安倍首相、突然の辞任
参院選惨敗にもめげず首相の座にとどまり、改造内閣を発足させ、臨時国会を召集し、所信表明演説を行った安倍総理が、代表質問の直前でその職責を放り出してしまった。「闘う政治家」を標榜した安倍氏の末路としては、余りにも無残。国家国民に対して余りにも無責任。
テロ特措法延長に「職を賭す」と宣言したのであるから、少なくとも期限切れの11月1日までは踏ん張って、インド洋での補給活動継続のためにあらゆる努力を尽くすべきではなかったか。もとより健康状態が許さないというのであれば、もっと早くバトンを引く継ぐべきだった。
また、安倍総理の辞任会見で、テロ特措法以外の国政課題にほとんど言及がなかったことも異様だった。年金は、政治と金は、天下り禁止は、消費税は・・・? 多くの国民が、最後の最後まで「KY」宰相に振り回されたことに失望を禁じえなかったのではないか。
今国会に臨むにあたり、与党も野党も政権担当(統治)能力が問われる、と書いたが、もはや自民党に統治能力が失われているのであれば、一日も早く政権そのものを野党第一党に明け渡し下野すべきであろう。それが憲政の常道というものだ。もちろん、わが民主党にも政権担当にあたり課題は多い。
この間、年金問題など内政課題における「政府追及力」には国民の評価が定着してきたが、外交安全保障政策をめぐる政権担当能力に国民の信頼を獲得できなければ、政権を担ってもそれは短命に終わるであろう。テロ特措法に対する明確な代替案を示せるかどうかがその試金石であることはいうまでもない。
今週中に、私なりの代案を提示し、世に問いたい。
テロ特措法延長に「職を賭す」と宣言したのであるから、少なくとも期限切れの11月1日までは踏ん張って、インド洋での補給活動継続のためにあらゆる努力を尽くすべきではなかったか。もとより健康状態が許さないというのであれば、もっと早くバトンを引く継ぐべきだった。
また、安倍総理の辞任会見で、テロ特措法以外の国政課題にほとんど言及がなかったことも異様だった。年金は、政治と金は、天下り禁止は、消費税は・・・? 多くの国民が、最後の最後まで「KY」宰相に振り回されたことに失望を禁じえなかったのではないか。
今国会に臨むにあたり、与党も野党も政権担当(統治)能力が問われる、と書いたが、もはや自民党に統治能力が失われているのであれば、一日も早く政権そのものを野党第一党に明け渡し下野すべきであろう。それが憲政の常道というものだ。もちろん、わが民主党にも政権担当にあたり課題は多い。
この間、年金問題など内政課題における「政府追及力」には国民の評価が定着してきたが、外交安全保障政策をめぐる政権担当能力に国民の信頼を獲得できなければ、政権を担ってもそれは短命に終わるであろう。テロ特措法に対する明確な代替案を示せるかどうかがその試金石であることはいうまでもない。
今週中に、私なりの代案を提示し、世に問いたい。