読書感想日記

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「四十九日のレシピ」 伊吹 有喜 著 ポプラ社

2010-07-31 23:11:00 | 小説
 あなたに「大切な人」はいますか。
 そう聞かれたら、誰のことを思い浮かべるでしょうか…
 案外、身近にいる大切な人ほど、見えなくなってしまいがち。

 では、その人について、どれだけ知っていますか。
 自信を持って、すべてわかると言えますか…
 あなたが知っていることは、その人の一面にしか過ぎないものなのです。
 さらに、その人の想いには、なかなか気付かないもの…

 次に、あなたが会いたい人は誰ですか。
 その人と会えたなら、どうしますか。
 どんなことを話しますか…喜び…感謝…それとも謝罪…

 では、あなたが生きる気力を失ってしまったとしたら、どうしますか。
 頼れる人はいますか。話せる人はいますか。それとも閉じこもってしまいますか…
 あるいは、生きることから逃げてしまいますか…

 最後に、会えなくなってしまった後に、その人が、大切な人だったことに気付いたとき、あなたはどうしますか…
 

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