なんくるのひとりごと

日々の想いを言葉にしてみたい

作業に参加するのだが

2007-03-20 10:47:06 | 日記
久しぶりの好天気
10時をまわったころにはすっかり太陽がシャンシャン。
まぶしくて、春の日差しが目を射る。

目の中に太陽の陽気が流れる。
跳蚊症のような症状で目を伏せてしまうほど。

卒園式を前に、庭に新しい砂を補給する日は今日しかないのではと
副園長がいうもので
この好天気の中砂運びにはうってつけなのかもと

砂を注文。
直ぐ2トン車が2台で砂を運んできた。

それとばかりにこどもたちが砂に乗る。
作業どころではない騒ぎ。
こどもの気持は、もう遊びの世界。
私はたまたま庭に出ていて、一台目の砂が目の前に

先生が出てくる前に私が放送したばかりに
こどもの方が先に降りてきて、大騒ぎなのだ。
いくら声を枯らして「遊びじゃないのよー運ぶのー」といったって

聞くわけがない。積まれた砂の上に乗って「えいっ」というものまで出る始末。
あ~これがこどもなんだよなー。とわかりながらも
作業が作業がと、私は焦ってしまったのであります。

だから、その場を離れて、先生たちにまかすことにして、事務所にといってきた。
斜めに差し込む日差しが事務所にも入ってきて、庭を見るのにはまぶしすぎる。

さて、徐々に運ぶ態勢が整いだして。
リヤカーで、バケツで、それぞれに見つけてきた箱で・・・。
リズムが整うとこどももその気になるのだった。

リードするのは大人でなければなない。
大人の後からこどもがついてきて、砂をいれる場所を確認する。
へこんで水がたまるところから、

大声で副園長が指示しながらどんどん砂運びがリズム良くなって
大きな子たちは、小さなリヤカーで自由に砂をまく。

そのうち散歩に出ていた先生たちも戻ってきて
大人が多くなると、もっとスムースになる。
飽きたこは、ブランコへ遊びへと移行し

でも黙々と運ぶ子もいて
たちまち砂が庭にまかれてフワフワ状態が気持ちいい。
なんの為に,砂を運んでいるのかと目的意識を持たしていなかったことを
今頃なって私は反省。

砂が先きてしまったのでこどもは、単に砂はこび気分
事前にちゃんと話してからだともっと良かったのではと反省の私。

天気がいいから「今日砂をいれます」では、いけないことを知る。
こどもだって、意味を持って行動したいはず。
そのことを大人はもっと考えなければならない。そのことを反省しながら
こどもの動きを眺める。

それはそれでこども達は楽しそうなのだが、
大人と共通理解、共通合意すればもっと良かった。かも~。

天気がいい。
こうして、皆で運んだという意識はこどもにも残る。
最後まで頑張っているのはやはり、年長のひまわり。
途中で投げ出してブランコにいったのは、三歳児。

仕方がないサー。この年齢差を確認することになった。
もくもくと一人で砂を運ぶ子。
二人で戯れながらまく場所を探す子。

作業はそれでも楽しい。
降りそそぐ太陽を背中に浴びながら。いや、まぶしさにめを細めながら
作業は続く。
盛られた砂をならす作業は大人の仕事。

また楽しい砂遊びをイメージしながら。