俗物哲学者の独白

学校に一生引きこもることを避けるためにサラリーマンになった自称俗物哲学者の随筆。

安重根

2009-03-21 14:08:26 | Weblog
 昨日(3月20日)の試合には勝ったが18日の試合では侍ジャパンは韓国の奉重根投手に抑え込まれた。この「重根」という名前は安重根にちなんだ名前と考えて間違いなかろう。
 安重根は明治の日本政府の要人・伊藤博文を暗殺した人物として歴史に名を残している。彼を英雄や義士と見るかテロリストと見るかは立場によって意見が分かれるところだが、奉重根投手にこの名を付けた両親に対しては良識を欠いた人と考えざるを得ない。
 息子にこの名を付けるということは「伊藤博文暗殺は正しい行為」であり「日帝による朝鮮の植民地支配を断固許さない」という政治的主張に他ならない。こんな名前を付けられた息子は可哀想だ。「反日」という名前を付けられたようなもので、日本人と友好的に付き合うことは難しくなる。
 とは言え、最近の日本人は歴史や地理を余り勉強していないので「安重根って誰?」とか「伊藤博文って誰?」とか言われるかも知れない。せめて「重恨」と書き間違えるようなことは無いように願いたいものだ。

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