潮風に乗って-北から南から

船や港に関係する地名を訪ねて、その土地の情報を発信します。

紅葉遅れる京都、恒例行事が延期に

2007年11月10日 | 

2007/11/10(土) TBS NEWS
紅葉遅れる京都、恒例行事が延期に

 TBSニュースで「紅葉遅れる京都、恒例行事が延期に」と題して、秋を彩る紅葉が遅れていると報じていましたので掲載します。
 http://nawata01.eco.coocan.jp/07TV_movies/TBS/tbs_kyoto_koyo_20071110.wmv


 秋を彩る紅葉が全国的に遅れているようです。原因は夏以降の高い気温にあると見られていますが、全国屈指の紅葉の見どころが集まる京都では、行事が延期されるなど関係者をやきもきさせています。
 この秋、JR東海のキャンペーンの舞台となった京都・大覚寺。鮮やかなモミジに包まれたお寺の映像は、去年の11月下旬に撮影されました。

 ところが、その大覚寺、今年は秋の訪れが例年より遅く、11月中旬に差しかかってもモミジの色づきはまだまだです。
 「なんとか、皆さんが来られた時に、CM通りという、真っ赤な風景が広がっていればと期待はしているんですけど」(大覚寺、笹津真隆さん)
 大覚寺では、庭で紅葉を眺める恒例のお茶会をやむなく10日間延期しました。

 「(お茶会の)時期がずれるだけでね、紅葉がないというわけではございませんので、きれいな中でお茶を飲んでいただければという思いで延期させていただいてます」(大覚寺、笹津真隆さん)

 原因はこの夏以降の気温の高さと見られます。モミジが気温の影響を受けやすいとされる9月も、近畿では平均気温が例年より3度近く高い、まれに見る残暑でした。
 紅葉と観光が切り離せない京都の影響は大きく、毎年ドラマチックにライトアップされる叡山電鉄のモミジのトンネルも、今月25日までの期間中にピークが間に合うか関係者は気をもんでいます。

 「神だのみと言いますか、祈るばかりですね」(叡山電鉄、小寺宗則さん)
 そして、今年初めて電力の一部にソーラーカーを使ったライトアップの準備を進める京都の高台寺。毎年20万人が訪れる屈指の紅葉スポットも大きな悩みを抱えていました。
 「秋という雰囲気がしないですよね。ここを歩いていても」(高台寺・専属作庭家、北山安夫さん)

 ライトアップを手がける専属庭師の北山さんは、嘆きながら庭園を案内してくれました。
 「紅葉というよりも、葉っぱが焼けているという方が・・・」(高台寺・専属作庭家、北山安夫さん)
 茶色くくすんで葉先がしおれた青いモミジ。これは、夏の強い日差しと乾燥で葉の表面温度が上がり、傷んでしまったのだと言います。しかし高台寺では、10月下旬から予定どおりライトアップが始まりました。庭園に光と闇が溶け合う幻想的な世界が広がります。ただ、モミジの赤が映えるのはもう少し先のことになりそうです。

 「自然が相手なので、われわれが願ってもなかなか思うにまかせない。(今年は)本当にキレイに色づくとはなかなか口が裂けても言えないことは確かなんでね」(高台寺・専属作庭家、北山安夫さん)
 人の手ではままならないモミジの色づき。京都の観光のピークも今年は少しずれ込みそうです。




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