私が専修大学に通っていた頃、狛江市の岩戸児童館で卓球クラブの指導をしていたことがある。卓球のほかにも、音楽、絵画、工作、スポーツなどもあった。週一回土曜日に卓球クラブはあったが、絵画クラブは他の曜日だったと思う。
児童館ではクリスマス会や、七夕会、キャンプなど様々な行事が行われていたが、各クラブの先生はそういった行事もお手伝いした。
子どもたちの行事が終わって片づけてから、児童館の職員のみなさんやボランティアのお母さんたちと、懇親会もよくやった。
そのとき活躍するのが、絵画クラブの神林旅人先生である。特に「おでん」と「たれに漬け込んだバーベキュー」は絶品であった。
私は、大学を卒業して郷里に戻ったが、神林先生は妙技山のふもとに古民家を借りて絵を描きに来ていた。一度訪れたことがある。
今日、30数年ぶりに神林先生を訪ねた。
世田谷区経堂の天祖神社の隣に「あとりえたびびと」はある。
最近転んで膝のお皿を割って手術をしたそうで、無類のお酒好きが一か月飲んでいないというからよっぽどのことだろうと思う。
それでも小一時間懐かしいお話や最近の出来事などをお話して大変貴重な時間を過ごすことができた。
当時のダイナミックな絵から画風がだいぶ変わったように思う。でも見る人の気持ちを楽しくしてくれる。
写真はアトリエの中に飾ってある神林先生の絵と、その下には先生の奥様である茶子さんの陶芸の作品。
そしてけがをする前に手がけていた居酒屋食堂「ジンギスバルまーさん」の外壁です。