読書感想日記

最近読んだ本の感想

「夜行」 森見 登美彦 著 小学館

2017-10-01 22:16:18 | 小説
 いつの間にか、あるいは突然に、パラレルワールドへ迷い込んでしまったら、どうすればよいのでしょう…
 というよりも、果たして、世界が変わったことに、気付けるでしょうか。

 その世界の入り口は、暗闇の中に多くあるのかもしれません。
 私も、自然界で、目の前にあるはずの自分の手のひらが、全く見えない暗闇を体験したときは、全く知らない世界へ迷い込んだようで、恐怖に近い感覚でした。

 時には、すべてが上手くいったり、反対に失敗ばかり…という日があります。
 「デジャヴ」、あるいは、眠っている間に見ていると思われている「夢」までもが、もしかすると、いつの間にか、異なる世界に迷い込んでいるのかもしれません。

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