昨日、出世稲荷存在に言われた秀吉の運気について。
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「なんか、この件について、ずーーーーーーっと伏見稲荷存在の顔がちらつくんですけどね。
しかも、ちょっと困ったというか言いにくそうというか」
「まあ、あれには儂も関わっているのでなあ」
「なるほど。というか、この感じでいうと……あなただけではなく、多くの京都の非物質存在も関わっているのでは?」
「まあ、そうだなあ……」
「言いにくそう」
「言えないことが多いのだよ」
「たとえば?」
「秀吉の件については、まあそうだな、現代で言う呪術的な部分も絡んでいる」
「なるほど」
「だから、現代で真似されても困るのでな。模倣犯的な」
「そこ突っ込むとどエラいことがでてきそうなので、突っ込むのはやめますわ。
一部でいいので、現代の我々が真似できて、なおかつ汎用性の高いこと教えてください」
「そうだなあ……
じゃあいくつか。
京都には、今ものこる人為的な結界が多い。
それは、京都を覆い尽くすような大きなものもある。
それを利用して、京都で複数の神社仏閣にまわって自分の意図を増幅させると良い。
あと、当時の天下取りというのは「みやこ、京都を制すること」も意味していた。
だからまだあるのだよ。
「京都を制する」というエネルギー領域が。
その領域をブースターにして、足がかりにすると良い。
だから、できるのであれば、自分の意図のなかに「京都を制する」ニュアンスをふくめると、ブースターに繋がりやすい」
「なるほど。たとえば?」
「たとえば、自分が成功して、京都で豪遊するとか。
京都で、知る人ぞ知る名店に連れて行ってもらうとか。
京都の有名旅館の常連になれるくらいの経済レベルになるとか。
自分の目標に、さらっと自分が京都を制するようなニュアンスを盛り込むといいのだ。
京都というブランド力は、案外高いのだよ。
非物質的にも。
世界レベルであるともいえる。
なぜ東京ではなく京都かと言うと、神話的なエネルギーを持ってしまったからだ。
東京は「見える」世界では首都で重要だが
見えない世界での重要さ、エネルギーの規模や大きさは、見える世界とはまた異なる。
京都は自然エネルギー的に特に優れているというわけではない。
それであれば、奈良や和歌山、沖縄のほうが優れている。
しかし、人の願いというものは、えてして横のつながりのなかで効力を得たいものが多い。
その場合、京都の人為的な術式の存在、
人の意図の集積、世界的な知名度というものが役に立つことが多い。
他の地域で意図すると、中世の大砲で弾をうつようなものだが
京都をうまく利用すれば、
ロボットアニメのような夢のテクノロジーで光速のレーザー砲で意図をはなつようなもの。
秀吉は、当時のそういう結界や術式というものをうまく利用し行動してしまった。
あとは、奴の意図の強さ、純粋さ、強固さよ。
それがゆえ、我々も手伝わざるを得なかった。
神仏をも、やつは動かしたのよ。
意図の強さに、我々は協力せざるを得なかった」
「へ〜」
「そういうことがあるから、出世稲荷のあれは、『ぶぶ漬け』を出すのよ。
意図しきれてない半端者を追い返すためにな。
半端者に、秀吉の夢や意図を汚されたくないというのもあるがな」
「なるほどね〜。
で、最初に言った『京都で複数の神社仏閣にまわって自分の意図を増幅させると良い』
というのは、
たとえば京都の東西南北で、有名な神社仏閣にいって同じことを意図するということですか?」
「まあそうだな。欲をいえば、行く前に意図を整理し、不要なものは手放してからやったほうがいい。
もしくは、最初に安井金毘羅で自分に不要な諸々を手放してから、四方をめぐるか」
「細かい部分はひとによりますもんね。
まあ、北だと上賀茂神社かな?
東だと清水寺とか八坂神社。
南だと伏見稲荷とか東寺。
西だと天龍寺かな」
「西だと、人によるが
車折神社
蚕ノ社
松尾大社
大将軍八神社
あと出世稲荷の旧跡でもよいぞ」
「えーっっと、平安京の中心だった『朱雀大路』を考慮した方がいい人もいるようですね」
「そうだな。そこは人による。
朱雀大路は、今の千本通で、出世稲荷の旧跡がある道でもあるからな。
聚楽第ともつながりがある。
出世稲荷の旧跡と大将軍八神社はそこまで離れていないしな」
「京都御所は、いったほうがいいんですか?」
「必須ではないが、いったほうがいいと思うものはいけばいい」
「あと、聚楽第をぶらぶら歩くのは?」
「秀吉の運気エネルギーにあやかる、と意図しながら歩くのはいいぞ。
ブラタモリの聚楽第編でもみて予習しとけ」
「www」
「聚楽第、秀吉とつながりのある千利休、そこと縁がある晴明神社。
実はあのあたり繋がりがある。
そこが気になる人間はついでに行けばいい。
聚楽第を満たした運気エネルギーをより認知し、自分の人生に役立てるみたいと意図してな」
「なるほど」
「まあ、結局は人によるので、細かいことは自分の直感でアレンジしろ」
「まあ結局そうなりますよね」
「まあ、お前みたいに見えない世界をわかる人間はともかく、
わからない人間は、とりあえず少し強行スケジュールでも行動してみることだな。
遠すぎていけない人間は、インターネットやマップでもみて
オンライン旅行をして、非物質的につながり、力を得ると意図しておけ。
実際に行った方が納得度が高いのだが
オンラインだって7割は力をつかえるぞ。
あとは意図しだいだが」
「まあなんか情報量多いというか、いやに細々教えてくれますね」
「人の願いを聞き続けてきたからな、案外こういう機微は得意だぞ」
「みたいですね」