この日の泊まりは小浜よりかなり東の方に位置する美浜町。
なので、お寺はあと一か所にして、海を見ながらドライブすることにしました。
その一か所のお寺をどこにするか迷いましたが、明通寺からもほど近い国分寺に決定。
ナビを設定するとなんとたったの4キロ。あっという間に到着です。
さて、国分寺と言えば奈良時代、聖武天皇の詔によって全国に建てられたお寺のことです。
その名の通り、当時の国ごとに1つ造ることになっており、こちらの若狭国分寺もその中の一つだそうです。
現在は曹洞宗のお寺となっていますが、周囲には当時の遺跡がのこっており、国の史跡になっています。
お寺の駐車場に車を停めて、本堂と思われる方向に歩いていくと、お寺の方でしょうか、
「先に説明するからこちらに来てくださ~い!」と手を振って合図してくださいました。
拝観者が来るたび、鍵を開けて説明してくださるシステムのようでした。
ちょうど先客がおられたので、一緒にと思われたようです。
最初に薬師堂に案内されて、中の薬師如来を拝ませていただきました。
慌てて行ったので写真は撮り忘れ・・・というより、お堂とは気づかないような造りでした。
こちらは釈迦堂。当時の金堂跡に建てられているそうです。
その名の通りご本尊は釈迦如来。
以前はかやぶきだったそうですが、今は鉄板で屋根が覆われています。
他にも、若狭最大の古墳や当時の伽藍跡が点在し、自由に見て回ることができます。
白いサザンカやキミノセンリョウの実を見ながら古墳の横の道を歩いていくと・・・
塔の跡がありました。
時刻はちょうどお昼ごろ。国分寺はこのくらいにして、お昼ご飯にすることに。
お天気も最高だったので、近くのコンビニに寄ってお弁当を買い、鵜の瀬で食べることにしました。
こちら鵜の瀬の入り口。国分寺から10分もかかりません。
で、鵜の瀬って?
小浜市観光ナビによると、
「小浜市に流れる遠敷川(おにゅうがわ)の中流、鵜の瀬。
毎年3月2日に行われる神宮寺の神事「お水送り」で、鵜の瀬より送られる御香水は、
約10日かけて奈良・二月堂の若狭井に湧き出すとされています。」
とあります。ここでのポイントは、「お水送り」。
そうなんです。あの東大寺二月堂のお水取りで汲むお水は、ここ若狭から送られた水だったのです!!
鳥居をくぐると、川辺まで下りることができます。
こちらがお水送りを行う場所。
(「お水送り」のことが詳しく知りたい方は、こちらのおばまナビをご覧ください。
それとも画像検索するだけでも、結構度肝を抜かれますよ。)
神秘的な行事が行われる場所ですが、私は岸辺の手ごろな岩に腰かけておにぎりをパクパク。
上流の方はこのような流れで・・・
下流をみるとこんな感じ。
おや、鳥が飛んできましたよ。
苦心惨憺して撮ったのがこちら。
お~、これがうわさに聞くカワガラスでしょうか。
1枚だけですが、姿が分かる写真が撮れてラッキーです!
対岸に目をやると、おやおや、また何か鳥がいるようです。しかも何羽か・・・
頑張ってシャッターを押し続けましたが、全然撮れません。
なんとか姿が写っていた写真を無理やりトリミングしてみると、クロジでした!
しかもご夫婦で写ってくれました。
人様にお見せできるレベルではありませんが、証拠写真として・・・
おっと、そんなこんなでもう1時。そろそろ宿の方向に向かわなくては。
え~、また海がない!と思われた方、すみません。長くなったので、次回に回すことにしました。
明日にご期待ください!!
