数日前に下見した函岳環境調査を終えて、この地区随一と言われる加須美(かすみ)の滝へ。
今回は、道中を後回しにして滝の勇姿から。
7~8メートルの落差だが、豊富な水量と深い滝壺があるので、実際よりも大きく見える。
それでは、以下、滝に至る調査隊の足跡?を辿る。
林道から河床に降り、まず滝があるとおぼしき場所を求めて川を下る。
本流は相当の水量があり、足を濡らさずに下るのは難しい。
かなり下ったが、滝に行き当たらないので、斥候隊を出すことに。
「行ってきます」と残留部隊に手を振る。
(画像は、手を振り返す残留組)
斥候隊二人。さらに下るが、小滝にしか行き当たらず、残留組のもとへ戻ることに。
時間は、だんだん残り少なくなり「幻の滝」に終わるのか、と思い始めた頃。
一同、来た川を戻る。
誰しも、「撤退」の二文字が頭をよぎる。
川に降りた場所からさらに遡ると、突然、真新しい公共工事の跡に出た。
工事標識によると、どうやらここ数年で施工された施設のようだ。
撤退も検討されたが、一縷の望みをかけてさらなる上流へ。
少し遡ると、両岸を大きな岩壁に囲まれた場所が出現し、滝に近づきつつあることを
実感する。
遡行十数分で、遠くに滝の姿を捉えた。
どうやら、最初は、滝があると思われる場所を誤って行動していたようだ。
幻に終わらず、本日の成果とすることができそうだ。
ごうごうと、落下する水の音が聞こえそうな画像。
めったに釣り人が来ないためか、滝壺に釣り糸を垂らすと、型の良いイワナが次々掛かる。
ゆっくり釣りたいところだが、すでに予定時間を過ぎているので撤収することに。
釣ったイワナは全てリリースする。
名残惜しさと、少しの満足感を胸に、滝を後にした。
結果 滝が見つかってよかったですネ
私も子供の頃 神戸の六甲山のあちこちにこういう沢登りルートがあって、
家族で 上ったのを思い出しました
沢っ端は 子供には足元濡れるのが気持よく、そして沢筋は明るくて、山歩きの中で好きなルートでした。
で、当時でも突然現れる公共工事の堰堤にがっかりしたものでした
とはいえ 目的の滝周辺は 画像で見ていてもマイナスイオン感じます。
河原だとバーベキュー 山歩きだと百名山スタンプラリーみたいな現在の発想。。。
近くの沢を 淡々と歩くだけの気持ちよさ、
気付いてほしいですワ
この渓は、特にユー地区でも奥地にあるので、あきらめもつくのですが、
半端に近い場所だったりすると、どうやって石を持ち帰ろうかと考えたり
するので、かえってやっかいです。
この滝は、めったに人の訪れない場所だったのですが、この公共事業で
近くまで道路ができたので、数年中には踏み跡ができたりするものと
思われます。
滝壺のイワナも、釣り尽くされてしまわないかな。