの早まりとともにモドキの来店時刻も早くなった。
これまで閉店近くなって中に入れていたレオとココも、日暮れには入れる必要が生じた。
ところがなかなか入らない。

ココが入らなくて大残業したことも度々。
先日はレオをレジ室に閉じ込め、観葉室の小窓(ココレオ通用口)を開けてココの帰還を待った。
しかしその間にモドキが来て、小窓を開放できなくなった。
それとなく追いやっても、この店はモドキにとってもくつろぎの場所。
結局モドキがいなくなるまで待って、ようやく帰ってきたココが入りました。

室内に興味津々のモドキは出入口付近を行ったり来たり

数日前はレオも入らなくて一緒にココを探したという。
と、店内でギャッという声が。
既に来ていたモドキにレオがやられたのです。
レオは尻尾の付け根に傷を負いました。
一応抗生物質と外傷薬(動物用消毒液)を施しているけどレオが自分で舐めてしまう。
何度も何度も舐めるので、傷口が広がって今では7~8cmとかなり大きくなった。
お客さんに「大丈夫?」と心配されるこの頃です。

舐めまくってずいぶん大きくなったレオの傷

正直、こんな状態をいつまで続けられるか心配。
レオだけだったら外に出さなくても暮らせるかも。
でも1日20時間以上は寝ていると思われる動きの少ないレオ。
ココの存在が生活の張りになっていることは間違いない。
一方のココは、100㎡近い大きな屋内なのに閉じ込めへの警戒心が強い。
小窓を閉めると外に出せと騒ぎだす。

とりあえずはココの信頼を取り戻し、人馴れプログラムを推進するしかなさそうだ。
手術は当面延期となりました。


夜レジ室の2匹は人がいなくなるまで起きていることが多くなった

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怖いけど甘えたい

2020年10月02日 | チキン,キリン,ポニー
1年半くらい前に、「寄り逃げ猫」という記事を書きました。
当時テンチビと呼んでいた店のレオのことでした。
警戒心の強いノラが、人が持っているご飯を食べたいときの動きとは違います。
要は人が怖いのにかまってちゃん。

わが家ではリンにキーにシロキ、それに何と言ってもポニーがそうだ。
ポニーはご飯だろうが何だろうが、こっちから近づけば必ず逃げる。
しかもその逃げ方が尋常じゃない。
その場で手足を高速回転の空回りさせてから一気にダッシュ。
漫画でよく見るあの逃げ方だ。
おかげでわが家のフローリングは傷だらけ。

右からポニー、チキン、シロキ

かと思えば、こっちが座っているときは身体を寄せて来て伏せの姿勢。
かまってちゃんの合図です。
このときはどこを撫でようがつかもうが満足そう。
遠慮がちなところがなんともかわいいのです。

ちび太の横にくっついたポニー、手前はキー

ポニーはニャーと同じであまりつるむタイプではないようだ。
チキンに絡まれて何かと相手をしているが、本当はひとりがいいのかも。
ただ家猫修行の賜物か、最近は他のネコたちと一緒にいることが多くなった。
よくキーとクウを追いかけるけど追い詰めることはない。
ニャーを追うときは逆に弄ばれてる感じ。
それ以外のネコたちは、相手をしてくれないので追わなくなった。

ここはニャーの場所だけどポニーも棚の上が大好き
(よくニャーと見間違えます)

ポニーが店に迷い込んできたとき、生後半年は経っていると思われた。
その後しばらく、事務所入口脇のラック上で「屋根下の住猫」として過ごした。
群雄割拠のノラたちから身を隠すためだと思っていたけど、
人間との間を保つ護身術だったのかもしれないな。
半年もの間独りで生きてきた子猫は、相応の知恵を身に着けているのだろう。

それもそのはず、店時代は"屋根下の住猫"だった

猫として優れていることと人に好かれることは違う。賢い猫はそう簡単には人に懐かないけど、人は自分に懐く猫を賢い猫だと思う。そこに猫の世界の皮肉がある。賢いから幸せになれるとは限らないのだ。いや、むしろ賢い猫ほど嫌われる? でも、もし人間がもっと賢かったら、賢い猫を正当に評価することができたら、猫族がもっと知恵をつける励みになるに違いない。


僚友チキンといることが圧倒的に多いポニーです

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