長田家の明石便り

皆様、お元気ですか。私たちは、明石市(大久保町大窪)で、神様の守りを頂きながら元気にしております。

現代の礼拝スタイル

2014-04-14 18:16:35 | 

著者:ポール・バズデン、発行所:キリスト新聞社

ある会合で紹介された本を購入して読んでみました。

豊富な礼拝学の知識を背景にしながらも、現代教会の礼拝のあり方を考える上で、

実践的な方向性を与えようとする本でもあるかな、と思いました。

とりあえず、注目すべきは、著者が提唱する礼拝の5つのスタイル。

リタージカル、トラディショナル、リヴァイバリスト、プレイズ・アンド・ワーシップ、シーカー・サービス。

「私たちの教団はトラディショナルがメインかな」とか、「最近アメリカで流行っているのはシーカー・サービス・スタイルだ」とか、

色々思い当たるところがあります。

そして、熱くなりがちな礼拝議論に対して、多様性に対して受容的であるように勧めつつ、

最後のほうで、「礼拝目的の明確化」を提案しながら、著者自身の礼拝の目的についての見解を、

「主たる目的」と「副次的目的」に分けて示しているところが注目すべきと思いました。

「・礼拝の主たる目的は、神が神であるがゆえに、そして神が成し遂げられたことのゆえに、神に感謝と賛美をささげることであり(崇敬)、

私たちの神に対する愛、そして私たちと神との交わりを新たに確認することである(献身)。

・礼拝の副次的な目的は、イエスの生き方を見つめ、それに従うことであり(牧会)、

神の示された生の意味と生の規範に服従することであり(倫理)、

キリストの体として結びつき、それを建て上げることであり(交わり)、

そして神の愛と恵みを未信者に向かって宣べ伝えることである(伝道)。」(181-182頁)

現代の礼拝のあり方について議論をしようとするなら、まずは読んでおくべき基本図書という感じがしました。

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