いつものお茶会。
「昨日、胸からなんか出したんですごいスッキリしてますけど。なんか釈然とはしてませんけど」
「そうはいってもね、昨日の解説通りだから致し方ないよ」
「わかってはいますけどね、ほんと人間の目線からしたらマジ意味不明」
「そこにエネルギーや意図を向けすぎないことをおすすめするよ」
「へぇへぇわかってますよー(棒)」
「ということで、存外に昨日の出来事はエポックメイキングだったんだけどね」
「まあなんかそういう感覚はありますね。地味に。
ハートがひらいて通りが良くなったし
その分、意図的に頭を使わずによくなった感覚はあります」
「いままで頭を使う癖があったから
頭が担っていたものを、75%か、もしくはそれ以上をハートに代わりに機能してもらう、と
強く意図していおいたほうがいい」
そう意図する。
「魔女の弟子にもなったしね」
エンゼルさんが、やっぱり魔女のとんがり帽子と、魔法をつかうときのスティックをもっている。
それでまたピッチャーから何かを豪快にダバーーーっと注いでいる。
ほんと豪快やな。
「あれは、荒野の魔女の知識とか技能を、エンゼルさんに追加されたという認識でOK?」
「そうだね。
荒野の魔女に直接会いにいかなくても、その知識の源泉からひっぱってこれる。
魔女のかわりに、君に魔女の知識やノウハウをつかってアドバイスできる。
そういうことだよ」
「まあハロウィンにぴったりな格好」
「いま搭載された機能なので、よけいアピールしているようだよ」
「なるほど」
「なじんだら、普通の姿になる」
「他の存在の、知識とかそういうものを搭載するとはね」
「君の場合は、そういう必要があったからというのもあるね。
あとは魔女のきまぐれというか出来心というか遊び心かな?」