人類の運動能力は投擲力以外は他の動物に敵わないが、泳力は特に酷い。魚に勝てないのは当然だが、亀やペンギンにも敵わない。歩みの鈍い亀やヨチヨチ歩きのペンギンのほうが水中では人類よりもずっと速い。50m自由形の世界記録は20秒91で時速に換算すれば約8.6km/hだ。一方、アオウミガネは時速36km、コウテイペンギンは時速60kmで泳ぐ。全く勝負にならない。実際に海中で亀を追い掛けたことがあるが、鳥のように優雅に羽ばたいてあっと言う間に引き離されてしまった。
人類は泳ぎが苦手だ。犬や馬などは訓練しなくても泳げるが人間は教わらないと泳げない。それだけ泳ぐためには不向きな体形をしているということだろう。
人類は泳ぎが苦手なのに古代文明は川岸で生まれた。メソポタミア、ナイル、インダス、黄河、どれも大河のほとりだ。これは飲料水や農業・畜産のためには淡水が不可欠だからだろう。一方、日本の文明はそれらとは違って海辺で発展したようだ。今でも多くの人が海辺で暮らしている。これは海洋民族だからではなく、降水量が非常に多いからだろう。降水量が多いから水不足の心配が少なく、むしろ急峻な川が多いので洪水の危険性が高い川岸よりも水位の安定した海辺のほうが安全だったからだろう。
人類は泳ぎが苦手だ。犬や馬などは訓練しなくても泳げるが人間は教わらないと泳げない。それだけ泳ぐためには不向きな体形をしているということだろう。
人類は泳ぎが苦手なのに古代文明は川岸で生まれた。メソポタミア、ナイル、インダス、黄河、どれも大河のほとりだ。これは飲料水や農業・畜産のためには淡水が不可欠だからだろう。一方、日本の文明はそれらとは違って海辺で発展したようだ。今でも多くの人が海辺で暮らしている。これは海洋民族だからではなく、降水量が非常に多いからだろう。降水量が多いから水不足の心配が少なく、むしろ急峻な川が多いので洪水の危険性が高い川岸よりも水位の安定した海辺のほうが安全だったからだろう。