セゾン・ド・ユー

時々更新フォトダイアリー、北の四季とエトセトラ

家はとろとろ、外は吹雪

2010-12-23 20:15:13 | エトセトラ
押し詰まった休日、吹雪気味の一日となった。
重い雪がべったりと積もるような降り方は、北の国らしくないのだが、
そう言っても仕方がない。

こんな日は、薪ストーブをとろとろ焚きながら家の中に居るのが
一番いい。






しっかりと熾きになってしまったら、扉を開けても煙らない。
この状態にして、ピザを焼くと美味しいのができる。









とろとろしていたら、旧友からの荷物が届いた。
毎年忘れず送ってくれる。






「星子」という梅リキュールなのだが、ウメ以外のブレンドが特殊らしく
独特の風味がある。
口のところが、ちょいとクラシックになっている。

ラベルには、1979年から研究・開発をはじめ2005年に世に出た、と由来書き。
26年の開発期間を持つ梅酒(リキュール)というのはすごい。
星子のホシは、梅干しのホシかな?と思うのは私だけ?

ありがとう。












ちょっと外に出ていて戻ってみると、玄関先に荷物が二つ。
南方の遠い国からの荷を解いてみると、瑞々しいダイダイ。
送り主の庭に生ったのを手摘みしたものだ。

ダイダイは「代々」に通じ、縁起物との添え書きがあった。
南の国では、鶏鍋の醤油と混ぜたり、焼き魚やナマコのスダチ
として使われ、ぶ厚い皮はお風呂に浮かべるそうだ。

その、「ぶ厚い」皮をむくと、部屋中に南からの香りが立った。

ありがとう。











もう一つの到来は北の国の地酒、知る人ぞ知る北の銘酒だ。
銘は「十一州」とある。
その昔、ここ北の国が十一の州と八十六郡から成っていた
ことを由来とする。
酒造米「吟風」百パーセントの純米吟醸、まずかろうはずがない。
いい正月になりそうだ。

ありがとう。










午後やや遅くなって吹雪が止んだ。
湿気を含んだ重い雪は屋根に留まらず、軒下アルプスとなって
溜まる。

あんまり溜まらない内に「ママさんダンプ」にて移動することに
なるが…、今日は、たくさんの到来物に囲まれて豊かな気持ちの
まま、とろとろ燃える薪ストーブから離れないでいよう。


薪ストーブの周りは暖かく、
外は、また吹雪…。