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今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

回復を信じて ~闘病続くみう~

2019年07月17日 | (故)みう(おかあさん)
倒れてから11日目、みうは依然として一進一退を続けています。
かつての3匹組や最近のテンちゃん然り、わが家はニャンコの介護には慣れている。とにかく本人(猫)の意志を尊重しつつ、不都合がないように気を遣っています。今のところトイレや水飲みは保護者が(移動の)補助してます。まあ、動けないわけじゃないので何日も放っておけば自分で行くかもしれませんが。食欲は通常と変わらないのでその点は楽だ。

1日の大半をこんな感じで寝て過ごしてます

ところで今回みうが患った前庭疾患について、前回記事では自分の無知不勉強のせいで間違った記述をしてしまいました。気付いたきっかけは先週金曜日の再診の際に、麻痺ではなく平衡感覚がおかしくなったように見える、つまり三半規管がおかしいのではと先生に訊ねたことでした。すると「そうなんです」と先生。それで自分の無知を悟り、先生の助けも借りて徹底的に勉強しました。冷静な行動と判断が不可欠な介護。それには何よりもまず、みうが闘っている相手(前庭疾患)をよく知ることから始めなければ・・。

前庭は内耳にあり、内耳と言えば前庭のことと考えてよさそうだ。三半規管はその前庭を構成する一部です。外耳炎が中耳炎、内耳炎(=前庭疾患)と進行することが多いが感染症に起因する内耳炎も多いと言う。みうの病気は手足の麻痺ではなく平衡感覚の喪失でした。炎症から起こる前庭障害は原因の炎症が治まっても数週間(2~6週間程度)続き、その後徐々に回復すると言う。そう、みうの病は長期戦覚悟の病でした。

一度倒れるとそのまま動かなくなることも

前回、みうが倒れる前からよく首を傾げていたと書きました。それって結構かわいらしく見えるんだけど、実は耳ダニに起因する中耳炎の段階だったようです。放っておいたら内耳炎まで進行して前庭障害が起きた、というのが先生の見立て。金曜日の再診で「眼振が治っている」と先生が言っていた。目の揺れは気づかなかったが、先生はちゃんと診ていたのだ。初期に眼振が生じるのも前庭疾患の特徴らしい。もっとひどい場合は食欲不振や吐き気も続くそうだ。みうの場合はそこまでは見られなかった。

また、要注意点として空中に抱え上げるとパニックになったり、暗い所や寝起きの時に症状が悪化する傾向があるらしい。実際、みうを見ていると寝起きの時に特に良くない。午後に起きているときは活動性もだいぶ戻ってよろめきも少ないが、朝の寝起き時は斜めに横たわるだけ、姿勢は変えられても移動はできない。これが冒頭に書いた"一進一退"に見える所以のようです。移動を補助するときは高く持ち上げないように気をつけています。

しかし11日経って、自分の欲目かも知れないがみうの症状は少しづつ回復に向かっているように見える。そして、しっかり勉強したことで自分の焦りもなくなりました。当面の目標は自力でトイレや水飲みに行けるようになること。トイレに関しては、今回付き添ってみうのトイレ回数が如何に少ないかよくわかりました。大は3,4日に1回。小は2日に1回程度です。もともと極端に小食なみうのトイレ回数が少ないことはわかっていました。でもこれが、みうにとっては通常の生活なのです。

調子のいいときは立ち座りで外を眺めたり

みうを安全な場所(例えばケージの中)に隔離したり、トイレや飲水を近くに置くということは余程問題が生じない限り考えません。みうには今までと同じ環境の中で、頑張って回復してもらいたい。他の猫たちとの共同生活もそのままです。警戒心の強いみうにとっては負担かもしれないが、刺激が何もないよりはと思うのは保護者の身勝手か。でもすごいですね、他の猫たちの全員が、みうに気を遣っているのがよくわかります。

みうの病気は長丁場。
保護者や他の猫たちの理解と協力を得て、全快目指して最後まで頑張ってくれることを願うばかりです。


早くこんな生活が戻るといいね
(倒れる前、キーと)

