潮風に乗って-北から南から

船や港に関係する地名を訪ねて、その土地の情報を発信します。

復元北前船、津軽海峡を初航海

2009年08月16日 | Weblog

2009/08/16(日) 河北新報
「みちのく丸」大海原へ出帆 青森から函館目指す

 先日、復元された「北前船」のニュースが報道されていました。
何度か津軽海峡をフェリーや海洋調査船で渡ったことが、懐かしく思い出されました、
快晴の時の津軽海峡は潮風が清々しく、周囲の景色は素晴らしいものがあります。


 青森市と北海道函館市のツインシティー提携20周年と函館開港150周年を記念し、青森市のみちのく北方漁船博物館に係留、展示されている北前船「みちのく丸」が8日、青森港を出港し、函館港へ向かった。
 みちのく丸は正午、どらの音を合図に青森港を出港。西風に乗って帆を上げると、岸壁の見物客から拍手が起こった。

 青森市の無職葛西秀男さん(75)は「帆を上げて走るのを見ることができてよかった。青い空に白い帆が映える」と盛んにシャッターを切っていた。
 みちのく丸は2005年に同博物館が復元した。現存する北前船では唯一、帆走でき、長距離の航海は今回が初めてとなる。みちのく丸は9日昼に函館港に到着し、16日まで船内見学会などを開く。青森へは17日に帰港する。

2009/08/08(土) 共同通信
復元北前船、津軽海峡を初航海 函館開港150年を記念
 2005年に青森市で復元された木造帆船「北前船」が8日、同市を出港し北海道函館市へ向かった。函館開港150周年と、青函連絡船などで関係の深い両市の「青函ツインシティ(双子都市)」提携20周年を記念したイベント。これまで陸奥湾で実験航海を行ってきたが、初めて津軽海峡を渡る。
 全長32メートルの北前船「みちのく丸」には函館市への贈り物としてリンゴが積み込まれた。ねぶた囃子と観客の拍手の中、正午前に出港。快晴の青森湾に出た後、高さ28メートルの帆柱いっぱいに帆を広げた。

 乗組員は船長の木村透さん(43)ら約30人。8日午後に青森県むつ市に寄港した後、9日に函館港入りし、同港で16日まで船内を一般公開する。
 北前船は江戸時代から明治時代にかけて、日本海を大阪から北海道まで結んだ輸送船。青森市の「みちのく北方漁船博物館」が北前船の歴史を伝えようと建造した。NHK大河ドラマ「篤姫」のロケにも使われた。
青森湾を帆走する北前船「みちのく丸」=8日午後1時15分