リッスン・トゥ・ハー

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はやぶさが最速やけど、根が暗いので好かん

2011-02-18 | リッスン・トゥ・ハー
はやぶさが躍り出た。踊りながらなおかつ先頭に立っている。他のメンバーは驚いている。はやぶさが踊っているからだ。踊っているにもかかわらず先頭にいて、踊っているのも関わらずすごく早くて、もう差を開けられそうなかんじだし、どんどん開いていくようなかんじだし。こっちかなり全力なのに、ついてけないし。踊ってるもんだから、見てる方からしたらまじめにやってないのに先頭でどんどん差が開いていくし、あいつらなにやってんの、ってなるじゃない。踊ってる奴に差を開けられてさ、馬鹿なんじゃないの、って言われてもおかしくない。みんなね、みんなそう思ってたわけよ。言うたれよ、あいつにちょっと一言いうたらな、ああいうのは調子に乗ってどんどんいきよるから、早めに言うたった方がええよ、って誰もが誰かに望むんだけど、みんなそう思ってるもんだから誰も言い出さない。そのうちにはやぶさなんて小さい影ぐらいになってしまってるし、ちょっと光ってるぐらいだし、星みたいにちょっと光ってるぐらいだしね。遅いよ、今更遅いし、言っても聞こえんやろうし。だけど、聞こえんことはわかっとるけれども、つぶやいてみる。大人になれよはやぶさ、って。なんか涙がでてきてさ、上を向いてたら、どんどん抜かれていって、でもみんな肩をとんとんと叩いていってくれたよ。仲間ってかんじがしたな。はやぶさにはわからんやろうけど。幸せやと思ったよ。


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