なんくるのひとりごと

日々の想いを言葉にしてみたい

チビたちの感情表現

2007-07-06 16:18:27 | 日記
昼下がり、園の庭はガジマルの陰で涼しい。
笹の葉が軒下で揺れる。

ささらさら、ひらひらひら見た目と音で涼を呼び
一才児、ヨチヨチ歩きのチビだって立ち止まって笹の葉をみる。
動くものに目がとまるのが赤ちゃん。
ママに抱っこされながらのベビーも笹飾りに目を奪われる。

マールいてブーブルに向かい合って座す、コトネとリン。
二人とも一歳児。
なにやら密談?ことばを覚えたばかりでもう、楽しい談義が。
心を通じ合わせているようで遠目にも微笑ましい。

ところが、ひとつのままごと道具を二人で同時に手を伸ばした。
先に取ったのが、月齢の高いコトノ。
欲しくてたまらないはリン。
指さして、ねだっていたけど、譲らないとみるやいなや
コトノめがけて、一撃。

いやだもー。すごいこと。

わたしは事務所からスーミー状態。息を殺してコトノの次の行動を見守る。
自分より小さいリンの一撃にも、そう感情的になってない様子。
どうしたものかとキョトンとした後、
コトノの取った行動が振るっていた。

こしに手を当てて仁王立ちになり「だめでしょ」と怒った仕草でりんいなす。
感情のやり場を自分でコントロールしている。の、だろうか。
風が吹き、笹の葉が揺れ、感情も穏やかなのだ。

また、なかよく何やら密談しながら笑い合っていた。
少しのことでもいやだと泣くときもあれば、ノンプロブラムと聞き逃すことも。
周りの環境にも左右されるが
子どもの感情の起伏が面白い。やり場を見つけて発散することをもう覚えたこの子らは、人間関係を学んでいる最中。

笹の葉ゆれる。七夕の昼下がり。
今夜は天の川でも眺めてみようなー。