第一次世界大戦について、わずかな知識しか持たない私ですが、さすがに巧みな文章で(巧みな翻訳のおかげで)「地図や年表を用意して…」なんて気にすることなく、読むというより、まるでセピア色の洋画を観ているようでした。
つまり、美しい映画なのですが、残念ながら、最後まで話の世界には入り込めませんでした。
確かに、戦争はよくないと思うし、愛する人を大切にするべきだ、とは思いますが、今一つ、登場人物と同じ目線に立つことができなかったからでしょうか…
結局、私は平凡な人間でしかないので、戦時下のはずなのに、戦争という現象以外には、何ら不自由のない生活に違和感を感じ、また「個」の生き方よりも「義」に生きる方を好むからでしょうか…
でも、確かに美しく、そして切ない物語でした。
つまり、美しい映画なのですが、残念ながら、最後まで話の世界には入り込めませんでした。
確かに、戦争はよくないと思うし、愛する人を大切にするべきだ、とは思いますが、今一つ、登場人物と同じ目線に立つことができなかったからでしょうか…
結局、私は平凡な人間でしかないので、戦時下のはずなのに、戦争という現象以外には、何ら不自由のない生活に違和感を感じ、また「個」の生き方よりも「義」に生きる方を好むからでしょうか…
でも、確かに美しく、そして切ない物語でした。