長内那由多のMovie Note

映画や海外ドラマのレビューを中心としたブログ

『バイオハザード:ヴェンデッタ』

2018-10-05 | 映画レビュー(は)

本家カプコン製作によるフルCGアニメ第3弾。今回は製作総指揮に『呪怨』シリーズの清水崇を迎え、脚本も前2作で好投した菅正太郎から深見真へバトンタッチ。世界情勢を背景に精緻な脚本が光った前2作から、劇場での3D効果を狙ったアクション路線へと舵が切られているが、重力無視のアクロバティックなアクションはギャグすれすれで鼻白む。ゲーム正伝のミッシングリンクを埋め、本家劇場長編作としてミラ・ジョヴォヴィッチ版とは比べ物にならない完成度を見せてきた事を思うと残念な仕上がりだ。

 フィクションとはいえ、リアルタイムで設定年齢が変わってきたクリス、レオンもややお疲れ気味。そろそろカプコンは新キャラを投入して、彼らを解放してあげるべきではないか。


『バイオハザード:ヴェンデッタ』17・日
監督 辻本貴則
 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『インクレディブル・ファミ... | トップ | 『クワイエット・プレイス』 »

コメントを投稿

映画レビュー(は)」カテゴリの最新記事