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拡散希望 「猫虐待にNO」

2019年07月15日 | ノラたちの幸せを願って
ワンクリックで参加する運動の紹介です。
自分自身はこの活動とは無関係ですが、その主旨には賛同できるので参加しました。このような運動を本ブログで紹介するのは「アニマルポリス設置運動」に続いて2度目。本来ならその動機や趣旨をよく精査してから紹介するのが筋ですが、動物愛護の諸兄にとっては問題があろうはずもないとのことで掲載しました。

実際、先日も記事にしましたが(過去記事「死刑に処すべし」)、昨今は猫虐待やその動画を公開するなど目に余る行為が絶えません。ここで閉鎖を求めているサイトは、そのような虐待や動画の公開を奨励しているらしいです。自分はそのサイトを見ていません。でも如何なる理由があろうと、そんなことが許されるはずがないので運動に賛同しました。

とても大きな輪になって、世の中が動くことに期待したいです。

◆下の赤文字をクリックするとポップアップではなくそちらのサイトに飛びます◆
(名前は入れなくてもクリック可能です。)





ニャー:「オレだってクリックするんだからな」

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改名「レオ」 ~住民票を獲得したテンチビ~

2019年07月14日 | レオ(テンチビ)とココ
店の子になるのかと思ったら雲隠れしたりと、いろいろあったテンチビくんです。
無事に帰還してからは落ち着きも増して、急速にお近付き度も増してきた。先々週あたりはスタッフルームに入り込んで、休憩所や空いている椅子の上で寝ている姿を見かけるようになりました。ドアを閉めても慌てなくなったし、閉店時はいやいや外に出て行ったり。そして先週、何の抵抗もなく自然な形で住民票が発行されました。(首輪の装着)

休憩所のベンチでお休み中


スタッフの椅子でお邪魔虫

当方で使っている首輪はピンバックル式のもので、ワンタッチ式のように誤って外れることはありません。(前回首輪の練習用に使ったのはワンタッチ式のものでした。) ピンバックルは首輪が引っ掛かったときに外れないので危険という指摘もありますが、その分緩くして、いざとなれば抜けられる程度の余裕を保っています。尚、成猫であっても冬になると太るので、夏はその分も考慮して緩くする必要があります。

とっても目立つ首輪です

本人(猫)が慣れてしまうと緩くても意外と抜けないもので、当家でも抜けたことはありません。逆にワンタッチ式のものはだいたい2週間経たないうちに外れてしまいます。使っている首輪は小型のワンちゃん用のもの。ニャンコ用のピンバックル首輪は殆ど売られてないので。 首輪には店の名前と連絡先が書いてあります。

もうすっかり慣れた様子

同時に改名しました。常連のお客さんに「呼ぶのが恥ずかしい」と言われてしまいまして・・。 新しい名前は「レオ」。そう、敬愛する手塚治虫の「ジャングル大帝」の主人公と同じ、とてもりりしい名前です。

さて、そのレオくんですが、店に戻ってきてから2度ほどモドキとやり合いました。うまく共存していたかに見えて、やはり出会い頭に遭遇してしまうとダメなようだ。1度目はK君が間に入って大事に至らず、2度目はまさに首輪をつけた日の夜、トラックの荷台で結構長い時間本格的なバトルになってしまったらしい。遅くまで残っていたYKさんが見に行ったときはもう離れた後だった。

レオはこのトラックの荷台で休むのが好きだったが・・

翌日の朝は姿を見せなかったが、夕方になって後足を引きずりながら現れた。首輪はつけていました。一応抗生物質を2日間与えた。しかし外傷が見えなかったので少し様子を見ることにした。今日になってかかとの内側に噛まれた跡を発見、抗生物質の投与を再開しています。レオはこの4日間殆ど観葉室に入り浸り。特に夜間は観葉室で過ごし、モドキとの接触を避けています。ちなみに、観葉室には入れるときもあれば自分から入っていくときも。

