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今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

猫愛・第16話 「妹猫をかばって瀕死になった兄猫 みんなで起こした奇跡」

2025年07月14日 | 猫愛 ~特選・猫たちの物語~
前回の話、「生き埋め」という地獄絵のようなタイトルにギョッとされた方も多かったと思います。地中に埋められた2匹の子猫、だいちゃんとちいちゃんはまさに地獄の中で必死に鳴き続け、その声がたまたま通りかかった、それまで猫とは無縁だったとんとんさんの耳に入ったのです。声が届いたことも奇跡。その声を聞いた主が、後先考えずに急いで掘り起こすという慈悲深い人だったことも奇跡でした。

素晴らしい人と出会うという奇跡。さらにもう一つの奇跡は、とんとんさんと猫たちの満ち足りた生活が20年以上も続いたことです。世の中には悪魔のような人がいるのも事実。そして前話の2匹と違って、不幸で過酷なままの生涯を終えた猫たちも数知れない。すべてのノラたちがとんとんさんのような優しい人と巡り会って幸せになれるように願って止まないし、またそういう社会を作っていければとつくづく思うのです。

ポン (2016店)

さて、今回はまた佐竹茉莉子さんの登場。前話に続いて猫と心優しき人たちが起こした奇跡の物語です。ネットやSNS上にはノラを保護して人も猫も幸せになった話が5万とある。それらの殆どは一人称、つまり自分の経験や心情を書き下ろしたもの。それに対して佐竹さんの話は、何度も足を運んで綿密な取材に基づいた実話です。なので佐竹さんの猫や人に対する見方がそのまま反映されている。佐竹さんの物語に魅せられるのは、その見方が言い表せないほど深い猫愛に満ちているからではないでしょうか。

昨秋発売された佐竹さんの新刊「猫は奇跡」。猫たちが起こす奇跡にまつわる17編のお話です。いくつかの話は猫専門サイトが概略(編集して短編にしたもの)を紹介しているので、その中から選びました。とある建設会社を舞台にした話で、佐竹さんご自身がブログの中で次のように紹介しています。
『妹を守って大きな猫に何か所も咬まれたのりしおくんが、ぼろきれのように横たわっていたのは、建設会社の資材置き場。建設現場の男子たちの「生きろ!」という思いに、のりしおくんは懸命にこたえようとします。 』

(クリックしてポップアップ)

カブキ (2016店)

Back No.
第1話 「飼い主を亡くし野良になった母猫 ボロボロの姿に『幸せにしたい』とさしのべられた手」
第2話 「お日様はあたたかいって知った」7年間も閉じ込められた母猫、病魔に倒れるも幸せつかんだ最期の日々
第3話 「ヨロヨロの野良猫「困ったらおいで」 すると翌朝わが家に現れた (庭猫スンスン)
第4話 海辺の街に捨てられ、漁師たちに可愛がられた猫の「最後の日々」
第5話 最後の力を振り絞って子猫を託しにきた母猫、保護主のもとに運び終わると……
第6話 河川敷に餌をもらいに来ていた白猫「シロ」 ふたりのおじさんに愛され、生き抜いた
第7話 もうすぐ28歳!路地の人気者、黒猫「ぴーちゃん」 地域猫として町の人に見守られて
第8話「母の愛」は炎より強い!全身やけどを負って子猫を助け、伝説になった母猫 米国
第9話 ①「猫の神様」がくれた生きる力、後ろ脚なくても生き抜き天国へ…その名は今も“二代目”に受け継がれ
    ②下半身不随の猫「らい」が“家族”に与える笑顔。認知症犬「しの」と過ごしたかけがえのない時間 ・他
第10話 路地でクルクル回っていた全盲の子猫 あるがままの自分を生きる
第11話いったい多摩川でいま何が起きているのか?棄てられ、虐待される猫たちの現実をまず知ってほしい
番外編 新宿東口の巨大猫の話
第12話「出来ることを。。。」痩せ細り、道路に横たわっていた小さな猫 温かな腕の中で、命は確かに瞬いた
第13話「癒し猫 上・中・下」入居者に寄り添い続けたトラ 最期は入居者と職員に抱きしめられて天国へ
第14話「愛猫と暮らしたい上・中・下」ホームに一緒に入居し、大好きな"お母さん"に抱かれて旅立った祐介君
特別編 超大人気だった過去の猫ブログ感想「ジュルのしっぽ ー猫日記ー」(前編)
特別編 超大人気だった過去の猫ブログ感想「ジュルのしっぽ ー猫日記ー」(後編)
第15話 生き埋めにされた子猫、21年の猫生を駆け抜ける
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久々の屋根脱走、その顛末は・・

