潮風に乗って-北から南から

船や港に関係する地名を訪ねて、その土地の情報を発信します。

価格に異変、野菜安値のなぜ

2008年08月22日 | Weblog

008/08/22(金) TBS NEWS
価格に異変、野菜安値のなぜ

 TBSニュースで『価格に異変、野菜安値のなぜ』と報じていましたので掲載します。(08/22放映)
http://nakate.nawata01.com/08TV_movies/TBS/0801/tbs_vegetable_20080822.wmv


 相変わらず食品などの値上がりが続くなか、この夏、なぜか野菜の価格だけが大幅に下落しています。一体、何が起きているのでしょうか。
 東京・大手町のオフィス街にできた行列。群馬県嬬恋村から朝到着したキャベツがタダで配られるということで、600個がわずか30分でなくなりました。
 受け取った人は・・・
 「ホイコーローとか」
 「ロールキャベツとか」
 「今日は漬け物とロールキャベツもいいし、すごく大きい」

 燃料や肥料が値上がりして経営が苦しい農家にっては、東京までキャベツを運ぶ費用も負担になります。それでも、とにかく野菜を食べてもらいたいとアピールするのには理由があります。
 「出荷の段階で(1個)50円くらい。赤字です。採算取れません」(キャベツ農家・萩原栄吉さん)
 平年なら1個100円程度で出荷されるキャベツが、今年は50円程にまで値下がり。出荷量は去年までとほとんど変わらないのに、7月以降、卸売価格が下がっているというのです。
 「なんで安いか全然わからないが・・・量が多いのか、消費が伸びないのか」(キャベツ農家・萩原栄吉さん)

 キャベツだけでなく、ダイコン、トマトなども値下がりし、主な野菜全般でみても平年より2割から3割、価格が落ち込んでいます。
 なぜ、野菜がここまで値下がりしているのでしょうか。
 「一般的に(野菜を)食べるのが減ったんでしょうね」(レ・アルかきぬま 柿沼道之助社長)

 小売店は消費量が減っているのではと指摘しますが・・・
 「そんなことないです。普通に買ってます」
 「このところ少しずつ減らしてるですよね。暑いからね、もたないから」(客)
 農林水産省は若い人の野菜離れや外食産業の不振も原因とみていますが、はっきりとした裏付けはありません。
 「去年安かったと思って手を抜けば、今年高かったり。一生懸命やれば安かったり・・・。うまくいかないですね」(キャベツ農家・萩原栄吉さん)

 農家としては野菜を使った料理のレシピを紹介するなど、「まずは野菜を食べる機会を増やしてもらいたい」と今後もキャンペーンを続けます。
 値上げが続くさなかで起きた野菜の価格の異変。消費者としては歓迎したいところですが、安値が続けば野菜の供給が不安定になる心配もあります。



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