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なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

木々の花・紅白編~京都府立植物園2019年3月(3)

2019-03-26 05:19:00 | 植物
2回にわたって、黄色いよく似た木を特集しましたが、植物園にはそれ以外にも沢山の木々の花が咲いていました。
今日はその中から白系、赤系の花を並べてみます。
ぶらぶらお散歩気分で見てくださいませ。

生態園入ってすぐに現れるのがこちら。今真っ盛りのアセビ(馬酔木;ツツジ科アセビ属)です。



少し花が大きいこちらは、アマミアセビ(奄美馬酔木;ツツジ科アセビ属)です。
リュウキュウアセビに似ていますが、2010年に奄美大島の固有種と認定されたそうです。
・・と言われても、リュウキュウアセビを知らないので違いがわかりませんが。
京都府立植物園では沢山の小さい木が育てられていました。




同じくアセビの仲間、アケボノアセビ(曙馬酔木;ツツジ科アセビ属)です。
樹名板がなかったので確かではありませんが、植物園なので多分自生種だろうと思い、この名にしました。
園芸種にはベニバナアセビ、アカバナアセビと呼ばれる品種もあり、薄いピンクから真っ赤に近いものまで様々です。
うんちくはともかく、可愛いです。




湿地ゾーンの突き当たりあたりにピンクの花が沢山見えました。
ゲンカイツツジ(玄海躑躅;ツツジ科ツツジ属)の赤花が咲いていました!



葉に先立って花を咲かせるので、遠めにはピンクの花が空中で踊っているように見えます。




少し進むと今度は白い花のダンス♪
ゲンカイツツジの白花です。赤花より先に咲き始めるので、こちらは最盛期を少しすぎたくらいでした。
それでもまだ綺麗な花が沢山。






おや、去年まで見られなかった花が・・
ひょっとしてこれは!
当たり~、あのオトコヨウゾメ(レンプクソウ科ガマズミ属)の花が咲いていました!



ピンク色の蕊が初々しく、名前の由来を忘れさせてくれます。
ところで、漢字でどう書くのか調べて見ましたがよく分かりません。
「男莢迷」(莢迷はガマズミの意)と書いてあるブログを見つけたので、一応こうしておきます。

ちなみに仲間のコバノガマズミはまだ蕾でした。




さらに先に進みます。
台風でエノキが倒れたあたりに、前回蕾だったウグイスカグラ(鶯神楽;スイカズラ科スイカズラ属)が咲いていました!
池をバックにしたロケーション、結構好みです。



全体はこんな感じ。びっしりとはいきませんが、結構咲いていましたよ。




振り向くと、何と大好きなシデコブシ(幣辛夷;モクレン科モクレン属)の蕾が綻んで、幣のような花弁が出てきていました!
おりしも光が射して、神々しい感じでした。



こちらは蕾。




さらに生態園にはこんな花も・・・
ゴモジュ(胡麻樹・五毛樹・御門樹;スイカズラ科ガマズミ属)です。
沖縄、奄美大島原産の常緑樹で、早春にピンク色がかった花を丸く付けます。



漢字表記を調べていたら、一杯出てきてしまいました。
一番もっともらしいのは胡麻樹で、葉を揉むと胡麻の匂いがするからだそうです。
赤い実も綺麗なので、庭園樹にもよく使われるそうですよ。
全体はこんな感じ。




最後は赤でも白でもないこのお花。



クロヤナギ(黒柳;ヤナギ科ヤナギ属)です。
黒い花芽がしっかりと出てきていました!




ということで、生態園の花散歩、紅白編はこのくらいで・・・
お楽しみいただけたでしょうか。

明日は久しぶりにがっつり「木」で行きますので、見上げる木はちょっと・・・という方はスルーしてくださいね~


(つづく)













コメント (10)
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