六月水無月に入って、一週間が経った。
フロントでは、ゲラニウムがいい感じで咲き始めた。
ここの花は、地物のチシマフウロに似るが、花が密集して丈が短い。
改良を加えた園芸種と思われる。
ゲラニウムの仲間は、種になっても独特の造形を楽しめることもあり
気に入りだ。
カツラの木の下の、ヘメロカリスとトラディスカンシア。
種類は違うが、葉色のコントラストが良くて並べて植えている。
奥には、ツルニチニチソウのじゅうたんが広がる。
視線を上げると、イヌエンジュの芽出しが始まっている。
マメ科らしい形で、柔らかな薄緑の新芽が出てくると、さすがの
この地域も霜の心配が遠のく。
冬には、デッキに来たエゾリスがこの枝を伝って帰っていく。
どこかの枝に、小さな爪痕が付いているかも知れない。
赤屋根トリオも、向こうの三角屋根は木の葉で隠れて見にくくなった。
水無月のこの頃、その葉色もだんだん濃さを増す。
ユー地区にも遅い初夏が近づいている。
今日は、朝からハルゼミの鳴き声がしていた。