観葉植物の部屋で風景に同化して休むレオ

この分だとお泊りに慣れるのも早そう。そうなればいよいよ手術です。その後の処遇はまだ未定。レオくんとの相談ですが、いずれにしても里親さん探しは始める予定です。

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どうなっちゃったの? ~多頭生活の試練~

2019年07月11日 | 大家族の日常
それは、シロキの突然の求め鳴きから始まった(と思います)。
あのピーピー甲高い声で鳴き喚く。ご飯をあげると治まることが多いが、どうもご飯を求めているわけではないらしい。疎外感で寂しくて誰かを求めているような鳴き方。寝静まった夜は毎晩だ。皆が傍にいるときでもわざわざ誰もいない部屋に行って、何かを求めて鳴き喚く。
 
そのシロキの声が潰れて出なくなった。まあ、鳴きすぎが原因と思われたので正直ほっとした部分もあった。そのうちちび太が頬腫れのトラブルに、同時に保護したチキンが家に来た。(それぞれ別記事有)  その2日後のこと、朝からキーが突然食べなくなった。水以外はまったく口にせずその日と次の日は胃液を吐いた。拒食症は次の日はリン、その次の日はクウとみうに伝染。さらにテンちゃんが旅立った日、脱走から戻って来たにニャーにまで波及した。そして、さらに少し遅れてちび太も。
 
 
 ニャー                        みう(闘病前)とちび太(奥)

キーの拒食症は結局5日間に及び、テンちゃんとちび太にかかりきりで何も出来なかったが、6日目から少しづつ食べ始めた。他の猫たちは3、4日くらいして少しづつ食べ始めた。結局、騒動の前後に合流してきた幼ニャンたち(チキンとキリン)以外の全員が同じ症状に見舞われた。騒動の途中で声が復活した大食漢のシロキは、一時かなり食欲が落ちたが食べることは食べた。、ちび太は頬の腫れが一段落して抗生物質の投与を止めてしばらくしてから食べなくなった。
 
突然の食欲廃絶は数日続くと肝臓に脂肪が溜まって、死に直結する怖い病気を引き起こすと言う。全員が無事だったのはラッキーだったのかもしれない。それにしても、今回の拒食症は何故起こったのか。食べ物に関しては、カリカリは同じもの(袋)を与え続けていた。缶詰とレトルトについては、特定の袋や缶に問題があったとすれば今はもう確認のしようがない。

(左から)ちび太、クウ、キー                (手前)キー、(奥)リン

ただ、集団食中毒にしてはそれぞれの発生時期がずれている。ストレスや環境の変化(ちび猫の合流)が原因としても、そんなに集団でなるものだろうか。ちなみに、キーは拒食症が治った後の数日間ひどい咳き込みに襲われた。他の風邪の症状は見られず肺炎のような咳だったが、捕まらないので病院に行けず問診で先生から気管支拡張剤と抗生物質を出してもらった。でも結局、キーはその薬を拒否し続けた。
 
他にもウィルスや寄生虫などの原因も考えられるけど、一過性のもの、つまり何の処置もせずに治ってしまうものは見当たりませんでした。もちろん治ったわけじゃなくて潜伏期間に入っただけという可能性もあるにはある。 ただ、その後に続いて起こったトラブルは、やはりストレスが原因だったのかと思わざるを得ないものでした。
 
 
シロキ(手前)とチキン(奥)                チキン(右)とキリン(左)
 
一難去ってまた一難。
拒食症の連鎖騒動がようやく落ち着いた頃、誰かが強烈な刺激臭(アンモニア臭)のするオシッコをした。それは家中どこにいても鼻がひん曲がるほど強い刺激臭だった。砂トイレにしてあったがおそらく塩分濃度が相当高いのだろう、まったく吸収されずに液のまま黒光りしていた。次の日には別の砂トイレにも。その異様なオシッコは1日に1、2回、4日ほど続いた。
 
そしてとうとう本格的な異常行動が勃発。それは、本当に突然に起こったのです。ある朝起床して1階に下りたとき、目の前に驚愕の状況が。ウンチが4ヶ所、トイレとは無関係のところに落とされていたのです。和室の畳の上に2ヶ所、廊下に2ヶ所。そのひとつひとつがかなりの量で、猫というよりは犬の大便だ。しかも和室の新聞紙の上と洗面所のマットの上にはオシッコもしてあった。
 
