ガロアアナアキゾウムシ Pimelocerus galloisi (北海道)
[分 布] 北海道・本州・九州
[食 樹] トネリコ・ヤチダモなど
[時 期] 6月~8月
※ 体長は約13㎜~15㎜前後のゾウムシ科アナアキゾウムシ亜科に属する甲虫。
北海道・本州・九州に分布し、平地~山地まで幅広く見られるが局地的で個体数は少ない。
成虫は日中に、トネリコやヤチダモなどの樹皮などで見られる。
ゴツゴツとした上翅の肩付近と翅端部分には灰黄色の毛をまとい、その他の部分は薄黒色になっている。
胸部もゴツゴツとしており、顆粒状隆起を密に覆う。小楯板は黒い。
ヤチダモにつくゾウムシとして知られるが、個体数はさほど多くない。
クリアナアキゾウムシ・リンゴアナアキゾウムシ・フトアナアキゾウムシ・
ガロアアナアキゾウムシ・オリーブアナアキゾウムシの5種は外見や大きさが似ているので同定には注意が必要。
2013年7月 北海道(ヤチダモの樹皮で見つけたガロアアナアキゾウムシ)
2018年6月 北海道(ヤチダモの樹皮で見つけたガロアアナアキゾウムシ)
2019年7月 北海道(交尾中のガロアアナアキゾウムシ)
[ガロアアナアキゾウムシの特徴]
※ 上翅は短大で長さは幅の1.5-1.6倍(ガロアアナアキゾウムシ)
※ 上翅はやや細長く長さは幅の1.65-1.8倍(オリーブアナアキゾウムシ)
ガロアアナアキゾウムシの前胸背板(上矢印)と小楯板(下矢印)(前胸背板は顆粒状隆起が密で、小楯板は黒く艶がある)
ガロアアナアキゾウムシの上翅端(第2間室先端で小さく三角状に突出する)
ガロアアナアキゾウムシの上翅模様(肩の周囲と翅端部に黄灰色毛を装う)
ガロアアナアキゾウムシの触覚
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