ひとり語り 劇車銀河鐵道 いちかわあつき

 ひとり語りの口演や、絵本の読み語りなどの活動をしています。
 何処へでも出前口演致します。

昨夜はありがとうございました。

2010-03-17 16:38:20 | Weblog
 昨夜、武並コミュニティーセンター「楽しんで読む絵本」の講座に、お集まりいただいた受講生のみなさま、また主催のブックフレンドきつつきのみなさま、ありがとうございました。

 絵本を読むことの楽しさ、そして聴くことの楽しさは、年齢を問わず楽しいものだと思います。
 大人だってそうなんですから、子供はなおさらです。
 だから、もう字が読めるからひとりで読みなさいは、やっぱりなしですよね。
 読み語り(読み聞かせ)のひと時は至福のときです。親と子にとってあっという間に過ぎていってしまう大切な時間です。

 どうか、忙しさにかまけて通り過ぎていってしまわないでください。保育園、幼稚園の時の我が子、低学年のときの我が子はその時を逃したら、もう二度とはないんです。

 またいろんな機会に、いろんなところで、素敵な絵本、素晴らしい絵本をご紹介してまいります。

今日は万国博デー

2010-03-15 18:48:27 | Weblog
 今から40年前に開催された大阪万国博覧会は、1970年の3月14日に開会式が行われたのですが、一般の入場が始まったのは40年前の今日、3月15日のことでした。

 その当時小学校4年生、10歳だった私は様々な情報を得て、この万博に胸膨らませる少年の1人でしたが、実際に大阪の万博会場の地、千里丘陵に出掛けていったのは、夏休みに入ってからのことでした。
 知り合いの家族の乗用車に便乗させてもらってのことでした。家族4人、若夫婦と幼い子供ふたりのところに、私と私の母が乗り込んだのでしたから、当然定員オーバーの状態で、もう40年も前のことですが、かなり危険で窮屈な大阪までの道程だったと思います。
 
 けれど、そんなことをしてまでもどうしても行きたかった万国博覧会でした。
 もちろん、そのころ一番の話題はアメリカ館に展示してある月の石や、日本の企業がつくった様々な趣向を凝らしたパビリオン。
 しかし、そういった人気の高いパビリオンは何時間も並ばなければ入れなくて、幼い子供たちをつれた家族と一緒だったこともあり、またその人たちと別れて行動することも出来ず、やむなくごく簡単に入りやすい国のパビリオンばかりを選んでまわることになりました。

 それでも、あの当時あれだけの大勢の外国人を目の当たりにすることも稀で、少年の心は高鳴り、興奮し、テンション上がりっぱなしの1日を過ごしたことを、今でも懐かしく思い出すことが出来ます。
 ああ、もうあれから40年、私は今年50歳の誕生日をむかえることになるのです。光陰矢のごとしですねえ。

今日はホワイト・デー

2010-03-14 12:26:44 | Weblog
 ホワイト・デーっていうものは日本だけのもののようですが、頂けばお返しをするという、日本の文化に叶ったものかもしれません。

 義理といわず本命といわず、贈り贈られるということは悪いことではありません。人を喜ばせるものであればどんどんやればいいと思います。

 わが町は和菓子の有名な町で、美味しい和菓子を作る和菓子屋がさんたくさんあります。その店々のなかでホワイト・デーのお返しの品を選ぶのも一考かな・・・・・・と。

 和洋折衷のモダンなお菓子もたくさんあって、美味しいこと請け合いです。
 何を? どれを? とはいいませんが、私もその中のひとつを選んでみました。

 ああ、でももう遅いかな? 今日の今日ですからね。そんな方は是非来年試してみてください。
 もちろん、バレンタインだっていいですよ。

久しぶりのウォーキングでした。

2010-03-12 14:56:10 | Weblog
 雨が上がって、昨日の朝は久しぶりのウォーキングでした。
 久しぶりに歩いて見ると、もう沈丁花の花も満開で、ほんのりとその香が漂ってきます。
 道端の草々も少しずつ成長をまして、土手には土筆の子が肩を並べ、、その周りにはイヌフグリが咲き、冷たい風と山の雪さえなければ、陽射しは春そのものといった味わいなのでした。

 今日は残念ながら、また時間が取れなかったので散歩は出来ずじまい。それでもちょっと家のまわりを散策してみました。そうして採集した春の野草。

 私は今夜、ちょっつとした集まりがあるので、そのセリ、三つ葉、ふきのとう、土筆などを食卓に出してみようと考えています。

3月16日は武並コミュニティーセンターへ

2010-03-11 10:46:42 | Weblog
 3月16日(火)の19時30分~21時まで、たけなみブックフレンド きつつきさんの主催でおこなわれる講座に、講師として伺います。

 内容は「楽しんで読む絵本」と題して、幾つかの絵本をご紹介しながら、読み聞かせ、絵本についてのお話をさせてもらおうと思っています。

 受講生募集のかわいいチラシが、武並コミュニティーセンターや恵那図書館などにあると思いますので、どうぞ興味のある方は、それをごらんになるか、または直接お越しください。

