長良の鵜 ズボラ余生

「ズボラ余生とは」:
何事も、前向きに捉え、楽天的に生きていくことです。

混合診療禁止「適法」

2011-10-26 08:05:06 | Weblog
最高裁で、混合診療の禁止は適法とされた。
私は、この医療についてはよく知らないけれど、十分な議論がされていないように思われる。
まず、医療技術は日々進歩しているにもかかわらず、法律がそれに追いついていない点である。
新しい薬が、海外で承認されても、日本で使えるようになるには何年もかかる。
そこで、余命いくばくもない患者にしてみれば、わらにもすがる気持ちで、保険適用以外に、新しい薬などを試してみたいというのは当然の心情であろう。
それを混合診療した場合には、本来保険適用の部分まで、保険が適用されなくなるというのはおかしいように思う。
これが、もし医療の安全性の確保というのであれば、患者本人の承諾書で、本人の責任を明確にすればよいのではないだろうか。
確かに、「保険外併用医療費制度」というものがあるようであるけれど、患者がそれでは十分ではないと思っているから、それ以外の方法をやりたがるのではないだろうか。
医療行政も、問題がおきたときのことを懸念しすぎるために、新技術の採用がかなり遅れ気味になっているところが問題である。