2025年07月12日 | リン(旧イエミケ),クウ,キー
最近は猫たちの居場所が頻繁に変わり、オジン部屋の常連はヒョウだけになった。
ヒョウは部屋入口の(電話台にいる)モドキに呼応している。
リンはリビングキッチンが中心だけど、1/4くらいの時間はオジン部屋で過ごす。
ニャーとチキンはオジンが在室の時だけ何気なく一緒にいる。

リンは寝る時もビービーと要求がうるさい

先月の下旬、このところ活発なクウがオジン部屋に来るようになった。
クウがオジン部屋に顔を出すは数年ぶりのこと。
と言っても、ヒョウと一緒に押し入れの上段に隠れたままで出てはこない。

オジン部屋の押し入れ上段で落ち着くクウ

しばらくすると、今度はキーまでがオジン部屋にやって来た。
キーは押し入れのクウに合流したりオジンベッドで休んだりしている。
これが騒動の始まりでした。

換気のため20cmほど窓を開けて網戸にしていた時のこと。
網戸が開いてちび太とキーとチキンがベランダに出ていた。
2階の屋根に通ずるベランダ。
かつてニャーが屋根から地面に下りて(落ちて?)脱走したことが2度あって、
以来猫たちのベランダ開放は止めていた。
窓を開けることを覚えてしまったキーが、養生テープで固定した網戸を開けたのだろう。
その時は発見が早かったので、3匹ともすんなり戻って来て大事には至らなかった。


クウに合流したキー

それから1週間ほど後の事。
「今度はベランダにリンがいた」と妻。「すぐ戻ったから大丈夫だった」と。
養生テープが古くなっていたので新しいのに変えて網戸を固定したのに、
やはり開けたのはキーだろうと思われた。それにしてもすごい力。

「待てよ」と思った。その時キーは1階にいたが、本当に全員が中にいるのかどうか。
念のため家中チェックしてみると、クウとポニーがいなかった。
保護者の言うことを聞かない2匹だ。よりによってヤバい連中が屋根の上か。
特にクウは、屋根の上はしっかりと経験済なのです。

かれこれ6年前の事、クウは押し入れ天井の点検口の板を開けて天井裏へ。
そこには屋根に通ずる通り道(隙間)があったのです。
その時のクウはちょっとやそっとでは戻らず、かなり苦労した記憶がある。
(参考過去記事「屋根の上のクウ」2019.4.21)


再掲:天井裏から屋根に出てきたクウ(写真中央左、右手がベランダ)
※今回の屋根上の写真はありません

先ず本当に屋根の上にいるのか確認しなければ。
ニャーのように地面に下りてしまった(落ちた)可能性もある。
で、道路に出て四方八方から屋根上を確認したが、何度確認しても見当たらない。
やばい、既に地上か。家の周囲も確認したが2匹ともいなかった。

そうか、屋根から2階の天井裏に入ったかも。だとすれば点検口を開けてやればいい。
その前に箒の柄で押し入れの天井をドンドンと叩いてみた。
すると、ポニーが屋根に出てきてベランダから中へ。やはりいた。
まずは一安心。さて残るはクウ。2度にわたる大脱走など要注意猫のクウだ。
しかし天井裏にクウの気配はまったくなかった。クウは既に地上か。
だとしてもあの大脱走の時の教訓で、クウは必ず近くにいる、そして必ず家に戻って来るという確信があった。
後は窓開けお迎え作戦だ。でも当時とは中の猫の数が違う。どうやってやるか。

いや待てよ、やはりクウは天井裏にいるのではないか。
前回屋根に出たときもそうだった。クウは戻るのに時間が必要なのだ。
オジン部屋から他猫を閉めだし、ベランダの窓を開けて待機。
日が暮れて夜になった。もう屋根は見渡せない。
地上に出たクウを迎える方策を考えながら部屋に入ると、押し入れにクウがいた。
予感は的中。やはりじっと静かに、ほとぼりが冷めるのを待っていたのだ。

