読書感想日記

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「選べなかった命」河合 香織 著 文藝春秋

2019-04-30 00:02:48 | ドキュメンタリー
 生命とは、誕生することを選ばれて、この世に生まれてくるはず…
 だが、残念なことに、必ずしも全ての生命が無事に誕生できるわけではない。
 そして、もっと悲しいことに、無事に誕生したはずの生命が、必ずしも望まれて生まれた生命ではない、という現実もある…という現実を知る。
 線引きが苦手な日本人は、この問題を玉虫色で曖昧なままにしておいた。
 そのため、祝うべき生命の誕生について、そしてその将来について、誕生から育児に関わるすべての当事者が苦悩し続けているのだ。
 この現実を、いつの日か、日本でも変えることができるのだろうか。

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