その朝はてんやわんやの大騒動。しかし、その驚きは単なる始まりに過ぎなかった。粗相は次の日も次の日も、今なお延々と続いているのです。同時に猫と人間の知恵比べと凌ぎ合いも。長年猫と暮らしてきたけどさすがにこんなのは始めてです。わが家にいったい何が起こったのか。果たして解決できるのか。
 
それは続報にて。
(右から)クウ、ニャー、今は亡きテン
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みう、ただいま闘病中

2019年07月09日 | (故)みう(おかあさん)
みうが倒れたのは七夕の朝、あれから60時間が経ちました。
現状、頭のゆらゆらはほぼ治まったけど首は相変わらず斜頚している。左手足が麻痺したままで歩行困難。食欲は昨夜あたりから徐々に復活。昨日の昼以降トイレなし。殆ど動かないが、たまに頑張って移動するときは近くに座っている自分(オジン)にくっつきにくるとき。何度も倒れながら、自分を目指して頑張る姿がいじましい。 
 

倒れる前日(土曜日)のみう;以前からよく首を傾げていた が・・
 

病院にて診察待ち 
大変混み合う病院ですが緊急だと割り込んでしまいました
 (順番を待っている間にどんどん具合が悪化してきたので、すみません) 
 
病院での診断結果の概要; 
1.大量の耳ダニで鼓膜が破損、外耳、内耳ともにかなりの炎症 
2.1.が原因と思われる前庭神経炎およびその症状としての動作障害 
        (推定です。脳腫瘍など別の要因の可能性もある。) 
3.紫外線などに起因する耳の扁平上皮癌(左耳先は既に壊死) 
4.目については原因不明の炎症とだけ(あまり問題視していなかった) 
 

みうの耳垢にはこんなダニがうじゃうじゃいた(中央ミジンコみたいの) 
 
病院での処置; 
初日
1.殺ダニ用レボリューション処置 
2.輸液、ロングライフ抗生物質、ステロイド
 翌日
1.耳洗浄(ダニ死骸除去)、レボリューション塗布
2.輸液、ステロイド、食欲増進剤
3.耳先止血 
 

初日の夜は強暖房室のケージの中で過ごしました

3日目の今日からは家でステロイドと抗生物質を与えています。朦朧としていた意識は初日の夜に戻ってきた。するとミウはケージから出たがって、おぼつかない動きでリビングか2階に行こうとする。実はリビングの主だったみうは、ひと月ほど前から2階のオジン部屋に本拠地を変えたのでした。すると殆ど下りては来ずに、トイレも水飲みも2階で済ますようになった。しかし今の体調ではさすがに2階は無理なので、リビングで過ごしてもらうこととしました。


リビングに移ると早速仲間たちの"お見舞い"が(左はクウ)

水飲みとトイレをどうするか。強制給餌のときは水分量も管理していたけど今は自力で食べてます。今日は水を飲みに行って途中でこけた。しかし2度目は何とか達成。近くに水を置けば大丈夫そうだ。トイレに関してはまだ未解決。大は一昨日の朝以来、小は昨日の昼以来してません。

トイレはケージの中で漏らしたときのセットをそのままリビングに
でもトイレとして認識するかどうか

トイレ問題も早く解決しなければと気を揉むところですが、みうはもともと家裏時代からトイレ回数が少ないのです。とは言え出ないようなら先生に診てもらいます。とにかく、首の斜頚と左手足の麻痺が治まるのを待つしかない。耳の炎症が治まっても麻痺が続くようだと、他の重大な脳障害を考えざるを得なくなる。そうなると手の施しようがないと先生には言われています。

頭の左側が下がって左に曲がる(左方を見ているのではありません)

耳の炎症は数日で治まるだろうと。そのときに身体機能も回復すれば万々歳。保護者の欲目で少しづつ回復しているようにも見えるのですが、その反面、動こうとするみうの気力が萎えてきた。ここはひとつ、元ノラのど根性でみうに頑張ってもらうしかないのです。

頑張れ! みう

後注;
この記事には自分の無知に起因する誤りがあります。
1.前庭障害は麻痺ではなく平衡感覚(バランス機能)の喪失
2.前庭障害からの回復には原因を除去してから数週間~2ヶ月以上かかる
詳しくは7月17付の続編に記載しました。

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