津軽海峡「春」景色

2023-03-20 16:27:03 | 日記


若い友人からLINEメールが参りました。
「今日は初めて函館から青函連絡船で青森に行きます。
 めったにない機会でとても楽しみです!」

びっくりです、ね。
青函トンネルができて今は一気に海峡横断ですのに。
そういえば小生は長いこと潮風に吹かれたことがありません。
春風が頬を優しく通り過ぎて行く、さぞかし気持ちの良いことでしょう。

小生が青函連絡船んで函館に渡ったのは約50年ほど前のこと。
当時は勿論、青函トンネルは出来ていません。

今日はお彼岸、家内が墓前用の供花を買ってきて気が付く、という鈍感さです。

千字文 (そのNO.29)

2023-03-20 16:25:55 | 篆刻


作品、右から
俊乂密勿  すぐれた人(俊乂)が勤勉に仕事に励(密勿)み

多士寔寧  多くの人材がいて、天下は本当に安寧になる

晋楚更覇  晉と楚はかわるがわる覇者となり
      晋楚は春秋時代(B.C.400~700)の国の名

趙魏困横  魏と趙は西の秦を苦しめた
      困横は横を困(くる)しむの意

假途滅虢  道を借りて虢(かく)の国を滅ぼし
虢は洛陽の西方の国

「乂」(ガイ)は、おさめる、意
今の日本語ではなかなかお目にかからない文字です

「勿」モチ(呉音)ブツ(漢音)なかれ、の意
勿体ない、などで目にすることがあります



ご参考程度ということで。
春秋時代の古代中国・地図です。
春秋時代は結構長く、時代により多少変化があります。

活字文化は衰退?

2023-03-18 21:16:27 | 日記
最近、気が付いたことがあります。
やや小型の図書館ですが自宅から約200米くらいの場所に図書館があり、
近くて便利、時々利用させてもらっています。

ぐるりと回遊し、ときどき雑誌コーナーにも参ります。
以前、比較的よく読んでいた月刊・文芸春秋のことですが、最近は
いつ出かけても最新号が陳列棚に鎮座してします。
かっては最新号が並ぶ毎月10日過ぎから10日ほどは陳列棚から
消えていたのですが、最近はいつ出かけても陳列棚にあります。
硬派的な月刊・文芸春秋の人気度に陰りを感じます。

活字文化では身近な新聞も各社とも苦戦状態のようです。
ニュースはネットでタダで読めるという状況では新聞社も対策に
苦慮し後手に回っているようです。
デジタル化、IT化と紙文化のはざまで効果的な対応策は簡単ではありません。
そして「軽い文化」の時代になり硬派の雑誌や本は敬遠されつつ
あるようです。
なにしろ通勤列車に乗車しますとざっと9割以上のひとがスマホに
一生懸命という風潮ですから。

「硬骨漢」という言葉も死語になりつつあります。
こうした時代には硬派のジャーナリストも育ちにくくなり、かっての
大宅壮一や草柳大蔵、立花隆というような方は今後は出現が難しい感じです。
ノンフィクションというジャンルは丹念な取材が欠かせません。
なにしろあるテーマを追いかけようとしますと膨大なエネルギーと取材費などの
コストが必要ですが出版部数が望めないと生活費確保だけでも大変です。
小説ではペン1本で書けますし、芥川賞など受賞すればその後の生活はかなり
楽になりそうです。



写真の文芸春秋は右側は昭和32年発行、表紙絵は杉山寧氏で、そのお嬢様が
故・三島由紀夫氏の奥様で当時、話題になったものです。
愛読してから約60数年、定期購読したり、しなかったりですが
自分自身は月間・文芸春秋からなにがしかの影響を受けています。

デジタル化、IT化という時代にはメリットも色々ありますが
「深く考える習慣が減りつつある」
という弊害もありそうです。
ちょっとした出来事でもあっという間に拡散し、伝え方次第でそれが
事実のようになってしまうという時代ですから。
というようなひとりの老耄の最近の感想でした。

ちょっとした雑談で

2023-03-17 19:06:54 | 日記


数十年来、お世話になっている小さな洋食屋さんでの会話です。
「間もなくお花見の季節ですね」
「そうですね、今年の開花状況はどうなんでしょう。
 さくらの花って日本人には特別な花ですね。
 でも我々老夫婦のお花見はまるで徘徊のお稽古の如くですよ!
 ふらふらと足元もおぼつかない感じですから」
「そんなことないですよ。
 まだお若いのですから!」(とお互いに軽い冗談で)

知人の女性から書道展の案内ハガキを頂き、早速に初日に拝見しました。
「長いこと精進なさって敬服しますよ。
 そして今や、社中の大幹部、ナンバーワンのお立場で頑張っておられるのですから」
「それがですね、段々と事情があって辞めていかれる方があり、
 いつの間にか残っている自分がこうした立場になっているんです。
 こうした状況ですから辞めるタイミングって、難しいんです」
う~ん、分かりますね、書道関係でもそうですが新しい会員の入会が
減りつつあり、平均年齢は上がる一方です。

おつむのお話です。
男性は一般的に高齢になれば頭部はちょっと、またはかなり寂しく
なります。
中には輝かしい!頭部の方もおられます。
シニア世代という表現もありますが「ブライト世代!」とも言えそうです。
「ブライト」という言葉には「快活な」「元気な」「晴れやかな」
という意味もあって決して意地悪な言葉ではありません。
但し女性の方にはこうした表現は該当いたしませんが。
小生も最近は写真撮影をされるときは仕方なく、です。
家内も写真撮影には
「もう、わたしを写さなくていいから!」



あれから3年・コロナ禍

2023-03-16 11:14:29 | 日記
新型コロナウイルス感染症が日本で発症したのが2020年1月とか。

「コロナ禍もやっと少し落ち着き、マスク着用も場所によっては
 必要なくなったよね」
「コロナ禍って、日本で発症したのは3年前か、4年前かはっきり
 記憶していないけど、この数年でホントいろんなことがあったわね」

我々、老夫婦はご多分に漏れず記憶力も長期凋落傾向です。
調べてみましたら丁度3年前だったんですね。
あれは3年前か。

小生の旧い頭脳では「ちあきなおみ」「喝采」の歌詞が記憶から蘇りました。
♬あれは3年前♬
「ちあきなおみの喝采」リリースは調べてみて昭和47年(1972年)と知り
(昭和47年といえば日中国交回復の年で田中角栄氏が同年9月に中国訪問
 したことを思い出しました。
 喝采リリースも同年9月!)

これから世の中、全てが明るい兆しになりますように、と願いは
どなたも一緒と思います。