平成27年春闘 ローソン、ベア見送り ヨーカ堂は3年連続回答
産経新聞 3月21日(土)7時55分配信
コンビニエンスストア大手のローソンは20日、平成27年春闘で、基本給を引き上げるベースアップ(ベア)の実施を見送ることを決めた。20代後半から40代の社員向けの特別手当の支給は3年連続で行うことで労働組合と妥結した。同社は26年春闘では12年ぶりに3千円のベアを実施、今春闘でも組合はベアを求めていた。
これとは別に同社は、健康診断の結果の改善状況に応じて、店などで使える共通ポイント「Ponta(ポンタ)」を社員に付与する「ヘルスケアポイント」制度を27年度から導入する方針を固めた。最大で1万ポイントを与える。
一方、流通大手では、総合スーパーのイトーヨーカ堂が同日、月額平均928円のベアを実施することで妥結した。ベアは3年連続。満額回答となった定期昇給分4272円を合わせた賃上げ総額は5200円となる。
組合のベア要求は5732円で、妥結額は要求額を大きく下回った。
26年春闘の実績はベア2031円、定期昇給分が4302円で、今春闘の妥結額はいずれも下回った。
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セブンと業績に圧倒的に差をつけられ、ローソンは、ベースアップを見送った。
そして、打ち出したのがポンタポイントの社員付与。
ご存知のようにポンタポイントを店舗で使用すると、加盟店負担分が発生する。
またそのポイントは、何からだしてくるのだろう。
ポンタ加盟企業が、同一行為をやりはじめたら収拾がつかない。
また、社員の給料を、チャージから以外負担させる二重負担構造だ。
組合は、反対していない。
会社ぐるみで、加盟店から搾取しようとする、悪行だ。
まともな判断をする社員は、いないということだ。