岡山県道300号線の知る人ぞ知るスポット。
テレビでも紹介されているようなので有名になってはいる模様。
表題にしている羽山第二トンネルは、洞窟を利用したトンネルである
岡山道の賀陽インターが最寄りで、吹屋ふるさと村方面に進む
国道484→成羽で313号に入る。県道300号へ
山陽道だと笠岡インターからひたすら道なりに北上していく。(県道34号→国道313号)
300号をそのまま北上すればよいのだが、
バックで離合場所まで下がれない、道路の端ギリギリまで寄せれないような方は素直に行くなとくぎを刺しておく。
(離合場所も覚えておかないといけない)
そして教習所で見るくらいなレア道路標識の「警笛ならせ」が、苔むしながらもそこかしこにある。
途中農道のかぐら街道へ誘導するように吹屋の表示が出ているがそちらのほうが格段に走りやすい。
かぐら街道から南下すると見れるオーバーハングの岩場
旧道感あふれる現道の第一トンネル
農道から南下していくと本当にここ通れる道路か?という感じの場所に出くわす。
それが羽山第二トンネル。
このまま侵入するのも躊躇われるが、ちゃんと道路である。
そばにあるのは穴小屋と呼ばれる洞窟
入り口は低く中は真っ暗なのである程度装備が必要
涼しいが奥に入ると蝙蝠の糞が地面にいっぱいあり独特のにおいがする
蝙蝠がそこかしこでキイキイ言っているので嫌な人は嫌だろうと思う。
そもそも明かりもないので入るのすら躊躇するのだが
次は吹屋の銅山の笹畝坑道
なにやら測量かと思ったが作業してる方に話を伺うと、坑道を3Dデータで取得してモデリングする作業中で
平日の人のいないときにデータ化しているとのこと。
自分の業務にこれと似たようなの使えればかなり楽になるのだが、導入はしてくれんだろうな
鉱石の場所に表示がある
斜坑は後で行く吉岡鉱山と内部でつながっている。
笹畝坑道は観光化されているので見やすいが、本来頭をぶつけないためにヘルメット着用だがコロナ感染症のため着用は個人に任されていた。
吉岡銅山跡
メインである。
吹屋から西江家住宅へ向かっていると途中にある。
看板を目印に歩いて行こうと思ったが結構下っていたので一か八か車で降りた。
降りていくと、右カーブで急に開けた場所に出るのが目的地っぽかった
入るとこんな感じ。初めて見るとちょっとテンション上がる
荒れ放題の廃墟って感じがするが伐採されてたりするのでそれなりに管理されている模様
でも、別子銅山の管理状況からすればこちらはちょっと残念な感じだが
吉岡銅山跡に入って右側に煉瓦で作られた沈殿池?だったか
ビニール袋に詰めて固めたような独特のレンガはカラミレンガというらしい
選鉱所近辺
レンガの積み方から見て、明治時代あたり?と思うがカラミレンガ自体が明治期に作られたものなので
セメントもつくりから当然同時期と思う。
ここを撮影して降りるとき、足が滑って危うく転がり落ちるところだった。上がれるように足場がこさえてあったが、あんまり上るもんじゃないねと思った。
一人で行くべき場所ではないっていうのはしみじみ思った。
半地下式の煙突はところどころ地面が抜けて危ない雰囲気
煙道が下まで続いているが抜けているためブルーシートがかぶせてある。
吉岡鉱山で有名な構造物のトロッコトンネル(といわれている)
ちなみに上るところにある足場の木杭は朽ちているので体重かけないほうがいい。
第三坑道口へ向かうことに
広場
草木に紛れて人工物が見える
坑道の構造物らしきもの
第三坑道口は土砂崩れなどで坑道が塞がれていたが、水がわいていたのでおそらくそこが坑道かと思う
飲めそうなくらいきれいな水ではあるが、、、、
銅山の湧き水を飲もうと思う勇気はない。(※どこもそうなんだが鉱毒が含まれている可能性あり)
でも、垂れ流されているのを見ると問題ないのだろうが
こういう場所に行くとなぜか何日も休んだ気分になって気が楽になった。
ちょっと充実した休みになった。