「宝塚劇場にいってきたんよ」
「そうですか」
「きらびやかやったわ」
「あたしも行ってみたい」
「今度いっしょにいこか」
「いきましょういきましょう」
「ただ」
「なんですか?イヤなんですか?」
「いいや、春子ちゃんと宝塚に行きたいのはやまやまやけど問題は山積みやな」
「宝塚いくのにそんなたくさん問題があるんですか?」
「春子ちゃんは決死の覚悟があるか?」
「なんで宝塚いくのに決死の覚悟がいるんですか」
「なにせ宝塚には鬼が住んどるからね」
「鬼?」
「別名、鬼塚と言われとるし」
「聞いたことありませんよ」
「油断したら首を切られる」
「鬼なにが目的なんですか」
「なにというか、元々すんどるんやから、宝塚が侵入してきただけで」
「宝塚なんでそんなところに侵入したんですか」
「それは宝塚のタカラジェンヌのボスキャラが決めたことでしょう」
「タカラジェンヌのボスキャラにはそんな権利ありませんよ」
「まあとにかく鬼に気をつけて」
「もし鬼がいるとしたら、いけるわけがありませんよ」
「いや、気をつけてさえいれば大丈夫」
「無理でしょうよ」
「鬼に切られんコツがあるから」
「絶対に?」
「絶対に」
「どんなコツですか」
「わし餌ちゃうよ、と途切れずに囁きつづけていればいい」
「カバディ方式に?」
「途切れたら鬼に気づかれるから」
「囁いてると鬼から見えないの?」
「見えません、同じように、わし餌ちゃうよ、と体中に書いておけば見えんね」
「耳なし方式に?」
「それをするのは勇気がいりますよ」
「しかし宝塚には行きたい?」
「行きたい」
「じゃあ私が書いてたげる」
「じゃあお願いします」
「さらさらさら」
「やん、くすぐったい」
「そうですか」
「きらびやかやったわ」
「あたしも行ってみたい」
「今度いっしょにいこか」
「いきましょういきましょう」
「ただ」
「なんですか?イヤなんですか?」
「いいや、春子ちゃんと宝塚に行きたいのはやまやまやけど問題は山積みやな」
「宝塚いくのにそんなたくさん問題があるんですか?」
「春子ちゃんは決死の覚悟があるか?」
「なんで宝塚いくのに決死の覚悟がいるんですか」
「なにせ宝塚には鬼が住んどるからね」
「鬼?」
「別名、鬼塚と言われとるし」
「聞いたことありませんよ」
「油断したら首を切られる」
「鬼なにが目的なんですか」
「なにというか、元々すんどるんやから、宝塚が侵入してきただけで」
「宝塚なんでそんなところに侵入したんですか」
「それは宝塚のタカラジェンヌのボスキャラが決めたことでしょう」
「タカラジェンヌのボスキャラにはそんな権利ありませんよ」
「まあとにかく鬼に気をつけて」
「もし鬼がいるとしたら、いけるわけがありませんよ」
「いや、気をつけてさえいれば大丈夫」
「無理でしょうよ」
「鬼に切られんコツがあるから」
「絶対に?」
「絶対に」
「どんなコツですか」
「わし餌ちゃうよ、と途切れずに囁きつづけていればいい」
「カバディ方式に?」
「途切れたら鬼に気づかれるから」
「囁いてると鬼から見えないの?」
「見えません、同じように、わし餌ちゃうよ、と体中に書いておけば見えんね」
「耳なし方式に?」
「それをするのは勇気がいりますよ」
「しかし宝塚には行きたい?」
「行きたい」
「じゃあ私が書いてたげる」
「じゃあお願いします」
「さらさらさら」
「やん、くすぐったい」