ニーチェの言葉

ここ数日、本当に多くのコメントをいただいた。
月曜日には、安全保障委員会で質疑に立つ予定で、その準備もしなければならず、また、週末は、地元の行事や挨拶回りもあり、これまでに寄せられた1000を超すコメントには正直言って目を通し切れていない。

月曜日の午後までには、もう一度虚心坦懐に膨大なコメントを読み直し、民主党の「出直し」も含め、(数日前に私が「正しいと確信」した情報についての)総括のエントリーを行いたい。トリノでの荒川静香さんの素晴らしい活躍についても触れたかったが、どうも筆が進まない。安保委員会での質問内容についても、要旨(米軍再編について)ぐらいはお知らせしたかったが、そんな気分になれない。

ただ、寄せられたコメントの中に、私自身の政治家としての姿勢を正されるもの、民主党の出直しに向けての重いアドヴァイスなど数多く含まれていたことに、深く感謝している。

とくに、つぎのニーチェの言葉を噛み締めたい。
「怪物と対峙する時には自らも怪物にならないように注意せよ」

目的のために手段を選ばずはテロリストの論理、というのもズシリと響く指摘だ。また、国会審議の場における私人攻撃は厳に慎まねばならない。国政調査権に対する民主党の論理も、再考の余地がありそうだ。この点に関しては、過去の事例も含め、さらに時間をかけて自分なりに研究してみたい。

いずれにしても、党としての「けじめ」をつけねばならない。しかも、時を置かずに! そして、一日も早く「対案・提案路線」に立ち帰らねば。そうでなければ、この国に政権与党と競争できる現実的な野党勢力がなくなる。政権交代可能な野党が消滅すれば、この国の政治は間違いなく弱体化するであろう。民主党の将来などといった次元で、こんなことを書いているわけではない。いつでも政権交代が可能な緊張感こそ日本の政治(家)を強く正しく導く、という一点で民主党議員としてこれまで活動を続けてきたのだ。この信念に揺るぎはない。
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