潮風に乗って-北から南から

船や港に関係する地名を訪ねて、その土地の情報を発信します。

円高ドル安、一時1ドル=95円台に

2008年03月17日 | Weblog

2008/03/17(月) TBS NEWS
円高ドル安、一時1ドル=95円台に

TBSニュースで『円高ドル安、一時1ドル=95円台に』と報じていましたので掲載します。(03/17放映)
 http://nawata01.eco.coocan.jp/08TV_movies/TBS/0301/tbs_endaka_20080317.wmv

 
週明け早々、さらに急激な円高ドル安です。先週、1ドル=99円台をつけたばかりですが、17日、一気に95円台に突入しました。市場ではいったい何が起きているのでしょうか。
 市場関係者の多くが17日も円高ドル安だと予測する中で始まった為替取引。
 「ここまで急激に、100円を割る水準まで円高ドル安が進むと予想していなかった」(三菱UFJ信託銀行 八幡高雄氏)

 取引が始まると、専門家の予想を遥かに超える勢いで円高ドル安が加速。あっというまに1ドル=95円台に突入したのです。
 「メインはアメリカへの不安定感・不信感。ドル-円取引から撤退して他の通貨で運用する動きが続いている」(外為どっとコム・資金為替部 上田剛 部長)
 いわばパニック売りとなった17日のドル安。きっかけは、サブプライムローン問題で経営不安に陥っていた大手証券会社を救済するためにアメリカの中央銀行であるFRBが緊急融資に乗り出したことでした。

 「正常な資本市場の育成をはかっていかなければならない」(田中角栄 蔵相【当時】)
 いまから43年前の1965年。当時、経営危機に陥った山一証券に対し、日銀が担保なしの特別融資を実施しました。今回のアメリカの緊急措置は日本のかつての証券危機を連想させ、かえって金融不安をあおる結果につながってしまいました。
 「(FRBは)いろいろな金融政策を講じているが、なかなか底打ち感が出ない」(大田弘子 経財相)

 一方で、今がチャンスとドル建てでお金を預ける外貨預金が人気を集めています。
 「3月に入ってからの2週間の間に、外貨預金の口座開設件数は2月の約4倍に増えた」(りそな銀行 仲村恵子氏)
 ただ、市場では1ドル=100円を突破したことで、もはやドル売りの流れは歯止めを失ったという見方も増えていて、市場の混乱は当面収まりそうにありません。