人生第2幕スタートして20数年、畑を掘り・印を刻り・木を彫りの半分・自然に親しむ生活です

篆刻(てんこく)という
漢字の文化、庶民的な
円空佛、こんな世界が
今も存在している!
つれずれ日記です

書道家は語る

2019-11-16 15:49:29 | 篆刻


今月11月8日に書道家は作品を制作するだけでなく、制作の意図や目指すところは
言葉でないと一般人には理解しにくく是非そうした本があれば、と書いたのですが。

ありました!
少し古いですが。

金田石城氏(書道家のほか多彩な活動家)がインタビュアーとなって
一線で活躍されている書道家と対談されています。
(2000年発行・成星出版)
登場作家は
青山杉雨・赤羽雲庭・浅香鉄心・浅見錦龍・安東聖空・井茂圭洞・伊藤鳳雲・

今井凌雪・稲垣菘圃・植村和堂・梅原清山・榎倉香邨・岡本白涛・尾崎邑鵬・

上条信山・木村知石・栗原蘆水・桑田笹舟・小坂奇石・佐々木泰南・杉岡華邨・

高木聖鶴・津金孝邦・手島右卿・戸田提山・殿村藍田・仲田幹一・成瀬映山・

西谷卯木・日比野光鳳・廣津雲仙・古谷蒼韻・甫田鵄川・松下芝堂・宮本竹逕・村上三島

金田氏は相手に話を合わせるのではなく鋭い切り込みでインタビューされていて
書道家の生き方や作風、師匠との関係など作品だけでは絶対分からない世界がインタビュー
されていてとても参考になります。

伝統的な道を目指す書家や前衛的もしくは現代性を目指す書家などそれぞれに哲学を
持っておられるようです。

書道の道をとことん究めようとする作家と趣味の世界で留まる人との狭間は悩ましい感じ
でもありますが。
 
インタビューされた時期はマチマチで1970年代から2000年弱のころに跨っています。
氏は映画、「天と地と」「椿三十郎」「蒼き狼」の題字も書いておられます。

その後の書道家はどのような道を目指しておられるのか、ぜひ知りたいものです。
そして篆刻の世界で活躍されている指導者の方々の話も。



「色不異空」般若心経 第7節

色は空に異ならず

物質的現象には実体がないのであり、実体がないからこそ、物質的現象でありうるのである
(抽象的で理解がムツカシイ デス)

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