レンプクソウの存在に気付いたのは、数年前。
虫眼鏡を使わないとよく見えないほど小さな花が付く。
痩せたトドマツの根元に、ひっそりと群落を作っていた。
家の周りには、不思議なことに、ここだけにしかない。
花も小さいが、葉も小さい。
レンプクソウは、連福草で、フクジュソウの根とつながっているように
見えたことから、この名が付いたという。
小さいけれど花の構造は複雑で、天辺に四裂の花が一つ付き、その下を
取り囲むように五裂の花が四つ付く。
この様子から、ゴリンバナとも呼ぶそうな。
以上は、図鑑からの受け売りだけれど、おめでたい名前の野草が近くに
咲くのは、何となくウレシイ。