【撮影:2022/11/3 小浜市】
多分ですが、誰も海が無いなんて思う人いないですよ^^;
私の中だと、国分寺は、
JR中央線の駅のひとつ、そして、西武線の駅でもあり、埼玉に行く分岐点としか知らないんです。
国分寺と言えば奈良時代、聖武天皇の詔によって全国に建てられたお寺、
と言うことは、国分寺駅のそばにもあるんだと知り、検索したら、ありました(@_@)
へぇぇぇでした
https://west-tokyo-history.fc2.net/blog-entry-425.html
東大寺二月堂のお水取りで汲むお水は、ここ若狭から送られた水
これもまた、歴史を感じます
と言うのも、日曜日、TBSの世界遺産で、東大寺をやっていたんです。
若狭とこんな繋がりがあるんだと、驚きました。
お水送りのページも見ました。
荘厳さがありますねぇ~~
カワガラスにクロジまで、出会いがたくさんありましたね(@_@)
その後、東大寺のお水取りについても復習し、戻ってきました。
というわけで、いつもの3倍ほど楽しませていただきました。
お水送りの行事は、テレビで拝見したことがあります。
東大寺のお水取りほど大きな話題にはなりませんが、大切な行事ですね。
これからも長く残していっていただきたいものです。
その後はさくっと拝見して。カワガラスで目がとまりました。
間違いなくカワガラスです。浅瀬で餌を採っているところですね。
カワガラスは、このような清流の浅瀬を好みます。
探している餌は水生昆虫ですね。
そして、クロジです。まだ写真を撮ったことのない鳥です。
ウチの近所には居ません。やはり歩かなければ出会いませんよね。
次回は海を楽しみにしています。
あはようございます。
東大寺のお水取りがここのお水とは知りませんでした。必ず行く東大寺ですお水取りの時期は行ったこと有りませんが~国分寺はattsu1さんのコメントにもありますが武蔵野線で西国分寺で中央線に乗り換え一つ目の駅です。そんなゆかりのお寺があるそうなんですが行ったこと有りませんが是非お尋ねしたくなりました。
クロジ、カワガラスにもあえたなんて羨ましいです
良い旅でしたね、未だ続きだあったんですね楽しみです。
私のブログコメントしたつもりが、遅くなりましたが、大変失礼しました。
国分寺、信濃の国はどこにあったのか調べたら、上田市でした。
全然知らなかったので後でネットでよく見て見ます。
東大寺二月堂のお水取りはテレビで観たことがありますが、お水送りという行事があることは知りませんでした。
遠敷川の中流、鵜の瀬から送られる御香水が、10日かけて奈良の二月堂に湧き出す…と言われているのですね。
お水取りも凄いですが、お水送りの行事もたいそうな儀式ですね。
西方の行事には疎い私、勉強させて頂きました。
そんな鵜の瀬でカワガラスに出会って良かったですね。
クロジも番で撮れて。
海の写真が出て来なくても、全然かまいません。
内容の濃い投稿、有難うございました。
国分寺という名前は私もよく耳にする地名や寺院です。
国分寺とは、聖武天皇の詔によって全国に建てられたお寺のことなのですね。
ざっと調べたら、総国分寺の東大寺以下、全国に約60近くもありました。(@_@)
千葉県にも安房国分寺(館山市)、上総国分寺(市原市)、下総国分寺(市川)があるようです。
若狭国分寺も、拝観者が来るたび、鍵を開けて説明してくださるシステムとか。
参拝者にとっては、このような丁寧な対応をされると、嬉しくなってしまいます。
慌てて行って薬師如来の写真を撮り忘れたのは、ご愛敬です。(^.^)
東大寺二月堂のお水取りで汲むお水が、鵜の瀬より送られる御香水とは知りませんでした。
なつみかんさんのおかげで、また新たな知識を得ることができました。
今回もまた、私が聞いたこともない鳥、カワガラスやクロジをゲットできました。
もはや、なつみかんさんは「鳥撮り名人」の領域に入りつつありますね。(^.^)
そろそろ、大砲レンズを担いで森に出かける時期が来たようです。(笑)
今回は3回くらいに分けて・・・と最初は思っていたのですが、結構歴史や謂れを調べていると長くなり、結局5回に分けることになりました。
(あと3回、お付き合いくださいね・・笑)
さて、国分寺という地名が東京にあるのは聞いたことがありましたが、やはり奈良時代の国分寺に由来していたのですね。
私が調べたところでは、当時の「国」が67、なのでその数あったようですが、現在もその場所か近くに残っているお寺が60くらいあるようです。
これってすごいですよね!
