潮風に乗って-北から南から

船や港に関係する地名を訪ねて、その土地の情報を発信します。

五輪一色、北京市内は厳戒態勢

2008年08月09日 | Weblog

008/08/09(土) TBS NEWS
五輪一色、北京市内は厳戒態勢

TBSニュースで『五輪一色、北京市内は厳戒態勢』と報じていましたので掲載します。(08/09放映)
http://nakate.nawata01.com/08TV_movies/TBS/0801/tbs_china_20080809.wmv


 開会式が始まる1時間ほど前から、オリンピックの会場周辺はもちろんのこと、空港や市内の主要な場所に厳しい規制が敷かれていました。直前の新疆ウイグル自治区でのテロ、そして犯行予告、そういった不安が色濃く反映された形です。

 2008年8月8日。“8”が3つ並ぶ日にスタートした北京五輪。北京市内の役所には、縁起のいい日に加え、歴史的なオリンピック開幕の日に結婚しようという人たちが、続々と詰め掛けました。
 五輪の記念バスチケット300万枚は2時間で完売。郵便局の記念郵便セットでも長蛇の列です。
 8月8日に産まれた赤ちゃんには、報道陣が殺到。北京の街中はオリンピック一色となりました。
 北京市中心部にある公園は、オリンピック期間中もデモが出来る公園として定められています。しかし、そういった人たちの姿は全く見えません。一見すると和やかな雰囲気に見えます。
 しかし、ラッキーナンバー8が並ぶこの日、オリンピック開幕直前に、新たなテロを示唆するビデオ声明が公開されました。
 「漢族(中国)が祖国・東トルキスタンのイスラムの土地を侵略している。『トルキスタン・イスラム党』は漢族(中国)に対する戦闘をすでに始めている」

 ビデオの中では、先月下旬の中国・雲南省昆明で起きたバス爆破事件の犯行を認めているトルキスタン・イスラム党を名乗る組織が、ウイグル語で「我々は中国に宣戦布告した」との声明が読み上げられています。
 新たなテロ予告で中国当局の警戒は一層強まり、市内の警備は厳しくなります。メインスタジアム・鳥の巣周辺には、午後になって警察の特殊車両や公安関係者が続々と集まり始めました。

 さらに、開幕が迫る北京オリンピックに不穏なニュースが届きます。中国国際航空に「オリンピック会場に墜落させる」という内容の爆破予告があり、日本から中国国内に向かう複数の中国国際航空機が、引き返したり運航を見合わせる事態となりました。その後、機内の検査などが行われましたが、異常は見つかりませんでした。
 一方、テロ警戒とともにオリンピック成功の鍵を握るのは、天気です。鳥の巣上空に雨雲が近づく前に、人工的に雨を降らせるというわけです。その方法は、雨雲に化学物質を搭載したロケット弾を撃ち込むというものです。

 一方、オリンピック選手村では福田総理が訪れ、選手団を激励しました。
 「きょうは、皆様方の入場行進を観客席の隅の方でね、応援を一生懸命します。また、明日からはテレビの前で応援したいと思います。頑張ってください」(福田康夫首相)
 中国の威信をかけた北京オリンピック。四川省から出稼ぎで来た人たちは、10平米くらいの部屋に6人でオリンピックの開会式を見ています。かなり暑いです。汗をかきなながら開会式を見ています。
 「(チケットが)高すぎる。とても手に入らない」(出稼ぎで来た人)
 テロ、チベット問題、四川大地震の被害、様々な不安や緊張を抱えながら、17日間の祭典が始まりました。