自宅と道志の日々

タイトルを「自宅と道志の日々」にしました。日記のようにつぶやいています

ホテルで会食(書の話し)

2018年11月13日 | なかま道志

昨日は書道家の内田藍亭先生を本社にお迎えして、箱書きをお願いいたしました。

場所は品川です。

先生は田町で授業を終えて駆けつけていただきました。

 

 

もう、こんなシーズンになったのですね。

駅前のイルミネーションも点灯し始めました。

午後3時半過ぎにはお出でいただき、社の応接室での箱書きです。

執務してる社内はセキュリティー上のことから、部外者の入室が困難なためです。

 

 

先生は墨を擦ることから始めました。

 

 

気合が入っているのが伺えます。

この日は4箱の桐箱に箱書きしていただきます。

 

 

いよいよスタートです。

蓋の裏面から書かれます。

こうして置けば、裏面の墨が乾くのを待たなくても表面が直ぐに書けるからです。

 

 

表面が書きあがりました。

一箱書くのに10分以上掛かります。

四箱ですので、40~50分です。

 

 

会長と本部長が同席され、雰囲気を重く感じていたようです。

日常では中々味わえない書道文化を学んでいます。

藍亭先生は、丁寧に箱書きの意味をご説明されていました。

私はこのような場は何度か経験していますが、張り詰めた空気はありますね。

 

 

会長も熱心に説明を聞き入っています。

 こうすることによって、書の価値観も生まれます。

 

 

桐箱の蓋裏面にはいつ、誰が書いたかを記しています。

落款(印)は桐箱に染み込むまで押し続けます。

 

 

表は書道家さんのお名前とどのような「書」を書かれたかを記しています。

内田藍亭書 添書「水」一文字と書かれています。

 

 

人の縁(つながり)不思議なものです。

6~7年前、内田藍亭先生にお会いし、自宅にもお出でいただいたり、自宅で外国の方10名くらいいたかな?庭で揮毫していただいたこともあります。

もちろん書道展の打ち上げなどでは、席を同じくして親しくお付き合いさせていただいています。

縁あって、この会社の会長さんとも5年前から知り合い?になり、会長室に書を差し上げたいと申し出をいたしました。

もちろん、私の書ではなく、内田藍亭先生にお願いしたものです。

別けあって、この字「水」の行書と草書、篆書の3幅を書いていただきました。

先生に書いていただき、会長に差し上げました。

会長曰く、社が存続?するまで、この部屋にかけていただけるとのことです。

きっと長く続く、常設の展示と言えるのでしょう。

内田藍亭先生も大喜びです。

 

 

そして、夕刻6時近くになって、品川のグランドプリンスホテル高輪に向かいました。

ホテルでお礼も兼ねて会食です。

 

 

天麩羅「若竹」さんで、評価は5星になっているお店です。

一番奥の個室に予約されていました。

 

 

まさに異文化交流?が始まりました。

企業の現状や書道の歴史や現状もです。

 

 

美味しい料理が出されます。

会長は翌日(今朝)早朝にベトナムに出張です。

忙しくされている方です。

 

 

共通点はやはり中国ですね。

私も仕事で2回ほど青島や上海に行きました。

中国文化の話題で盛り上がります。

 

 

お酒も入り、時の経つのを忘れます。

こうして、いろいろな方と知り合いになっていることは、自分の友人が多いからとも言えますね。

大事にしたい縁です。

 

 

私は天麩羅のお茶漬けで、〆です。

皆さんは天丼でしたね。

 

 

このデザートはすごく美味しかったですよ。

昨日は何にか充実感があった一日でした。

10時近くになっての帰宅です。

今月は予定が詰まっています。

それには良く寝て、体調を整えることなのでしょう。

 道志には来週に入ろうかと思っています。

 

Hiro