 いま子育て真っ最中のおかあさんやおとうさんがた、また絵本にご興味のある方どなたでも結構だと思います。

<お問い合わせ> 武並コミュニティーセンター (0573)28-2427 迄。

3月14日(日)は図書館で絵本を読みます。

2010-03-09 16:00:51 | Weblog
 3月14日(日)の午後2時から、中津川市立図書館絵本コーナーで、おはなし会を催します。
 読む絵本は、あきやまただし作・絵「たまごねえちゃん」また、昨年惜しくも亡くなられた、かがくいひろしさんの「みみかきめいじん」など8冊ほどを読む予定です。

 案内やポスターなどには、3歳児~となっていますが、赤ちゃんや未満児のお子さんでもかまいません。また、小学生の子供さんも、小さな子たちのものだなんて思わないで、聴きに来てください。もちろん大人の方だけでもかまいません。

 みなさんと一緒に、楽しい時間が過ごせたらうれしいです。
 絵本は、読み手と聴き手が一緒になって創りだす、ふれあいの時間です。
 新しい出会いのあることを願って、多くの皆さんのお越しをお待ちしています。

今年はどうも風邪をよくひろいます。

2010-03-08 10:43:57 | Weblog
 昨年末からですが、なんかよく風邪をひきやすくなっています。1回こじらせたからでしょうか、気管支が少し弱っていて、すぐに喉についてしまうようで・・・・・・。
 
 さいわい新型インフルエンザには罹っていませんが(と思うけど)、とにかくすぐに咳っぽくなるのが困ります。
 何せ一応声が資本の仕事をしておりますので。
 何とかここまで仕事に支障をきたすような事態にはなっていませんが、めいっぱい声を出した後はやはり、またのどの具合はよくありません。いろいろとケアはしているつもりですが、何かいい喉のケアがありましたら教えてください。お願いします。

私にとってのリアリティーとは何だろうか?

2010-03-06 10:05:32 | Weblog
 私にとって リアリティーとはなんだろうか
 たとえば新聞の事件記事 日常の延長線上に実感として読めているのだろうか
 テレビ画面に映し出される報道映像も然り 体感のない出来事を
 肉感的に現実のものとして 噛み砕けているのだろうか

 もし近い将来に裁判員制度の裁判員の役が巡ってきて
 実際の事件の容疑者を目の当たりにして はじめて感じられるものであるなら
 日々安穏な日常のなかにあって 肉感的に受け止められる情報というものは
 無に等しいのだろうか

 いや そうではないと誰かがいう 人間には想像力というものがあり
 他人(ひと)の痛みを自分のものと感じることの出来る能力があると・・・・・・

 私にその想像力がどこまで培われているのだろうか
 虚と実のはざまに溺れぬようにと 精神を鍛え上げ 鍛え上げしなければ
 見えてこない世界があって では何をもって私は精神を鍛え上げるのかと
 今日も立ち止まっているに過ぎない私の
 この肉体の そこに宿る五感の 私にとってのリアリティーとは何だろうか? 
 

桃の節句

2010-03-04 15:21:55 | Weblog
 昨日は3月3日桃の節句でしたが、この辺りは1ヶ月遅れの4月3日に祝います。が、近頃の若い人たちは、ごく普通にというか、ごく一般的に3月3日で祝うようでもあります。

 桃の節句といっても、桃の花はまだ咲いていません。やはり旧暦でないときぶんがでないのではないでしょうか。

 子供のころから家族に女の子はいませんでしたし、我が家にも息子しかいませんから、雛祭りにはまったくといっていいほど縁のない環境でした。
 しかし、梨木香歩著「りかさん」という作品を読んでから、雛人形や日本人形に興味を持ち、中馬街道の雛人形を展示するお祭りや、このあたりでは岩村町で行われている雛人形の展示を見に行ったりしています。
 
 そういえは妻だって雛人形を持っていたらしいから、それを飾って雛祭りをやろうよと、去年妻の実家に問い合わせてみたところ、破損がひどくて、とっくに義父さんが処分してしまっていたことがわかり、がっかりしたことがありました。

 子供の幸福、行く末の安寧を願って飾る雛人形には、たしかに様々な人の思いが込められたあるものですから、少し怖いもののようにも思えていたのですが、いや「りかさん」を読んでからは、すっかり印象が変わりました(これは前にも書いたかな?)。
 なんか、この季節になるとどうしても思い出されてしまいますので・・・・・・。

春なので、またこんなちょっと昔に書いた詩を・・・・・・

2010-03-03 10:36:09 | Weblog
      愛しあうトカゲ

 小径の真ん中で愛しあうトカゲに出会う
 うっとりと下まぶたを閉じて
 喉を鳴らし 脈うつ首筋
 身じろぎもせず ジッと固まった
 二体の爬虫類の営みを
 しゃがみ込んで見つめる ワタシ
 この目と鼻の先の距離にある
 ワタシという威圧を感じながらも
 動けないでいる トカゲたち
 愛はどう完結され得るか

 メスの腹にしっかり巻きつけられた
 オスのシッポは
 やがて少しずつ前進をはじめたメスの動きに
 みじめにもバランスを崩し
 不恰好によろめきながら引きずられていく

 メスはワタシの威圧に耐えられなかったのだ
 それでもオスは何とかコトを遂げようと
 必死にしがみついている

 ワタシは彼に同情する そして謝罪する

 トカゲにも
 快楽というものがあるのだろうか
 ワタシは真面目に考えて 立ち上がる
 トカゲたちは物陰に隠れ
 ふたたび静かに 愛をいそしむ
 それでも陽はうららかに うららかに
 愛しあうものたちだけに ふりそそぐ