London徒然草

「ばく」のロンドン日記

娘からの電話

2006-03-15 | わんこ
新しい週が開けて、ほっとしたのもつかの間。
学校へ、朝出かけて行ったばかりの長女の携帯から電話です。

携帯電話を持たせているものの、こちらから電話をかけて、通じたためしがなく、無視されているのか?あえて、サイレントモードにして、聞こえないフリをしているのかは不明ですが、いつも、親子の喧嘩の火種となっています。
あげくの果てになにか要求するときだけは、しっかりと、電話をかけてきます。

朝早くなど、電話をして来た事がないので、いぶかしく思って電話にでると....。

電話口の向こうで、大泣きをしています。話を聞けば、1月に受けた試験の結果が、あまりにもひどかったとの事。
『お母さん、どうしよう?』

こちらの動揺は包み隠し、『終ったテストの結果が悪くてどうしようと電話で言われても、埒が開かないので、帰って来たら話しましょう』と突き放して電話をきりました。

まだ、16歳ですが、一つ一つのテストの結果が、大学進学に大きく影響するので、確かに大問題ではあります...。
そして、行きたい学部の決まっている娘にとって、これは将来の夢に影響を与えかねない事実です。
さっそく、会社のオットに、電話をして、『今回は、親の出る幕ですので、なるべく早く帰宅するように』とオーダーをだしました。

大変ではありますが、これで、少し浮かれていた娘も気を引き締めて計画を立て直す事でしょう。
いい薬となって、これからにつながればいいと、非力な親は祈り、できる範囲での手助けをするしかありません。

そろそろ、本格的に大人にならないとね。

ピップ君はそんな、上へ下への大騒ぎをよそに、毎日マイペースで暮らしております。 

君がそんな風に、いつも変わらずいてくれるのは、本当に皆に安らぎを与えてくれるよ~。ありがとね。







娘の持って帰ったテストの点数表をじーっと見ていると、『そんなものを見ていないで、僕とあそべ~』と結果用紙の上にあごを載せるピップ君でありました。