俗物哲学者の独白

学校に一生引きこもることを避けるためにサラリーマンになった自称俗物哲学者の随筆。

フェアプレイ

2013-08-22 20:39:27 | Weblog
 初めて特定の野球チームが嫌いになった。花巻東高校だ。プロ野球も高校野球も一所懸命でありながらフェアプレイを忘れない。花巻東だけはフェアプレイよりも汚く勝つことを優先させた。
 先日、たまたまテレビを見たら156㎝のC選手の打席だった。非常に不愉快だった。初めからまともに打とうとせずにファウルゾーンを狙って打っていた。ルール違反でないかと思った。彼は2塁ランナーになると捕手のサインを盗んでいると思われる行為を繰り返した。退場処分かなと思った。
 マスコミは妙に彼に好意的だった。小さい体に負けず頑張っている、ということだろう。しかし野球は体格が余りハンディにならない素晴らしいスポーツであることを見逃すべきではない。ストライクゾーンが個人の身長に合わせて設定されるから小さい選手はフォアボールを選び易くなる。そんなルールを彼は悪用していた。小さな体をかなり不自然に前屈みにしてストライクゾーンを狭く見せようとしていた。
 臭い球をカットすることは高度な技術だ。見送ればストライクかも知れないが打ってもヒットにならない球を一流選手はカットする。彼の場合は違う。真ん中の球であろうともファウルにして球数を増やして投手を疲れさせようとする。つまり投手潰しが目的だ。報復にビーンボールを投げられても自業自得とも思えるほどの恥知らずのプレイだ。
 大阪や神奈川などの激戦区ではこんな汚い手は使えない。すぐに審判から注意される。彼や監督は野球後進地の岩手の田舎者だから都会のルールを知らなかったのだろう。丁度、中国人が世界の観光地で恥晒しをするのと同じことだ。
 マスコミがヒーロー扱いをするせいで審判が躊躇したのだろう。こんな汚い野球が勝ち上がってしまった。審判はもっと早く制してこんなチームを甲子園から追放すべきだった。私の大嫌いな小沢一郎氏の地元ということもあって、私は岩手県が嫌いになってしまった。

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