元祖家庭内ノラのクウ。でもこの非常事態の最中でも信じることができた。
伊達に一緒に暮らしているわけじゃない。それなりの繋がりを、改めて確認したのでした。


押し入れ上段で3匹揃ってお食事中のリン一家

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シャンプーし過ぎ? でも・・

2025年07月09日 | ダイフク
ジャーン、2週間前のダイフク
シャンプーした直後なので全身が光り輝いてます

ところが昨日の状態は・・何と、2週間でこの有様↓
保護する前、外にいた時の方がよほどきれいだった
何故かグルーミングをしなくなってしまったのです

ダイフクも自覚?しているのか
最近はトイレの中で過ごしたりと何となく遠慮がち
食べてるとは言え量は減ったし
ビビリのキーにまで間近から吠えられていじける始末

5月頃までは涎や食べ物を垂らして
口顎が汚れ臭いもひどくエイズ発症を疑ったけど
「食べる歯磨き革命」の効果なのか
今では臭いが消え口汚れもかなり治まりました
一番汚かった頃

弱り目のせいか、ノミがいつまで経っても消えません
今年も既に4回のシャンプー
キャプスターも3回、マイフリガードも2回
それでもノミが消えないどころか逆に増殖してくる

昨夜もバサバサガブガブと背中が痛痒そう
で、今日は今年5回目のシャンプー
浮き出てきたノミをじっくり時間をかけて鋤取った
ノミ取りスプレーもかけて、明日はまたキャプスターだ
ネットではシャンプー過多は避けた方がいいと
でも不衛生よりはいいだろうと、気をつけながらやってます

シャンプー終わって乾燥中のダイフク

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外の猫ちゃんに愛のお水を

2025年07月07日 | ニャー
ニャーです
今日はスリー「7」の日だそうです(R7.7.7)
役所の婚姻届けが混雑してるそうな
そのうち人間社会にもベビーブームが来るといいね

沈思黙考? 実はウトウトしてるだけだったりして

さて今日は、庭の温度計が今年2回目の"猛暑日"となったそうだ
曇りでも関係ないんだニャ
ニャーが外に出る機会もめっきり減りました
朝一番で出ても、5分足らずで入ります
風があっても関係ない、日陰でも関係ない
とにかく暑い、ホントに暑い

これは一昨年の夏の写真です (今年のがないので)

ニャーは涼しい家に入れるからいいけど
外で暮らしている仲間たちは大変だ
特に雨の少ない地域では
熱中症などで行き倒れないように
日陰に汲み水を置いてくれたらうれしいです
ときどき新しいのに変えてくれたら最高
よろしくお願いなんだニャ


冷房は嫌いだけど、家の中は涼しくて助かります

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この夏の目標

2025年07月05日 | モドキ
ケンの家猫再訓練に使っていたケージに籠城し、訓練を中断させたモドキ。
もともと自分のケージだったこともあって、その後1か月間居座り続けた。
で、ようやくまた気分を変えようと居場所探しを始めたのが先月下旬。

ケージにはよくココ(右)がお邪魔してきた

保護部屋を出て、リビングの一角や物干し部屋に陣取ってみたけどしっくりこない。
その都度付き添うヒョウが何とも愛らしい。久々にモドキの隣ゲットだ。
モドキは結局、去年の夏以来の2階の電話台に落ち着いた。

2階電話台のモドキとヒョウ

早速寄り添うヒョウ。ココやレオ、かつてのライバルたちも集まってくる。
やっぱりモドキは人気者だ。
そしてこの場所は、オジン部屋への通り道。

レオ(手前)やココも集まって来た (奥はリン) ややッ、コンセントが・・

去年の続きとばかり通るたびに挨拶していると、最初はうるさそうだったモドキ、
次第に少しなら触れるようになった。
いやいや、これでこの夏の目標ができました。

保護者と打ち解け合うことになるか、それとも途中で場所変えて逃げだすか。
せめて、外れた首輪を付け直すことができるくらいになりたいな。

まだ緊張ながら、ナデナデ中

追伸)チキンが何とか回復軌道に乗りました。

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