なんくるのひとりごと

日々の想いを言葉にしてみたい

寒い外に出られない日は

2007-03-09 12:09:24 | 日記
こたつがあればいいなーと思った。
寒さが苦手なわたしは、ぶり返した寒さがこたえる。

もう何年もこたつなんて出さずに過ごしている。それほど必要と感じていな。
けれどこの2~3日足元が寒い。

寒い上に雨までも降ってきた。
風もあり廊下にも冷たい風が吹く。外のガラス戸を閉める。
何枚も重ねて着て、まだ腰にもストールをまくわたし。

ところが、2階に上がってビックリ。なんと半そでの子がいる。
「トモ君寒くないの?」と、聞くわたしに「園長デブに見えるー」とげらげら笑うのである。
だって子どもは風の子なんだもん・・なんていいながらお絵描きに夢中なのだ。

座ったままの姿勢なので寒くないかと思いきやなんとも心が燃えているのである。
あがきたいものが頭の中を駆けめぐり、それを描写するので手も顔も絵の具だらけ。
壁にはられた絵を見て驚く。

なんとも勢いのある絵がならんでいるのである。
「ぼくたちの絵上手でしょう」とハヤテが自慢する。
チムドンドンする絵。この絵のエネルギーは大人のどの絵もかなわない。

色使いの鮮やかさ、子どもの動き、視点のすばらしさ。
クラス全員の子どもの数だけ絵の個性にも個性がある。
ならんで描いているので似るのかと思いきや、それはまた違う。

同じものを見ても子どもの表現はそれぞれに違うことがわかる。

園長の絵を描くと
白い小さな画用紙を出してきて、ナナがあっと言う間に私を描いた。
髪がチルチルだねー。なんて隣のアイやアサヒとくっくっと笑いながら
あっと言う間にわたしの特徴とらえて描いてくれた。

私も私もと、マフラーは何色、笑ったらどうなるの?怒った顔は?などと
一つ一ついいながら、みんなで顔を見合わしてくっくっと笑いあう。
ヨシノとリズムが私も描く~と描いてくれた。
どの子も同じなのは髪の毛のくるくる。

「しわはどうする?」「おばあちゃんじゃないから描かないでおこうよー」
なんてこの子ら、私に気まで使っている。
そんなこんなで、雨の日はみんなで静かな遊びを満喫しているようだった。