リンク拝見しました。
結構そういう目でみたら、行ってみたくなりました。
東大寺は国分寺の総本山のようなお寺ですが、国分寺で当時の建造物が残っているのはここだけだそうです。
そしてそこで行われるお水取り、その水を送る若狭・・・
一般公開している神事も多いようなので、行ってみたくなりましたがさすがに無理かな~^^;;
実は今回の若狭旅の原稿書きは結構時間がかかりました。
ひらがなが多い子供の作文のような文章ですが、これでも色々調べたんですよ。
それをしっかりと読んでくださって、有難いです。
お水送り、ご存知だったのですね。
私は30年以上前にまだ行ってない神宮寺でそのお話を聞き、感動したのを覚えています。
その頃は鵜の瀬はあまり整備されていませんでした。
ずいぶん変わったという印象です。
カワガラス、初めて見たのでテンション上がりました。
確かにまるでサギのように水の中に何度も顔を突っ込んで何かをとっていました。
川の虫を食べているのですね。
クロジは宇治駅からほど近い大吉山にも常駐しているのですが、雌を見たのは初めてです。
結構珍しいらしいので、ラッキーでした。
しかし、アオジ同様、臆病なので撮りにくいのなんのって・・・
わずかでも写っていて良かったです。
さて、明日はやっと海です!
お天気もよかったので、海らしい海を見られました。
お楽しみに~
確か妹さんが奈良におられたましたよね。
それで東大寺にも何度も行かれているのですね。
私は春日大社には初詣に行くのに、お隣の東大寺は最近行ってません・・
国分寺、地名という印象が強すぎて、あまりお寺に行く人はいないのかもしれないですね。
皆さんがお住いの一番近くの国分寺を紹介しあうというのはどうでしょうか^^
ちなみに、京都府には木津川市に山城国分寺、亀岡市に丹波国分寺、宮津市に丹後国分寺の3ヶ寺があるようです。
今日の記事は結構調べものに時間がかかったので、皆さんがちゃんと読んでくださってとても嬉しいです。
ありがとうございました!
信濃の国分寺は上田市にあるのですね。
・・・上田市をしりませんでした^^;
東大寺のお水取りは有名ですね。
修二会と呼ばれる行事の一部で、3月13日の深夜に行われ、お水取りが終わると、春が来ると言われています。
お水送りは3月2日に行われるそうですから、確かに10日くらいかかっているのですね!
初めてそれを聞いたとき、水はどこを通って奈良まで行くのかな~って本気で考えてしまいました。
カワガラスもクロジも偶然の出会いで、ラッキーでした。
どちらも結構動き回って撮りにくかったですが、カワガラスはエサ取りをしてくれたので撮れました。
もう一羽いて、縄張り争い?のようなことをしていました。
明日はやっと海です。
海とはあまり縁がないので、こちらもテンション⤴⤴でしたよ~
国分寺、全国の国ごとに作られたというのは、確か日本史の教科書にも出ていました。
でも60か所以上あって、その多くが今でも多少形は変えたものの残っているというのが驚きです。
千葉県にもちゃんと当時の国ごとに3か所あったのですね!
若狭のお寺はどこもきちんと説明してくださるのがいいですね。
(一か所だけ、テープレコーダーを自分で押して説明を聞くシステムでしたが)
拝観料を払う前に丁寧に説明してくださったので、恐縮してしまいました。
薬師如来は撮影不可でしたが、収められていた建物が倉庫のようだったので撮るのを忘れました^^;;
お水取りのニュースを見られたら、お水送りのことも思い出してくださいね!
鳥さん、11月に入ってすごく増えました。
ここでカワガラスとクロジを見られたのは特にラッキーでしたが、アオジはもう普通に宇治川に沢山来ています。
(絶対に撮れませんが・・・)
今日は職場の近くにジョウビタキが二羽いました。楽しいシーズンが始まりました!!