上は、佐賀城のお堀端の楠のライトアップ、下は朝焼け。濠周辺に多くみられる楠は、平城である佐賀城で、敵から城内が見通されることのないよう植えられたものである。佐賀城は有事の際には主要部以外を水没させて敵軍の侵攻を防ぐ機構があることで、別名「沈み城」とも言われているが、一説には他の城が城下から離れると天守が高々とそびえて見えるのに対して、佐賀城では逆に楠などに隠れて見えなくなるためだともいわれている。
終戦直後、納税に困った旧藩主の鍋島家が楠を売却しようとしたが、佐賀県早津江村(現:佐賀市川副町)の女子教育者で後に佐賀県初の女性県議会議員となる「福田ヨシ」が中心となった保存運動で守られた。1980年には公園内にヨシの功績をたたえる顕彰碑が建立されている。
この日玄海原発が再稼働し、福島第一原発2号機が再臨海か、と報道される。